CD 輸入盤

交響曲全集 バーンスタイン&ニューヨーク・フィル、ロンドン響、他

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SX12K89499
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

『BERNSTEIN CENTURY』シリーズとして単売されているマーラー12CDを納めたBOXセット。内訳は、1960年から67年にかけて収録された交響曲第1番から第9番、1975年の第10番『アダージョ』に、ジェニー・トゥーレル独唱の『亡き子を偲ぶ歌』と『4つの歌曲』、ジャネット・ベイカー独唱の『亡き子を偲ぶ歌』、さらに、リンカーン・センターこけら落としで演奏された交響曲第8番の第1部、暗殺されたロバート・ケネディ上院議員の告別式で演奏された第5番のアダージェットという、2つの貴重なライヴも収録されています。
バーンスタインがCBS時代にセッション・レコーディングした世界初のマーラー交響曲全集が、新リマスターによる12枚組のボックス・セットとして登場。
 演奏は、全体に壮年期バーンスタインならではのエキサイティングなもので、その熱っぽくストレートな訴えかけには、濃厚な感情移入をみせる晩年の再録音とはまた違った魅力があふれています。
 第1番『巨人』は、作品の若々しさにぴったりの切れ味鋭いアプローチで、楽員のノリの良さもよく生かされ、揺れ動く心理表現が新鮮に表わされた見事な演奏。
 第2番『復活』はさらに見事。抑えがたいエネルギーが奔流と化したかのような過激なアプローチがいまだに人気が高く、第1楽章展開部の大詰めなど、戦闘シーンさながらの大迫力はまさに圧倒的。終楽章コーダの高揚感もほとんど絶叫といったテンションで描き抜かれ、バーンスタインの熱い思いがダイレクトに伝わってきます。
 演奏時間100分を超える第3番も聴きものです。若き日のバーンスタインのアプローチはきわめて熱く雄弁で、どの楽章も実に表情豊かに仕上げられているのが特徴。大暴れしまくる第1楽章と、後半のすごい高揚が感動的な終楽章は特に秀逸。
 第4番は全集録音の第1弾となったもので、バーンスタインは当時41歳。すでに華々しいキャリアがあったとはいえ、その演奏はまだみずみずしく、迷いなく思い切りの良いストレートな表現、躍動感に満ちた敏捷な演奏は、作品との相性も抜群です。
 第6番も名演。後年の録音に較べるとテンポは速めであり、ニューヨーク・フィルの刺激的なサウンドもあって、第4楽章など大迫力。加えて、ここではマーラー自身がカットした“三度目のハンマー打撃”を復活させているので、その終息はますます悲劇的なものとなっています。
 第7番も素晴らしい仕上がりです。細部の表情付けがスコアで過剰なまでに求められているこの作品はもともとバーンスタイン向きとはいえ、ここでの俊敏さも伴った自在に変転する表情の妙味はやはりこの頃のバーンスタインならでは。
 1975年収録の第10番は2度目の録音。前年のウィーン・フィル盤に較べて30秒ほど遅いだけですが、気持ちのこもった熱い演奏は大きく印象が異なります。
 その他、情熱的でホットな第5番など、どれも聴きごたえある演奏となっています。

【収録情報】
CD 1:
・交響曲第1番ニ長調『巨人』
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1966年[ステレオ]

・交響曲第10番〜「アダージョ」
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1975年[ステレオ]

CD 2-3:
・交響曲第2番ハ短調『復活』
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1963年[ステレオ]

・交響曲第5番〜「アダージェット」
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1968年、聖パトリック教会[ロバート・ケネディ上院議員の告別式、ステレオ]

・交響曲第8番〜第1部
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1962年、フィルハーモニック・ホール[リンカーン・センター開場記念公演、ステレオ]

CD 4-5:
・交響曲第3番ニ短調
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1961年[ステレオ]

・リュッケルトの詩による4つの歌曲
 ジェニー・トゥーレル(M)
 ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 6:
・交響曲第4番
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1960年[ステレオ]

CD 7:
・交響曲第5番嬰ハ短調
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1963年[ステレオ]

CD 8:
・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1967年[ステレオ]

CD 9:
・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1965年[ステレオ]

CD 10-11:
・亡き子を偲ぶ歌
 ジャネット・ベイカー(M)
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1974年[ステレオ]

・交響曲第8番『千人の交響曲』
 ロンドン交響楽団
 録音:1966年[ステレオ]

CD 12:
・交響曲第9番ニ短調
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 録音:1965年[ステレオ]

総合評価

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バーンスタインが史上最大のマーラー指揮者...

