CD 輸入盤

交響曲第1番『巨人』、リュッケルト歌曲集 エッシェンバッハ&ベルリン・ドイツ交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C5026
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー:交響曲第1番、リュッケルト歌曲集
エッシェンバッハ&ベルリン・ドイツ交響楽団

フィラデルフィア管音楽監督を退任し、ワシントンのナショナル交響楽団の音楽監督就任が決定したエッシェンバッハが、ドイツのカプリッチョ・レーベルからベルリン・ドイツ響を指揮した注目の新譜をリリースします。

【エッシェンバッハの『巨人』】
かつてコンサート好きの間では、「エッシェンバッハの『巨人』は凄い」とよく語られており、来日公演での、聴衆を大興奮させた情熱的な演奏を、盛大なベルアップ場面と共に記憶されている方も多いことと思います。
 CDでも手兵のヒューストン交響楽団との1997年ムジークフェライン・ライヴが演奏・録音共に素晴らしいものでしたが、残念ながら早い段階で入手できなくなっていたので、今回のベルリン・ドイツ響との再録音はファンには大いに歓迎されるところです。

【ベルリン・ドイツ響との快演】
今回の演奏は、エッシェンバッハの快調ぶりを伝える実に見事なもので、ヒューストン盤に較べてスケール感はさらにアップし、抒情的な部分での陰影の濃さやシニカルな部分での表情の面白さなども申し分ありません。音が良く、演奏のメリハリとうねりの使い分けが素晴らしいため、第2楽章スケルツォも無類に面白い聴きものとなっており、さらにトリオでの立体的な美しさも感嘆するほかない仕上がりです。第3楽章中央のエピソード・ブロックがこれほど美しい演奏というのも稀で、絶妙な揺らしと細部の強調で深々としたパロディ精神を滲ませる主部とのコントラストも効果的です。
 エッシェンバッハの『巨人』の持ち味である強烈なパワーの爆発ぶりも相変わらず凄いもので、終楽章では嵐のような迫力と濃厚な情念描写によってとてつもないヒロイズムをぶちあげるかのようです。コーダのドラマティックな高揚も真に圧倒的。全編、雄弁術の極致ともいうべき凄腕の統率が細部にいたるまで徹底した見事な演奏です。

【Capriccioの先鋭な録音】
Capriccioレーベルのセッションでのオーケストラ・サウンドの特徴は、いかにもドイツ的な固めのシャープなものですが、今回のオーケストラ録音でも高解像で情報量の多いサウンドを聴かせてくれます。第2ヴァイオリン右側&コントラバス左側という正統的な楽器配置を立体的に精緻に再現する一方、バスドラムなどの低音はドスの効いた音で再現、エッシェンバッハならではの濃厚かつ繊細な表情と劇的な迫力を十分に伝え、大音量で聴くマーラーの喜びを満喫させてくれます。

【『リュッケルト歌曲集』とのカップリング】
組み合わせはクリスティーネ・シェーファーを起用した『リュッケルト歌曲集』。通常、交響曲第1番と組み合わされる歌曲集は、素材が共通する『さすらう若者の歌』の場合が多いのですが、ここではマーラー歌曲の中で最も濃密な味わいを持ち、オーケストレーションが濃いことでも知られる『リュッケルト歌曲集』が選ばれています。エッシェンバッハならではのチョイスといったところでしょうか。

【クリスティーネ・シェーファーの名唱】
シェーファーとエッシェンバッハといえば、パリ管を指揮したツェムリンスキーの『抒情交響曲』での共演が思い起こされます。そこでのエッシェンバッハのアプローチは、多分にマーラー的な要素を感じさせるもので、明晰なサウンドによってツェムリンスキーのテクスチュアを克明に示しており、シェーファーの歌唱も同じくシェイプされたものだったのが印象的。
 今回の『リュッケルト歌曲集』でも、オペラティックな誇張や自身の声に陶酔するような崩しはまったくおこなわず、淡々と真摯に詩の意味を音化したかのような雰囲気が作品本来の魅力を十分に引き出しています。

