マルグリットデュラス

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愛人(ラマン)

マルグリットデュラス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309200774
ISBN 10 : 430920077X
フォーマット
出版社
発行年月
1985年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,229p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 里愛乍 さん

    内容などほぼ忘れてしまったけれど、ずっと以前に映画を観た記憶がある。それのせいか、始終セピア色の映像が纏わりついたまま本書を読み進める事と相なります。比較的短い一文の連なり、シンプルに描かれた情景、リズムを奏でるような体言止め。翻訳効果もあるのでしょうが、まるで詩を読んでるような気持ちにもなりました。解説にある《絶対的な映像》この描写は私にとってこの小説の全てであるくらい、確かに印象的だった。愛人との日々を綴られてはいるものの、同時に本書は彼女自身、彼女の分身だと思う。

  • コニコ@共楽 さん

    この表紙の少女は誰なんだろうとずっと前から思っていた。じっとこちらを見つめる眼差は、どこか物悲しく見える。今回、読書会で取り上げることになり、著者のデュラス本人だと知る。冒頭で、語り手の「わたし」は、「18歳でわたしは年老いた。」という。もう若くない「わたし」という語り手は、時間と場所を自在に行き来する。回想にも思え、現在とも思える迷路を彷徨う。情景を描きながらも抽象化される書かれた言葉たちーたとえば「苦しみの現場で取り押さえられた、偽りの眼差、死。」(68ページ)散文詩のように思えた物語だった。

  • ふう さん

    【ガーディアン必読小説1000冊】#71 小説の究極は語りだ、というくらいに人称を自在に操る語り口で、十五歳半の少女の愛人と家族と自身の女性としての生き方を語る小説。うまいね。いっきに読むべし。

  • Wisteria さん

    なかなか読みにくい文体ではあったけれど一気読み。良く言えば難解で、悪く言えばまどろっこしい。特異な生い立ちと環境を経験したこの人の語る事はまず私には届かない気がする。恐ろしく自意識過剰に見えるけれど、このくらいじゃなきゃ自伝小説なんか書けないか。

  • めぐこ さん

    マルグリットデュラスの自伝的な小説。純文学。大学生の頃映画を見たときは性的な描写にドギマギしてしまい、「わたし」の家族のこと、中国人の「男」の愛情のことを見落としてしまっていたかもしれない。植民地時代のベトナムのフランス人と現地人との格差社会が描かれていたことも本を読んで気がついた。白人少女の美しさは特に際立ったことでしょう、「わたし」の母親が土地を管理する役人に騙され農地には向かない土地を買わされたエピソードには植民地に住むフランス人女性の生きにくさが読み取れる。貧困と不安、上の兄からの暴力。

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マルグリットデュラス

1914年、フランス領インドシナのサイゴン近郊に生まれる。学業のためフランス本国に帰国、1939年にロベール・アンテルムと結婚し、第二次世界大戦中は夫とともにフランソワ・ミッテラン率いるレジスタンス運動に加わる。1943年、『あつかましき人々』を発表。自らの作品の映画化、舞台化にも取り組んだ。アルジ

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