Blu-ray Disc 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第10番〜アダージョ、『子供の不思議な角笛』 ブーレーズ&クリーヴランド管弦楽団、コジェナー、ゲルハーヘル

マーラー(1860-1911)

中古情報

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A
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なし
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基本情報

ジャンル
カタログNo
ACC10231BD
レーベル
Europe
フォーマット
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


マーラー・イヤーの注目映像
『子供の不思議な角笛』&交響曲第10番アダージョ
ブーレーズ&クリーヴランド管弦楽団
コジェナー、ゲルハーヘル

昨年ドイツ・グラモフォンからリリースされて話題を呼んだブーレーズのマーラー演奏が、今度は映像作品としてリリースされます。交響曲への素材引用も多く重要な歌曲集である『子供の不思議な角笛』と、最後の作品である交響曲第10番のアダージョを収録したこの演奏会の模様は、音だけでも素晴らしい仕上がりを堪能できるみごとなものでしたが、今回は、会場のセヴェランス・ホールの美しい内観や、歌手たちの豊かな表情、ブーレーズの無駄なくシャープな指揮ぶりなどを実際に眼で確認できるのが大きなポイントとなっています。
 なお、ボーナスとしてブーレーズのインタビュー映像も収められています。

【交響曲第10番】
マーラーが交響曲第10番に本格的に着手したのは1910年夏のことで、その年のうちに作品の骨格にあたる全5楽章の略式総譜を書き上げ、第1楽章全体と第2楽章、および第3楽章の一部はスケッチの形でオーケストレーションも施されました。この年の7月から9月にかけてのマーラーの身辺は波乱に満ちたもので、第10番の作曲に取り掛かった直後の7月に愛妻アルマの不倫が発覚し結婚生活最大の危機を迎え、マーラーは精神的に不安定な状態に陥り、そのため8月末には精神分析の創始者として有名なフロイトを訪ねて診察を受けています。
 また9月にはミュンヘンで交響曲第8番『千人の交響曲』(この作品はアルマに捧げられています)の初演を指揮し、作曲家マーラーとして空前絶後の大成功を収めますが、これが最後の自作の初演となりました。
 こうした時期に作曲が進められた第10番は、それまでの作品以上にマーラーの個人的な生活の影響が色濃く反映されているようで、特にアルマへの愛と苦悩が交錯した複雑な感情が大きな影を落としているのではないかと考えられています。
 1911年5月18日にマーラーはこの世を去り、第10番は未完成のまま残されました。その後多くの作曲家や研究者たちの手によって紆余曲折を経ながら、この作品の補筆完成の試みが続けられ現在に至っているわけですが、ブーレーズは一貫して、完成された第1楽章のみ演奏するという立場をとっています。

【二人の人気歌手】
マグダレーナ・コジェナーは、1973年チェコ生まれのメゾソプラノ歌手。古楽を中心に近代作品までとりあげる彼女は、実演ではマーラーの『リュッケルト歌曲集』や『角笛』に加え、交響曲第2番『復活』なども歌っていますが、録音はこれが初めて。メゾソプラノの落ち着いたトーンと、コジェナーならではの表現力豊かな歌唱が期待できます。
 深く柔らかい美声とコントロールの効いた緻密な歌唱に定評のあるバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘルは1969年ドイツの生まれ。歌曲の分野では偉大な成功を収めたゲルハーヘルには、すでにマーラーの録音が3種類あります。中でも注目されるのは、ケント・ナガノとの『大地の歌』で、意味深い歌唱が素晴らしい聴きものとなっていました。なお、彼は2009年に『角笛』の中の4曲をピアノ伴奏で録音していましたが、今回はそれらはすべてコジェナーが歌っているため、どれも初めての録音となります。

【角笛の世界】
マーラーの交響曲第2・3・4番は、歌曲集『子供の不思議な角笛』との素材の引用関係から「角笛交響曲」とグルーピングされることもあり、そのこともあってか、ふだん歌曲を聴かない交響曲ファンにも知名度が高いのがこの歌曲集『子供の不思議な角笛』です(ちなみに後に書かれた交響曲第5・6・7番は、『リュッケルト歌曲集』と旋律の引用関係があるため、「リュッケルト交響曲」とグルーピングされることもあります)。

【ドイツの民衆の思いを反映した詩】
曲名は、ドイツの詩人アルニムとブレンターノが編纂した民謡詩集『子供の不思議な角笛』に由来するもので、マーラーはこのドイツの民謡に使われた詩を集めた詩集を大変好んでいました。実際、1888年から1901年にかけての13年以上に渡ってはまり込んで作曲に取り組み、そのため、交響曲にも影響が現れているというものです。
 ゲーテもその素朴な美質を称えたという詩集『子供の不思議な角笛』は、ドイツの民衆が生活の中で培った死生観や自然への思いが反映されたもので、マーラーはそれらのテキストからイメージを大いに膨らませ、豊かな表情を湛えた音楽を書き上げたのです。
 それまでの歌曲の常識から大きく逸脱した多彩で雄弁なオーケストラの伴奏は、詩の示す嘆きや喜びといった情感を、ときに退廃的なまでの雰囲気の中に表すことによって、よりインパクトの大きなものにしています。

【歌曲収録曲について】
歌曲集『不思議な子供の角笛』は、通常、1899年に出版された12曲のことを指し、アルバムとして録音する場合には、これに詩集『子供の不思議な角笛』をテキストとする『若き日の歌』の中の9つの歌曲、および交響曲の3つの楽章という12曲の中から選ばれて組み合わされるケースもありますが、今回のアルバムでは、オリジナル通りの12曲を収録しています。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:歌曲集『子供の不思議な角笛』全曲
 「番兵の夜の歌」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

 「無駄な骨折り」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「不幸なときの慰め」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

 「この歌を作ったのは誰だろう?」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「この世の生活」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「死んだ鼓手」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

 「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

 「ラインの伝説」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「塔の中の囚人の歌」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

 「美しいトランペットが鳴り響くところ」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「高い知性への賛美」
  マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

 「少年鼓手」
  クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)

・マーラー:交響曲第10番〜第1楽章アダージョ

 クリーヴランド管弦楽団 
 ピエール・ブーレーズ(指揮)

・ボーナス映像
 インタビュー:ピエール・ブーレーズ

 監督:ウィリアム・コーセル
 製作:ヘルベルト・G・クロイバー

 収録時期:2010年2月11〜13日
 収録場所:セヴェランスホール、クリーヴランド(ライヴ)

【BD仕様】
収録時間:88分6秒
画面:Full HD
音声:DTS HD Master Audio,PCM ステレオ
字幕:英、仏(本編)、英、独、仏(ボーナス)
リージョン:0

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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