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【中古:盤質A】 マーラー:大地の歌、モーツァルト:交響曲第40番 ジュリーニ&VPO(1987)

マーラー(1860-1911)

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A
特記事項
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なし
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2枚組
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基本情報

ジャンル
カタログNo
ORFEOR654052
レーベル
Germany
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

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ジュリーニ&ウィーン・フィル、1987年ライヴ
大地の歌、モーツァルト40番

→ジュリーニ追悼ページ

2005年6月14日、巨匠ジュリーニ永眠。享年91歳。この訃報を受けて世界中が悲しみに打ちひしがれるなか、オルフェオから思いがけない知らせが飛び込んできました。

 スタジオ盤でも起用した、お気に入りの独唱陣をそのまま迎えたマーラーの「大地の歌」は、そのベルリン・フィル盤(84年/DG)から3年後のライヴ録音。ジュリーニ完熟期のスタイルの特徴でもある、途方もなく大きな構えによる音楽運びがよりいっそう深化を遂げており、まさに圧巻といえる仕上がりです。第6楽章「告別」など、ウィーン・フィルの多彩を極めた表現力もあって、時間の流れをほとんど忘れさせてしまうかのような魔法に彩られています。

 組み合わせは、同日の前半に演奏されたモーツァルトの交響曲第40番。ジュリーニによるモーツァルトの40番は、CDではベルリン・フィル(91年/SONY)、ニュー・フィルハーモ二ア(65年/DECCA)盤があり、映像作品では、ニュー・フィルハーモ二ア(64年/EMI)とのDVDがリリースされています。
 今回の演奏では遅めのテンポが設定され、耽美的なまでの美しさを追求してゆくという基本方針はベルリン・フィル盤と同じながら、ここではウィーン・フィルのみせるときに室内楽的なほどの繊細な表現が、ジュリーニの設えた大きな枠の中で見事に生かされているのがポイント。繰り返しを実施しているため、トータル・タイムは34分とかなりの長さになっていますが、美しい場面の連続なので、まさに「天国的な長さ」とでも称えたくなる佇まいが見事です。

 ジュリーニとウィーン・フィルの相性の良さは、ブルックナーの第7番、第8番、第9番や、ブラームスの交響曲全集、ドイツ・レクイエム、フランクのニ短調交響曲、リゴレットといった一連のセッション・レコーディングでもすでに実証済みで、ジュリーニ一流の完全主義を、ウィーン・フィルの多彩な音で埋め尽くした独特な手法が強烈な印象を与えたものでした。
 今回のアルバムは、ライヴということもあって、それらに較べると自然な風通しの良さが認められるのが特徴で、ジュリーニならではのカンタービレ表現がとても魅力的に響き渡っています。

 作品の内容、音質も含め、この稀有な巨匠の芸術を偲ぶにまたとないアルバムの登場と言えるでしょう。

@モーツァルト:交響曲第40番ト短調 [34:32]
 第1楽章:アレグロ・モルト 9'09
 第2楽章:アンダンテ 8'43
 第3楽章:メヌエット. アレグレット 5'04
 第4楽章:アレグロ・アッサイ 11'36

Aマーラー:交響曲「大地の歌」 [63:40]
 第1楽章:大地の哀愁を歌う酒の歌 8'34
 第2楽章:秋に寂しき者 9'24
 第3楽章:青春について 3'22
 第4楽章:美について 7'35
 第5楽章:春に酔える者 4'35
 第6楽章:告別 30'10

Aブリギッテ・ファスベンダー(A)
Aフランシスコ・アライサ(T)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

録音:1987年8月2日、ザルツブルク祝祭大劇場ライヴ(ステレオ)

収録曲   

  • 01. Molto Allegro
  • 02. Menuetto
  • 03. Andante
  • 04. Allegro Assai
  • 05. Der Abschied (Mez/Bar)
  • 06. Der Einsame Im Herbst (Mez/Bar)
  • 07. Von Der Schonheit (Mez/Bar)
  • 08. Von Der Jugend (Ten)
  • 09. Das Trinklied Vom Jammer Der Erde (Ten)
  • 10. Der Trunkene Im Fruhling (Ten)

総合評価

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4.0

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遅いからダメとか復刻が気に入らないからダメ...

投稿日:2009/03/03 (火)

遅いからダメとか復刻が気に入らないからダメだとか言われているが、だからといって最低評価にするのは短絡的だ。テンポが速い演奏なら他にいくらでもあるし、むしろこの遅さがこの演奏の特色といっても過言ではない。VPO特有の美しい弦の上に、木管が弧を描くように浮かび上がり、金管も威圧感なくまろやかに鳴らされる辺り、晩年のジュリーニならではの素晴らしさだ。ただ難を言えば、音質がやや立体感に欠ける恨みがある。その分減点だ。

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(「大地の歌」について) ベルリン・フィ...

投稿日:2006/09/22 (金)

(「大地の歌」について) ベルリン・フィルとのスタジオ録音の方が,オケの細密画のような美しさで数段上回ると思う。マーラー作品の中では,この「大地の歌」は室内楽的な要素が大きいため,スタジオ録音の方が良い結果をもたらすことが多いようだ。ライヴ収録であるし,この演奏だけ聴けば水準の高い立派な演奏だと思うが,ベルリン・フィルとの演奏の素晴らしい完成度・美しさと比較すると,聴き劣りする感は否めない。

マーラー狂 さん | 東京都 | 不明

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このmozartト短調の交響曲は、限りなく丁寧...

投稿日:2006/02/15 (水)

このmozartト短調の交響曲は、限りなく丁寧で繊細な演奏です。 forteも優しいです。 惜しい人を亡くしました。

k さん | 神奈川p | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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