SACD 輸入盤

交響曲第1番『巨人』(花の章付き) ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
82876871562
組み枚数
:
1
レーベル
:
RCA
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ジンマン / マーラー『巨人』「花の章」付(SACD)

ジンマン&トーンハレによるマーラー:交響曲全集、第1弾!!

1995年、デイヴィッド・ジンマンが首席指揮者に就任以来、この10年間チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(TOZ)の躍進ぶりは止まるところがありません。ヨーロッパの名門らしい芳醇で深い音色をたたえつつ、響きの透明感を獲得するだけでなく、作品の時代によって、使用楽器を選び、編成・オーケストラ配置などを自在に変えることで、各時代の音楽を鮮やかに現在に蘇らせるその独特の手法は、「21世紀のオーケストラのあり方の理想的な姿の一つ」として世界的に大きな評価を得ています。全世界で空前のベストセラーとなったベートーヴェンの交響曲全集や管弦楽&協奏曲や、R.シュトラウスの管弦楽曲集という充実した成果を経て、ジンマン&TOZが世に問うのは、オーケストレーションの粋を極めたマーラーの交響曲全曲録音。その第1弾、交響曲第1番『巨人』が登場します。

【巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現】
2006年6月の来日公演における『巨人』の実演でも証明された通り、巨大な3管編成を基本としたマーラーのオーケストレーションを精緻に再現し、爛熟した後期ロマン派・世紀末の申し子マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、ジンマン&TOZのマーラー解釈は、感情の波に呑まれこみがちなバーンスタインやテンシュテット、あるいは細部拡大的なインバル、シノーポリなど、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえるでしょう。第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを舞台上の左右に振り分けるほか(舞台左から第1 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、例えば第1番では第4楽章に登場する2組目のティンパニを1組目と対照させてそれぞれを舞台の後方両端に配置しステレオ効果を出し、コーダのホルンは楽譜の指定通り起立させ、第2番では、第5楽章の金管別働隊(バンダ)を別に配置するのみならず、第4楽章「原光」でもやはり楽譜通り、金管・木管をオーケストラの反対側に置いて空間性を強調、また、ハープも左右の舞台端に分けて配置して立体感を出すという具合。第3番に至っては、第5楽章の鐘を特注してしまうほどの入れこみよう。とにかくこだわりが半端ではありません。

【マーラー演奏の伝統の上に築き上げられた成果】
ジンマンはオランダ室内管やロッテルダム・フィルの指揮者をつとめていたため20年間にわたってオランダに在住し、生前のマーラーが指揮した名門コンセルトヘボウ管にも頻繁に客演、ハイティンクらによるマーラー・チクルスのリハーサルや演奏会に必ず立ち合い、同管のアーカイヴに保管されているスコアにあるマーラーの書きこみや修正をじっくりと研究してきた。これまでポストを歴任したロッテルダム・フィル、ボルティモア響とはマーラー全曲演奏会を敢行、TOZでは首席指揮者就任演奏会で第3番を演奏して以来、これまでに第2番、第7番を除く7曲のマーラー交響曲を取り上げているジンマンにとって、まさに機は熟したといえるでしょう。TOZも、第2次大戦後に首席指揮者となったフォルクマール・アンドレーエがマーラー演奏に積極的に取り組み、セル、クレンペラー、ショルティなど名だたる名指揮者のもとでマーラーの交響曲の演奏を積み重ねてきています。いわばジンマンとTOZ双方のマーラー演奏に関する年輪の深まりがちょうど一致した時期にこのチクルスが開始されたことになる、といえるでしょう。

【大河小説の一つの章にもなぞらえられるマーラーの交響曲】
「マーラーの交響曲はそれぞれが大河小説の一つの章のようなもの」と語るジンマンだけに、演奏・録音順も番号順に行われます。2005/06年シーズンには第1番『巨人』、第2番『復活』、第3番(以上3曲録音済み)、2006/07年シーズンには第4番(2006年10月)、第5番(2007年4月)、第6番『悲劇的』(2007年5月)が予定されています。ジンマンが休暇を取る2007/08年のシーズンのあと、2008/09年シーズンで第7番『夜の歌』、第8番『千人の交響曲』、2009/10年シーズンで第9番、第10番(クック版の予定)、『大地の歌』が演奏・録音されて、ジンマンにとって75歳の時に完結することになっています(ちなみにこの年まで首席指揮者としての契約を延長しています)。少年時代、ワルター&ウィーン・フィルによる交響曲第5番の「アダージェット」SP盤でマーラーに目覚め、ミトロプーロス&ニューヨーク・フィルの第6番、ホーレンシュタイン&ロンドン響の第3番、クレンペラー&フィルハーモニアの第2番をナマで体験し、自らも繰り返し指揮して「最近ようやくマーラーの音楽を理解できるようになった」と語るジンマン畢生の演奏といえる充実した出来栄えが大いに期待されます。

