クワジ・パルランド、二重協奏曲、ロマンス、４つの厳粛な歌　コパチンスカヤ、Ａ．レヒナー、トンプソン＆アムステルダム・シンフォニエッタ

マンスリアン：クワジ・パルランド

コパチンスカヤらが奏でる、創造性あふれる作品
アルメニアを代表する現代音楽作曲家ティグラン・マンスリアンの75歳を記念した新録音は、室内楽のための作品集。いずれの作品でも息のむような独自性の高い音世界が展開されています。マンスリアンの美学を端的にいうと、１つ１つの音が全てあるべき場所にあること。作曲の感性は音に本来備わった潜在的な力に沿って生まれてくるものだ、とヴォルフガング・サンドナーはライナー・ノーツの中で述べています。ここ30年の間にマンスリアンの音楽は変化してきてはいるものの、根本にある審美眼は一貫している、と。
　1977年モルドヴァ生まれの鬼才ヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤと、ドイツの現代音楽チェロのアニャ・レヒナーが、マンスリアンの自由な創造性をしなやかに演奏しています。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
マンスリアン：
・二重協奏曲（ヴァイオリン、チェロと弦楽オーケストラのための）
・ロマンス（ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための）
・Quasi parlando（チェロと弦楽オーケストラのための）
・4つの厳粛な歌（ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための）

　パトリシア・コパチンスカヤ（ヴァイオリン）
　アニャ・レヒナー（チェロ）
　アムステルダム・シンフォニエッタ
　カンディダ・トンプソン（指揮）

　録音時期：2012年10月
　録音場所：アムステルダム、ムジークへボウ
　録音方式：ステレオ（デジタル）