SACD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第5番 ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

マーラー(1860-1911)

中古情報

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:
A
特記事項
:
なし
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基本情報

ジャンル
カタログNo
88697314502
レーベル
Rca
Europe
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

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マーラー:交響曲第5番
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

快調! ジンマン&チューリヒ・トーンハレ充実のマーラー・プロジェクト第5弾。
強固な造形と緻密なスコア・リーディングが生み出す、ジンマンの新たなマーラーの新境地

1995年、デイヴィッド・ジンマンが首席指揮者に就任以来、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(TOZ)の躍進ぶりは止まるところがありません。ヨーロッパの名門らしい芳醇で深い音色をたたえつつ、響きの透明感を獲得するだけでなく、作品の時代によって、使用楽器を選び、編成・オーケストラ配置などを自在に変えることで、各時代の音楽を鮮やかに現在に蘇らせるその独特の手法は、「21世紀のオーケストラのあり方の理想的な姿の一つ」として世界的に大きな評価を得ています。全世界で空前のベストセラーとなったベートーヴェンの交響曲全集、R.シュトラウスの管弦楽曲全集という充実した成果の上に継続されているマーラーの交響曲全曲録音は、これまでに第1〜4番までが発売され、「驚くべき《精確さ》と《内的欲求》の合一。未聴の音世界が展開」(レコード芸術)、「曲そのものを味わうのにふさわしい名盤」(音楽現代)、「ジンマンのスコアへの透徹した視線を余すところなく再現」(ぶらあぼ)など、演奏・録音両面で高い評価を得ています。その第5弾として、待望の交響曲第5番が登場。

・巨大なマーラーのオーケストレーションの醍醐味を精緻に再現
「私にとってのマーラーは、分厚い壁のような感情の音楽ではなく、もっとバランスのとれた、また形式感もはっきりと聴き手に伝わるような音楽」と考え、「バーンスタイン等の解釈は主観的で、私のマーラー観とは異なるもの」と言い切るジンマンのマーラー解釈は、オーケストレーションの妙味を精緻に再現し、マーラーが極限まで拡大させた古典形式の作品構造を聴く者にはっきりと認識させるという点において、これまでのさまざまなマーラー演奏とは異なる次元に立つ、まさに21世紀のマーラー像といえるでしょう。
 第2ヴァイオリンに独自の役割を与えることの多かったマーラーのオーケストレーションを考慮して、ヴァイオリンを左右に振り分けるほか(左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、第2ヴァイオリン、コントラバスという配置)、金管セクション、木管セクション、打楽器セクションの各パートも克明に聴きとれるバランスの良さと音響的な見通しの良さはこのコンビならではといえ、優秀な録音技術がそうしたサウンド面の長所にいっそうの魅力を加えています。

・空間性を生かした見事な録音
録音面でも、ベートーヴェンの交響曲全集以来(より正確にはその直前の英デッカへのオネゲル・アルバム以来)、一貫して録音を担当するクリス・ヘイゼル=サイモン・イーデンの名コンビが音響効果抜群のトーンハレに鳴り響く名門オーケストラのサウンドを見事に再現。このジンマンのマーラー・チクルスの録音は、専門家の録音評だけでなく多くのユーザーからも「今までとは次元の違った高い録音」と高い評価を得ています。「ホール、オーケストラ、スタッフ、レコード会社とすべてに理想的な状況の中で、長年温めつづけた私のファンタジーが飛翔するのです」と自身を持ってジンマンが語る通り、演奏そして録音が一体となった名盤の登場です。(BMG)

・マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
(エルヴィン・ラッツ校訂/カール・ハインツ・フュースル改訂・全集版)
1.Trauermarsch. In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt (13:22)
2.Stürmisch bewegt. Mit größter Vehemenz (15:25)
3.Scherzo, Kräftig, nicht zu schnell (18:44)
4.Adagietto. Sehr langsam (10:45)
5.Rondo - Finale. Allegro (15:22)
 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 録音:2007年4月17〜19日、チューリヒ、トーンハレ
 プロデューサー:クリス・ハーツェル
 エンジニア:サイモン・イードン