【空間性を生かした見事な録音】
今回のマーラー・シリーズも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名門オーケストラのサウンドを見事に再現。「ホール、オーケストラ、スタッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のファンタジーが飛翔するのです」と自信を持って語るジンマン。このマーラー交響曲全集は、ハイブリッドSACD仕様による発売となり、この見事な録音を高音質だけでなく、サラウンドにて再生していただき、こだわりの楽器配置による音楽空間をお楽しみいただけます。
 なお、この盤では「花の章」は、トラック5に収録されております。

・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』(「花の章」付)
 使用楽譜:マーラー協会版決定稿
 1 I. Langsam. Schleppend. Wie ein Naturlaut.・ Immer sehr gemächlich. 15:32
 2 II. Kräftig bewegt, doch nicht zu schnell.・ Trio. Recht gemächlich.  07:40
 3 III. Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen. 10:55
 4 IV. Stürmisch bewegt. 20:55
 5 Blumine (Andante allegretto) 06:41
 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 SACD Hybrid
 Stereo/Multichannel

収録曲   

  • 01. Zinman, David - Symphony No. 1 In D Major Titan
  • 02. I. Langsam. Schleppend. Wie Ein Naturlaut. - Immer
  • 03. Ii. Kraeftig Bewegt, Doch Nicht Zu Schnell. - Trio
  • 04. Iii. Feierlich Und Gemessen, Ohne Zu Schleppen.
  • 05. Iv. Stuermisch Bewegt.
  • 06. Zinman, David - Blumine (andante Allegretto)

総合評価

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この録音で初めて花の章を聞いてみたが意外...

投稿日:2013/01/28 (月)

この録音で初めて花の章を聞いてみたが意外とあっさりしているなぁと思ったりもしたが、ボリュームを大きくしてみるとその繊細な表現がよくわかる。 全体像はどうかというとこれは意外な名演なのだ。ジンマンらしく見通しの良い明快な演奏であるが、まとまりがよいのだ。その中にあってティンパニが重要な効果を持っていることが手に取るようにわかるのは発見であった。とはいってもしつこさのない演奏で小気味よく聞ける。これをライブで聞いたら壮快感が残るだろうなぁ。録音は立体感があってかなり優秀だ。ヴァイオリン両翼配置の効果が大いに楽しめるぞ。その一方で花の章は本当に必要なのかなぁという疑問もわいたりして…

トスカの微笑 さん | 北海道 | 不明

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終楽章は、意外にあっさり?という印象も一...

投稿日:2008/11/03 (月)

終楽章は、意外にあっさり?という印象も一瞬持ちましたが、歌心もちゃんとあって、最後まで理性を失わない、端正で見事な演奏と思います。録音は細部まで良く聞こえるのに、深い残響を伴って、立体感があります。通常CD音質で再生しても十分過ぎるほどのDレンジです。終楽章で、2台のティンパニのロールがうねるように右へ左へ移動するのが面白い。マーラーが2台のティンパニを動員したのは、単に音量だけではなく、こんな効果もねらっていたのだとよくわかります。おまけ?の花の章も美しい。愛聴盤になりそうです。

m326 さん | 新潟 | 不明

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@インバルとブーレースとジンマンの手法を「機械的」の...

投稿日:2008/08/22 (金)

@インバルとブーレースとジンマンの手法を「機械的」の一言で括って「典型」とは余りにお手軽過ぎやしないか。Aワルターが生きていたらこの演奏にどのような評価をするだろうか→彼なら黙って優しく微笑むだけだろう。Bゆーさん様、私は貴方を含め色々な方の意見をレビューで拝見するのは楽しみだ。だが販売者サイト内の消費者レビューとしては長文に過ぎる。他にも貴方のかなりの長文レビューを拝見するが、幸いHMVのサイトには「私のオススメ」というコーナーが存在する。商品評価よりも御自身の嗜好意見開陳に重きを置きたければ投稿はこちらを利用されてはいかがか。

Blue さん | 神奈川県相模原市 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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