【収録情報】
グスタフ・マーラー [1860-1911]
交響曲第1番 ニ長調 [56:35]
 第1楽章 Langsam, Schleppend, wie ein Naturlaut [16:31]
 第2楽章 Kräftig bewegt, doch nicht zu schnell [07:59]
 第3楽章 Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen [11:07]
 第4楽章 Stürmisch bewegt [20:58]

『フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲』[22:10]
 「私の歌をのぞき見しないで」[01:31]
 「美しさをあなたが愛するならば」[03:21]
 「真夜中に」[06:42]
 「私は快い香りを吸い込んだ」[02:43]
 「私はこの世に見捨てられ」[07:53]

 クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)

 録音時期:2008年11月22-26日
 録音場所:ハウス・デス・ルントフンクス、グロサー・ザール
 録音方式:デジタル(セッション)
 プロデューサー:ヴォルフラム・ネールス
 エンジニア:アンリ・タオン

収録曲   

  • 01. マーラー交響曲第1番 ニ長調 [56:35] 第1楽章 [16:31]
  • 02. 第2楽章 [07:59]
  • 03. 第3楽章 [11:07]
  • 04. 第4楽章 [20:58]
  • 05. 『フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲』[22:10] 「私の歌をのぞき見しないで」[01:31]
  • 06. 「美しさをあなたが愛するならば」[03:21]
  • 07. 「真夜中に」[06:42]
  • 08. 「私は快い香りを吸い込んだ」[02:43]
  • 09. 「私はこの世に見捨てられ」[07:53]

総合評価

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4.5

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みなさまの高い評価が続いております。ただ...

投稿日:2012/10/08 (月)

みなさまの高い評価が続いております。ただ、私は繰り返し聴いてみてもよい印象が得られませんでした。若さ・激情・陶酔といった、若書きとしてのこの曲にまつわる要素はきれいさっぱりなく、しかし一方、重量感たっぷりの大交響曲として構築したわけでもなし。湖(海ではない)の上をすい〜っと動いてゆく中型船(?)というイメージで、指揮者の想念が大きくも小さくもなく、そしてその船でこれからどこまで行こうとするのかの「夢」の拡がりもなく、はっきり言えば煮え切らない中途半端ということになるのかなあ。たとえばパリ管との「ロマンティック」もそうでしたが、従来の演奏にない不思議なアプローチでしたけど、何とも名状しがたい不思議演奏で、これも基本それと同様だと思います。交響曲についてはそんな感じで、特段いいとこなし。オケはしっかりしていて録音は優秀。惜しいなあ。歌曲は秀逸。人工的に磨き上げたタッチがここでは精妙な美しさを際立たせております。シェーファーも「歌い過ぎない」のがいいですな。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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エッシェンバッハの力量をいやというほど感...

投稿日:2012/02/06 (月)

エッシェンバッハの力量をいやというほど感じられる圧倒的名演。マーラー1番に求めるものはリスナーによって十人十色。私にとってこれは理想的名演で、iPodに入れて聴いています。そのスケール感といい、細部に徹底的に拘った解釈といい、もうこれ以上の1番はないんじゃないか、というくらい気に入っています。勿論、賛否両論が出るタイプの演奏ですね。併録のリュッケルト歌曲集も「真夜中に」の深遠さ、「私はこの世に・・・」の厭世感、寂寥感は他では聴けないものです。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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エッシェンバッハのスコアの読みの深さが伺...

投稿日:2011/07/03 (日)

エッシェンバッハのスコアの読みの深さが伺える名演。凄まじい熱気に打ちのめされるヒューストン響とのライヴに一歩譲るところがあるものの、それでも素晴らしい演奏であり、渇きを癒すには十分だろう

ふらんこ さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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