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【中古:盤質A】 交響曲第3番 シノーポリ&シュトゥットガルト放送響、W.マイヤー(1996ライヴ)(2CD)

マーラー(1860-1911)

中古情報

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A
特記事項
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基本情報

ジャンル
カタログNo
SSS0108
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

シノーポリ・シリーズ第1弾!
マーラー交響曲第3番
シュトゥットガルト放送響とのライヴ録音!


実演ではゆったりと美しいマーラーを聴かせることも多かったシノーポリ。今回登場するシュトゥットガルト放送響とのマーラー3番も、両端楽章に大いに気持ちが込められた注目の演奏内容となっております。

【シノーポリのマーラー】
シノーポリのマーラーといえば、ドイツグラモフォンによって制作された交響曲全集が有名です。そこでは楽曲解釈や楽器の配置に、「残すべきもの」としてシノーポリが刻印したマーラー作品の克明で精緻な姿が立体的かつ情報量豊かに表わされていましたが、ライヴ盤や来日公演などで聴けた実演でのシノーポリはもっと自由で、特に深い情感表出を伴う部分へのこだわりぶりにはかなりのものがありました。
 たとえばCDで聴ける第9番や第4番もスタジオ盤に比して抒情的な美しさへの傾倒が際立ったものでしたし、フィルハーモニア管との来日公演でも、猛々しいティンパニを軸とした猛烈なトゥッティから情念濃厚な弦楽に至る振幅の広い演奏にそうした要素が反映されていたものです。

【深く美しい第3番】
今回の第3番は、両端楽章の抒情的な部分での入れ込んだ表現が特徴的ですが、それとは逆に第3楽章スケルツァンドではスタジオ盤より1分半ほど速い演奏となっており、親しみやすい仕上がりになっているのが印象的。
 一方、シノーポリの3番の際立った部分でもあるニーチェの言葉への音楽、第4楽章についてはスタジオ盤と同じ解釈でタイムもほぼ同じ。警句のようにまたたく木管セクションを交えながらヴァルトラウト・マイヤーが抑えた表情で深く美しい歌唱を聴かせます。中間部でのヴァイオリン・セクションも見事。

【ライヴとしては高水準な録音状態】
当時のSDR(南ドイツ放送)による録音技術も水準が高く、機材が整っていたのか、同じころの旧東独地区でのライヴ録音とはクオリティに大きな差があります。補助マイクも適切に配されており、ヴァイオリンや管楽器などソロの表情も明確で、解像度の高さがシノーポリの解釈の雄弁さをさらに引き立てています。次回作は第6番『悲劇的』、第10番アダージョが予定されているということです。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第3番ニ短調
 第1楽章 [35:49]
 第2楽章 [10:18]
 第3楽章 [16:43]
 第4楽章 [11:15]
 第5楽章 [04:19]
 第6楽章 [25:08]

 ヴァルトラウト・マイヤー(アルト)
 シュトゥットガルト賛美歌児童合唱団
 シュトゥットガルト放送女声合唱団
 ケルン放送女声合唱団
 シュトゥットガルト放送交響楽団
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)

 録音時期:1996年7月2〜5日
 録音場所:シュトゥットガルト、リーダーハレ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 シュトゥットガルト放送提供音源

総合評価

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シノーポリのライヴ、録音は大変に良好です...

投稿日:2012/01/30 (月)

シノーポリのライヴ、録音は大変に良好です。この演奏、さまざまな想いを抱きながら聴きました。あるいはほかのレビューの方も薄々感じておられるのかなと思いますが、DGの全集とは演奏のコンセプトが違うのではないでしょうか。全集は、一つには「医師の肩書を持つ指揮者による話題性」と、もう一つは「情に溺れず、音響に堕せず、という新スタイルの模索」とでもまとめましょうか、シノーポリという音楽家の想念よりも、レコード会社のマーケティングの意図が先に立ったものであったかと思います。それはあたかも「リング」におけるカルショウとショルティの関係のように、強力なプロデューサー(だれなのかは調べてませんが)のもとに成立した企画であったのでは。先にリリースされたDSKとの9番や、今回の3番を聴くにつけ、シノーポリが実際に目指したマーラーは、情念が渦巻く方向に近い、結構粘着型であると判断します。それ故、全集での3番よりも、今回の演奏の方がはるかに訴えかける力のある立派な出来栄えではないでしょうか。少なくとも私はそのように受け止めました。イメージ先行の中で彼は大いに苦しんだのでは?そんな気さえしてきます。ライヴ故に若干ですが統御の緩みがあって、最高とはなりませんが、このディスクは大変結構であると信ずるものであります。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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シノーポリ最大の遺産にまた新たな1枚が加...

投稿日:2012/01/28 (土)

シノーポリ最大の遺産にまた新たな1枚が加わりました。こうして放送局の蔵出しライブが次々と出てくることを期待します。ライブの人、シノーポリという印象を確固たるものにしてくれます。このMy favorite symphonyにはこれまでも数多くの名演が存在しますが、当盤はその中でも上位にランクされました。ライブのせいかスタジオ盤よりもテンポはよく動きます。シノーポリの資質から言って第1楽章が名演奏になるのは当然。第2、第3楽章の旧盤では見られなかった豊かな表情付けが印象的でした。マイヤーの圧倒的歌唱。最も旧盤と異なるのは、私の大好きな終楽章。どこか淡白で覚めた感じのした旧盤に比べ、何という調べ。理想的だ。さて私の告別式のBGM演奏は誰になることやら。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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これは買って良かったと素直に思えます。冷...

投稿日:2011/01/08 (土)

これは買って良かったと素直に思えます。冷静な分析力が注目されるシノーポリですが、ライブならではの緊張感の中に温かさに満ちたシノーポリの人間性まで見えるような気がする名演です。最終楽章は自然と涙が浮かんできました。

ペーター さん | 兵庫県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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