SACD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第8番『千人の交響曲』、第10番〜アダージョ ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団(2SACD)

マーラー(1860-1911)

中古情報

新品ジャケット
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A
特記事項
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SACD(ハイブリッド),2枚組み,帯付
コメント
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スリップケースすれ有/ライヴ録音:2006年4月(第10番)、2008年11月(第8番)/録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
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HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
82193600212
レーベル
Sfs
USA
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

優秀録音で聴く『10番アダージョ』&『千人の交響曲』
ティルソン・トーマスのマーラー・サイクル最終章!


『千人の交響曲』冒頭、作品にふさわしい壮麗な開始は、ライヴ収録とはとても思えない素晴らしいサウンドに圧倒されます。ここで鳴っているデイヴィス・シンフォニー・ホールのオルガン(イタリアのフラテッリ・ルッファッティ製)は、147のストップと9,235本のパイプ数を誇る巨大なもので、底力のある美しい響きがとても印象的。
 オーケストラの配置は第2ヴァイオリン右側の両翼型で、巨大編成の作品を高い透明度を保ちながら立体感豊かに各パートを聴かせるサウンドに仕上がっています。
 そうした音の傾向は、2006年4月に収録された10番アダージョも同様ですが、声楽が無い分、より録音しやすかったのかクオリティはさらに上で、クライマックスでも陶然とするばかりの響きを聴かせていて実に魅力的です。
 ティルソン・トーマスはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任してすでに14年目ですが、団員との関係はきわめて良好なようで、随所に施された細かな表情付けも完全にモノにしているオーケストラの実力には驚くばかり。
 マーラー・サイクル最終章を飾るにふさわしい演奏・録音とも申し分ないアルバムの登場です。

【収録情報】
マーラー:
・交響曲第10番嬰ヘ短調〜アダージョ
 サンフランシスコ交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

 録音時期:2006年4月6-8日
 録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
 録音方式:DSD(ライヴ)

・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
 エリン・ウォール(ソプラノ:罪深き女)
 エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ:懺悔する女)
 ラウラ・クレイコム(ソプラノ:栄光の聖母)
 カタリーナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ:サマリアの女)
 イヴォンヌ・ナエフ(メゾ・ソプラノ:エジプトのマリア)
 アンソニー・ディーン・グリフィー(テノール:マリア崇拝の博士)
 クイン・ケルシー(バリトン:法悦の教父)
 ジェイムズ・モリス(バス・バリトン:瞑想する教父)
 サンフランシスコ交響合唱団
  ラグナ・ボーリン(合唱指揮)
 パシフィック少年合唱団
  ケヴィン・フォックス(合唱指揮)
 サンフランシスコ少女合唱団
  スーザン・マクメーン(合唱指揮)
 サンフランシスコ交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

 録音時期:2008年11月19-23日
 録音場所:サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール
 録音方式:DSD(ライヴ)

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Mahler: Symphony No. 10: Adagio [27:41]
  • 02. Symphony No. 8: Part I: Hymnus - Veni, creator spiritus [07:24]
  • 03. Accende lumen sensibus [04:29]
  • 04. Infunde amorem cordibus [08:56]
  • 05. Gloria Patri Domino [02:27]

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 8: Part II: Poco Adagio [11:13]
  • 02. Waldung, sie schwankt heran [04:57]
  • 03. Ewiger Wonnebrand [01:15]
  • 04. Wie Felsenabgrund mir zu Fusen [04:36]
  • 05. Gerettet ist das edle Glied [05:40]
  • 06. Hier ist die Aussicht frei [04:20]
  • 07. Dir, der Unberuhrbaren [04:57]
  • 08. Du schwebst zu Hohen [01:26]
  • 09. Bei dem Bronn, zu dem schon weiland [07:58]
  • 10. Komm, hebe dich zu hohern Spharen [01:17]
  • 11. Blicket auf [06:34]
  • 12. Alles Vergangliche [06:15]

総合評価

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最高評価が多い中、いささか気は引けますが...

投稿日:2010/08/05 (木)

最高評価が多い中、いささか気は引けますが、ま、個人的な意見として書かせていただきます。8番は、開放感とか、壮大さとは、はっきりと一線を画したアプローチ。煽って盛り上げるとか、豪快なクライマックスで圧倒するとか、従来この曲に多かったタイプに属することを拒否し、抒情的で穏やかな世界を描き上げている、という感じです。シャイーとかブーレーズとか、近頃はこういうタイプがむしろ出てきましたね。確かにこの曲は、全編が盛り上がっているわけではなく、むしろ室内楽的に静謐な場面が多く(とくに第2部)、それ故にこうしたアプローチもまた有効であるとは思います。ただそれは一方でクライマックスをしっかりと決めての話。トーマスは線の細い、内向きの穏やかさの方に徹しているような印象で、私としては物足りない。声楽陣も必ずしも満足すべき出来栄えではないなあ。男声陣、ちょっと非力かな。10番はその精妙さがよい方向に働いた名演。美しい曲として再現されております。なお、トーマスの演奏と称する非正規盤の8番が出ておりまして、そちらはスピード感や勢いのある好演でした。あんまり演奏の日付も開いていないのだけれど、何か違うのかな?

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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間違いなく録音は最高。初めて「千人〜」の...

投稿日:2010/02/09 (火)

間違いなく録音は最高。初めて「千人〜」の全てが聴けたような感じ(SACDの2チャンネルです)。とにかく何から何まで聴き取れる、聴き取れる…。高音硬くなく、低音どっしり。微音・弱音から大音響まで、全てが美しく収録されている。もう驚きです。演奏も1級品。演奏が凡庸だったら、名録音も名録音に聴こえないんでしょうね。名録音に聴こえるということは、それだけ演奏が素晴らしいということ。私にとっては、録音も含めた総合点では、これがベスト1です。

masato さん | 新潟県 | 不明

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MTTがロンドン交響楽団以後のポストとして...

投稿日:2009/10/19 (月)

MTTがロンドン交響楽団以後のポストとして、格下と思えたSFSを選んだときは、意外に思ったものだが、このマーラーチクルスを聞いてきて、不明を恥じるとともに、MTTの本意がわかってきた。特にマルチチャンネルで聞くと、音場の見通しがよく、音楽のすみずみに配された仕掛けが手に取るようにわかる。それでいながら、自然な情感がそこかしこに滲み、この曲に期待される高揚感も期待以上。コンサート以外で、これだけすべての条件を満たしたマーラーの「第8」体験は初めて。 ところで、至る所で「MTT&SFSのマーラー最終章」と喧伝されているようだが、2010年には、真の完結編である歌曲集(リュッケルト、さすらう若者、角笛)が控えている。21世紀最初のディケード(「嘆きの歌」は20世紀だけど)を通してのMTTの仕事を最後まで聞き届けたい。

kuzu2001 さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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