CD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第4番、第9番、大地の歌、他 ワルター&VPO、他(4CD)

マーラー(1860-1911)

中古情報

新品ジャケット
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:
A
特記事項
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4枚組み
コメント
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日本語ライナー付/スリップケースすれ
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
8104001J
レーベル
Hong Kong
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

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超お買い得セット! 4枚組でナクソス2枚分の値段!
ワルター・ウィーンフィル絶頂期の記録!
マーラー交響曲名演集 山崎浩太郎氏書下ろし解説付

大指揮者ブルーノ・ワルターは、駆け出しの頃からマーラーと深い交友を結び、マーラーの死去まで続きます。自他共に認める「一番弟子」といった存在であり、「大地の歌」や「第9」の初演もワルター以外の指揮者に任せることは考えられませんでした。この大作二曲に関し、ワルターは初演の後も節目節目に取り上げ、感銘深い演奏を残しています。
戦前、「大地の歌」の交響曲としての名声を大いに高めた、ウィーンフィルとのSP録音(CD1)は、ロマンティックで情緒的なウィーン・スタイルの極致とも言える美演です。「第5」のアダ−ジェットでも、ウィーンフィルの黄金の弦が徹底的にポルタメントをかけて歌い尽くし、音楽で表現可能な退廃美と官能美の究極の姿が現れます。
 オーストリアという国が無くなる直前、ナチスドイツの脅威に怯える中で演奏された、「第9」のライヴ録音(CD2)は、緊迫した状況下、ワルターとウィーンフィルが、ウィーンの誇りをかけて超絶的な演奏を成し遂げた、まさに一期一会の凄絶な記録です。
 その後、ワルターはアメリカに亡命し、新大陸でもマーラー普及に努めますが、欧州の終戦直後にニューヨークフィルと録音した「第4」(CD4)は、ワルター初のアメリカでのマーラー正規録音であり、纏綿たる情緒と現代的でシャープな奏法が混在するユニークな演奏です。
 戦後のワルターは、アメリカに居を構えながらも、しばしばヨーロッパに招かれ、旧友ウィーンフィルを指揮するときには、戦前の黄金時代のウィンナ・サウンドでホールを満たし、聴衆にため息をつかせました。また、英国で邂逅した、不世出のコントラルト、キャスリーン・フェリアとの共演は大きな収穫であり、「亡き子をしのぶ歌」(CD4)は、フェリアの絶唱として不滅の価値を保ち続けています。 
 しかし、何といっても、フェリアとの共演の最大の成果は、1952年LP録音の「大地の歌」(CD3)であり、性格派テノール、パツァークのニヒルな名唱と当時のハイファイ録音で捉えられたウィーンフィルの生々しい音響(決して単なる美音に留まらず、深刻な場面での緊迫感や立体的な重厚さの点でも非の打ち所が無いものです)とも相まって、マーラーがこの不思議な曲に盛り込んだ、甘美な生への惜別や死を前にした苦悩を完璧に描き出しています。
 この4枚のCDは、歴史的録音復刻の第一人者ともいえるマーク・オバート=ソーンが、それぞれ最高の状態で保存されていた良質のSP、LPレコードから丹念に音を拾い、入念な整音作業を経て復刻したものです。ノイズも軽減され、とても聴きやすい音質になっています。
 日本語解説書は、演奏史譚家山崎浩太郎氏による書下ろしです。山崎氏ならではの、マーラーとワルターの「師弟」関係に対するユニークな洞察が述べられた、通常の解説書とは一味も二味も違う文章となっています。



ブルーノ・ワルター指揮マーラー名曲集(4枚組ボックスセット)

CD1(8.110850)
■交響曲第5番嬰ハ短調 〜アダジェット
 (1938年1月19日 ウィーン、楽友協会ホール)
■最後の7つの歌 〜 第5番 私はこの世に捨てられて
 (1936年5月24日 ウィーン、楽友協会ホール・ライヴ録音)
■大地の歌
 (1936年5月24日 ウィーン、楽友協会ホール・ライヴ録音)

CD2(8.110852)
■交響曲第9番ニ短調
 (1938年1月16日 ウィーン、楽友協会ホール)

CD3(8.110871)
■リュッケルトの詩による五つの歌曲 より「私はこの世に捨てられて」
■リュッケルトの詩による五つの歌曲 より「私は快い香りを吸いこんだ」
■リュッケルトの詩による五つの歌曲 より「真夜中に」
 (録音: 1952年5月20日 ウィーン、楽友協会大ホール)
■大地の歌
 (録音: 1952年5月15・16日 ウィーン、楽友協会大ホール)

CD4(8.110876)
■亡き子をしのぶ歌
 (録音: 1949年10月4日 ロンドン、キングスウェイ・ホール)
■交響曲 第4番 ト長調
 (録音: 1945年5月10日 ニューヨーク、カーネギー・ホール)  

デジ・ハルバン(S)
ケルスティン・トルボルイ(A)
チャールズ・クルマン(T)
キャスリーン・フェリア(A)
ユーリウス・パツァーク(T)
ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ブルーノ・ワルター(指揮)

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フェリアの大地の歌の素晴らしさは言うまでもな...

投稿日:2005/08/22 (月)

フェリアの大地の歌の素晴らしさは言うまでもないが、1938年の9番ライブ。時代背景もさることながら、この生ききる事への憧れと緊迫感はどうでしょう。まさにワルターでしか成し得ないマーラーです。録音状態はお世辞にも良いとは言えないが、あのバーンスタインをも超越した深い人生の音楽です。

やまちゃん さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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