 SACD Hybrid
 CD 2.0ch/ SACD 2.0ch/ SACD 4.0 ch: DSD Recording

収録曲   

  • 01. Mahler: Symphony No. 5: Trauermarsch. In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt (13:22)
  • 02. Stürmisch bewegt. Mit größter Vehemenz (15:25)
  • 03. Scherzo, Kräftig, nicht zu schnell (18:44)
  • 04. Adagietto. Sehr langsam (10:45)
  • 05. Rondo - Finale. Allegro (15:22)

総合評価

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マーラーの交響曲というと、例えばバーンスタインやテン...

投稿日:2011/11/08 (火)

マーラーの交響曲というと、例えばバーンスタインやテンシュテットのように、とかく感情移入の濃厚な演奏が持て囃される傾向にある。第5番に関しても、殊にテンシュテットの1988年ライヴ盤など、まさに全身全霊の熱演であり、個人的にも極めて高く評価してきた。テンシュテット自身の闘病生活も相俟って、苦悩から歓喜への一大ドラマを形成し、特に終楽章の盛り上がりなど涙なしには聴けない仕上がりであった。だが、この曲の構成を改めて調べると、どうも“苦悩から歓喜へ”という路線とは掛け離れているように感じるのである。確かに、短調に始まり長調に終わるから、一見すると暗→明である。が、嬰ハ短調で始まるならば終楽章は変ニ長調になるところを、何故かニ長調という遠隔調へと飛んでいる。しかも間には長大なスケルツォが挿入されており、ベクトルを捩曲げてしまっている。終楽章など、《子供の不思議な角笛》の《高遠なる知性のお褒めの言葉》(カッコウとナイチンゲールが歌比べをするが、愚かなロバはカッコウの下手な歌に軍配を挙げるという筋書きの曲)の引用と、深遠なるアダージェットのパロディによって成り立っているのである。これらから、実は徹頭徹尾アイロニカルな曲であることがお分かり頂けるだろう。そう、魂を揺さ振られるような感動など、始めから求めてはいけなかったのだ。今まで正当な解釈と目されていたバーンスタイン路線が、如何に作品の本意と掛け離れてしまっているか理解されよう。ジンマンはバーンスタインの解釈を「主観的であり、私の解釈と根本的に異なる」と述べている。私情を排した解釈に賛否両論あるだろうし、現に自分自身も当初は理解できずにいた。しかし本当は、下手にドラマを構築するより、客観的に作品構造を分析した上で、各パートを過不足なく鳴らすほうが、遥かに面白いのだ。すっきり見通しが良くなったお陰で、モチーフの提示や展開の妙や管弦楽法の巧さが手に取るように分かる。こんなマーラーが、かつてあっただろうか?

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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本来、個人的な嗜好としてバーンスタインな...

投稿日:2011/08/30 (火)

本来、個人的な嗜好としてバーンスタインなどのアクの強い演奏が好きなので、あまり期待しないで聞いたものの2番同様、いい意味で期待を裏切る良い演奏(録音も!)。 同時にMTT&SFSOも聞いて、こちらに軍配。 ジンマンもやはり客観的な演奏(実演でも)ながらコクがあり、一音一音にエネルギーがあるように感じる。アダージェットはサラっとしすぎた感はあるものの1、5楽章は充実感高い。2回、3回と思わず聞いてしまうSACD。

まめ さん | 東京都 | 不明

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この第五シンフォニーはどうなんだろうか。...

投稿日:2011/05/24 (火)

この第五シンフォニーはどうなんだろうか。所謂第四ヴェニス楽章は何処のオケあるいは誰の指揮であろうとも同じように聴けるけれども…最終楽章の盛り上がり、特に弦バスの厚み等はこのタッグチームでは薄いように思う、この曲独特の爽快感を持ったラストでもないし、ドイツ文化圏のオケだけに残念。比べる意味はないだろうがコンセルトヘボウ・ヤンソンスの方に分があるのでは。むしろトーンハレ・ジンマンは第七シンフォニーの方が面白い気がする。

翔鶴 さん | 山口県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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