マルグリット デュラス / 田中倫郎 / 清水徹 / フランソワーズ サガン / 朝吹登水子

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太平洋の防波堤・愛人ラマン・悲しみよこんにちは 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集1

マルグリット デュラス / 田中倫郎 / 清水徹 / フランソワーズ サガン / 朝吹登水子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309709444
ISBN 10 : 4309709443
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
追加情報
:
20cm,600,22p

内容詳細

愛の本質を見つめつづけ、世界に大きな影響を与えた2人の女性作家。仏領インドシナを舞台に、美しい娘と彼女に焦がれる男の駆け引きを描いたデュラスの2作と、サガン衝撃のデビュー作を収録。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第64回)

【著者紹介】
マルグリットデュラス : 1914‐1996。1914年仏領インドシナ(現在の南ヴェトナム)生まれ。パリで法学を学んだ後、ドイツ占領下の43年に初の小説『あつかましき人々』を発表、レジスタンス運動にも加わる。その後、50年『太平洋の防波堤』を皮切りに、58年『モデラート・カンタービレ』、64年『ロル・V・シュタインの歓喜』、69年『破壊しに、と彼女は言う』など話題作を矢継ぎ早に発表。84年『愛人ラマン』でゴンクール賞受賞。『インディア・ソング』『トラック』など自作を監督した映画も数多い

フランソワーズ サガン : 1935‐2004。1935年フランス生まれ。富裕な家族とともにパリで育つ。1954年、19歳の時に『悲しみよこんにちは』でデビューし、一躍時代の寵児となる。その後、56年『ある微笑』、59年『ブラームスはお好き』、68年『優しい関係』、75年『絹の瞳』など、愛と孤独をテーマとする作品を次々に発表し、人気作家として活躍する一方、私生活でもさまざまな話題をふりまく。『スウェーデンの城』をはじめとする戯曲や、映画の脚本も手がけた

田中倫郎 : 1930年、広島県生まれ。東京大学文学部美学科卒業。跡見学園女子大学文学部名誉教授

清水徹 : 1931年、東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。フランス文学者・文芸批評家

朝吹登水子 : 1917年、東京都生まれ。女子学習院中退後渡仏し、ブッフェモン女学校およびパリ大学に学ぶ。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「太平洋の防波堤」のみ、読了。「愛人」同様、マグリット・デュラス自身の家庭環境が透徹とした文章で語られているため、所々、辛い。支那海を太平洋と見定めて浜辺近くの畑に塩害が起きないように防波堤作りに執着する愚かな母親に育てられたシュザンヌとジョゼフ。勉強嫌いのジョゼフに勉強させ、生計を立てるシュザンヌを「売女」として何度も殴りつける母の姿。ジョゼフが成長し、防衛できるようになった事を内心は喜んだ事と合わせると嫌悪感しか沸かない。閉じられた環境に居る女は何故、自分より、弱い存在を虐げるのか?しかし、最後は救い

  • naoっぴ さん

    サガン「悲しみよこんにちは」を読了。なんという透明感か!ティーンエイジの危うさと繊細さに真夏の太陽の光がこれほど似合うとは。青い海、松林、船、陽の光に満ちた美しい景色の中、父と娘と、家族になるはずの女性と、それぞれの恋人たちのひと夏の物語。17歳のセシルの刹那的な考えとふとのぞく万能感、恋に恋する気持ち、どれをとってもキラキラと眩しく、サガンの感受性豊かな表現に惹きつけられた。抑制のきかない反発心は若々しくとても苦い。初めて知る喪失の悲しみのうしろに、大人に一歩近づいたセシルをみた。

  • syota さん

    【愛人】[G1000]母親や交際相手をはじめ、周囲のすべて、自分自身さえも醒めた目で眺めている“わたし”が印象的だ。熟年女性が過去を振り返る一人称の文章と、少女時代の視点で語られる一人称の文章、それに三人称の文章が混在する独特の文体が、作品の雰囲気を決定づけている。【悲しみよこんにちは】[G1000]熱気、束縛に対する反発、心の揺れ、抑えの効かない暴走、若さゆえの残酷さ。“性的に奔放な10代女性”が主役という点では「愛人」と同じだが、内容は正反対だ。私としては若さがストレートに表現されているこちらが好み。

  • ally さん

    この本を、まだ10代だった少女が書いたって嘘でしょ!と何度思ったことか・・なぜ10代にして、周りの人の視線やちょっとしたしぐさからこんなにたくさんの感情を読み取り、吸収することができたんでしょう。きっととてもとても感受性が豊かな人だったんでしょうね。抑制されていながら退屈しない文章の紡ぎ方、哀愁に暮れた雰囲気、希望をへし折られ絶望と悲しみがそこら中に満ち満ちているのに、どこまでも美しい。すごく衝撃を受けました。また読み直したい本です。

  • ヘラジカ さん

    防波堤とは絶望と希望の象徴である。不毛の土地から逃れることを望むジョセフとシュザンヌは、「貧困」と「母親」という名のふたつの鎖によって、この形のない防波堤に縛り付けられている。逃げだそうと足掻く彼らは何度も外の世界に触れるものの、その度に空しく境界線をなぞるだけで終わってしまう——。富への憎悪と解放への欲望が色濃く、そして生温く描かれた快作。作品自体のテンポが非常に緩く、些か冗長に感じられないこともないが、このゆったりとした気怠い空気に浸ってこそ、読者は作品に展開される地獄に触れることができるのだ。

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