CD 輸入盤

交響曲全集 ヴァーレク&プラハ放送響(3CD)

マルチヌー(1890-1959)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SU3940
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マルチヌーの新たなるスタンダードが誕生!
ヴァーレク&プラハ放送響の最新録音

ヴァーレク&手兵プラハ放送響が母国マルチヌーの交響曲を一息に全集でリリース。多作家で知られるマルチヌーですが、第1から第5までの交響曲は5年以内という非常に短期間に、ほぼ一年に一作のペースで集中的に書き進められました。
 まず、6曲中最長の第1番は裸一貫の状態でアメリカに辿り着いてから1年以内に書かれ、クーセヴィツキーが妻ナタリーの思い出に委嘱した作品として知られます。このほかラインスドルフ初演の第2番、シェイナ初演の第3番、オーマンディ初演の第4番、クーベリック初演の第5番と、カメレオンとあだ名されたストラヴィンスキー以上にとらえどころのない多彩な作風をみせています。このとりとめのなさこそがマルチヌーの特徴といえば特徴らしいところ。ただ5曲に共通する戦時から戦後まもなくという時期が重要で、少なからず戦争が影を落としている点も見逃せません。さらに、交響曲という枠組みから離れて3つの独立したファンタジーのスタイルをとる第6番。アメリカ時代の最高傑作とされ演奏機会も比較的多いこの作品は、初演者ミュンシュに献呈されています。
 ヴァーレクらによるセットは、当レーベルでは70年代のノイマン&チェコ・フィルの記念碑的録音以来となるもので、あらたなるスタンダードとしておおいに期待されます。191’08”

マルチヌー:交響曲全集
[CD 1]
@交響曲第1番H.289(1942)
A交響曲第2番H.295(1943)
[CD 2]
@交響曲第3番H.299(1944)
A交響曲第4番H.305(1945)
[CD 3]
@交響曲第5番H.310(1946)
A交響曲第6番「交響的幻想曲」(1951−53)
 プラハ放送交響楽団
 ウラディーミル・ヴァーレク(指)

 録音時期:2006年11月
 録音場所:プラハ、チェコ放送スタジオA

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲第1番H.289
  • 02. 交響曲第2番H.295

ディスク   2

  • 01. 交響曲第3番H.299
  • 02. 交響曲第4番H.305

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ユーザーレビュー

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マルティヌーの音楽に潜む鈍色の美しさを浮...

投稿日:2010/09/29 (水)

マルティヌーの音楽に潜む鈍色の美しさを浮かび上がらせた秀演。ヒューマニズムに貫かれたノイマンの同時代的演奏も素晴らしかったが、このヴァーレク&プラハ放響は、彫り深くも決して声を張り上げる事なく、自閉的とも言える解き明かし難い両義性に満ち満ちたマルティヌーの音楽の、多層的な音響世界を見事に展開してくれました。どの曲も極めて質の高い演奏ですが、とくにしばしば”明るい”と評される第4番に通底する不穏な空気や、歪められ傷ついた現実世界にこの世ならぬ幻想が立ち顕われるような第6番が、強く印象に残りました。

ゲニウス=ロキ さん | 京都府 | 不明

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