投稿日:2011/07/01 (金)

バーンスタインが史上最大のマーラー指揮者であることは論を待たないところだ。バーンスタインは、DVD作品を含めて3度にわたってマーラーの交響曲全集を録音した唯一の指揮者でもあるが(最後の全集は残念ながら一部未完成)、そのいずれもが数多くのマーラーの交響曲全集が存在している現在においてもなお、その輝きを失っていないと言えるだろう。本盤におさめられたマーラーの交響曲全集は、バーンスタインによる最初のものに相当する。録音は1960〜1975年という15年の歳月にわたってはいるが、その殆どは1960年代に行われており、バーンスタインがいまだ50歳代の壮年期の演奏ということが可能であると言える。オーケストラは、当時音楽監督をつとめていたニューヨーク・フィルを軸として、第8番はロンドン交響楽団が起用されている。このようなオーケストラの起用の仕方は、1970年代によるDVDによる2度目の全集がウィーン・フィルの起用を軸としつつも第2番においてロンドン交響楽団、「大地の歌」においてイスラエル・フィルを起用したこと、3度目の全集においては、ウィーン・フィル、コンセルトへボウ・アムステルダム、そしてニューヨーク・フィルの3つのオーケストラを起用したこととも共通していると言える。バーンスタインのマーラー演奏は極めてドラマティックなものだ。変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、そして猛烈なアッチェレランドを駆使するなど、その劇的な表現は圧倒的な迫力を誇っており、聴いていて手に汗を握るような興奮を味あわせてくれると言えるだろう。こうしたバーンスタインのマーラー演奏のスタイルは最晩年になってもいささかも変わることがなかったが、晩年の3度目の全集では、より一層表現に濃厚さとスケールの大きさ、そして楽曲の心眼に鋭く切り込んでいくような奥行きの深さが加わり、他の指揮者による演奏を寄せ付けないような至高の高みに達した超名演に仕上がっていたと言える。本盤におさめられた演奏は、50代の壮年期のバーンスタインによるものであるだけに、3度目の全集のような至高の高みには達してはいないが、前述のようなドラマティックな表現は健在であり、とりわけトゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫や強靭な迫力においては、2度目や3度目の全集をも凌駕しているとさえ言えるだろう。ストレートで若干荒削りな演奏と言えなくもないが、スコアに記された音符の表層をなぞっただけの洗練された美を誇る演奏などに比べれば、よほど本演奏の方がマーラーの本質を捉えていると言えるとともに、我々聴き手に深い感動を与えてくれると言えるだろう。いずれにしても、本全集は、稀代のマーラー指揮者であったバーンスタインによる最初の全集として、今後ともその存在価値をいささかも失うことがない名全集と高く評価したい。録音は、従来盤が今一つ冴えない音質であったが、数年前にマルチチャンネル(3チャンネル)付きのSACD盤が発売され、信じ難いような鮮明な音質に生まれ変わったところである。当該SACD盤は分売でしか手に入らないが、バーンスタインによる至高の名全集でもあり、少々高額でもSACD盤の方の購入をおすすめしておきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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いつのまにか、所持しているマーラーの全集...

投稿日:2010/11/04 (木)

いつのまにか、所持しているマーラーの全集が16組になってしまった。自分ではマーラーの熱心な聞き手ではないと思っていたが、そうでもないらしい。バーンスタインのこの全集は偏見で避けていたが、今回面白く聞くことができた。もっと高い評価でも良いと思うので★五つ。

タンノイ愛好家 さん | 京都府 | 不明

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別の箇所で「レニーの感情過多なマーラーは...

投稿日:2010/01/27 (水)

別の箇所で「レニーの感情過多なマーラーは...」と書きましたが、4番は例外でした。こんな天国的な柔らかいマラ4が聴けたのは、全集を購入した価値がありました。

Human@TheEarth さん | 静岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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