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後期ロマン主義作曲家ヨーゼフ・マルクス
ピアノ四重奏のための室内楽作品集
1882年生まれので作曲家、ヨーゼフ・マルクス[1882-1964]は、後期ロマン主義の作風を継承し、印象主義の影響を受けながらも美しい旋律や濃厚な雰囲気の追求に余念がなく、20世紀作品ながら親しみやすい作風でも知られていました。
作曲家のほかに、批評家としての顔ももっていたマルクスは、コルンゴルトやフランツ・シュミットを擁護するなど、自らの作風と同様、前衛に走ることなく、音楽の美しさを常に意識していた人物です。
当アルバムに収録された作品は、マルクスが哲学の博士号を取得し、本格的に作曲活動に打ち込むようになって3年目の1911年、29歳の年に書いたピアノ四重奏のための室内楽曲で、後期ロマン主義的な濃密な雰囲気と美しい旋律が聴きものとなっています。
【収録情報】
マルクス:
・ラプソディ イ長調
・スケルツォ ニ短調
・バラード イ短調
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
ペーター・ブルーンス(チェロ)
録音時期:2009年6月9,11日
録音場所:バイエルン放送第2スタジオ
録音方式:デジタル(セッション)