マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

毎日の幻想曲、パッサカリア、協奏曲集 ラ・ヴェッキア&ローマ交響楽団

マリピエロ、ジャン・フランチェスコ(1882-1973)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573291
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マリピエロ:毎日の幻想曲、パッサカリア、協奏曲集
ラ・ヴェッキア&ローマ交響楽団


最近、その復興が著しいイタリアの近代作曲家たちですが、その中の筆頭とも言えるマリピエロの珍しい作品の登場です。もともとモンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂者としてその名を挙げたマリピエロですが、自作はかなり前衛的であり、フランスの印象派の影響を存分に受けていました。もちろん半音階、12音も積極的に用い、難解な作品も生み出していますが、仄かな叙情性も湛えた不思議な味わいを持っています。
 このアルバムには3つの作品が収録されていて、そのうち2曲は世界初録音というもの。『毎日の幻想曲』は彼が持っていた、走り書きのようなアイデアから生まれたものですが、これがまた見事な構造を持った音楽です。『パッサカリア』は、厳格な形式を嫌っていたマリピエロにしては珍しいもので、主題の反転、逆転などの手法を繰り返しながらも、少しずつ「ずれ」が生じていくのを見るのが怖いような楽しいような音楽です。協奏曲集はこのアルバムの白眉であり、小さな「前置き」と「結び」を持つ7つの部分からできています。各々の協奏曲で使われる楽器は複数で、いわばバロック期の「合奏協奏曲」のような構造を持った小さな協奏曲の集まりです。優雅なフルート、激しいドラム。そしてねっとりとしたコントラバスなど、楽器の特性も存分に生かされた見事な曲たち、これは本当に素晴らしいものです。(NAXOS)

【収録情報】
マリピエロ:
● 毎日の幻想曲 (1953)
● パッサカリア (1952)(世界初録音)
● 協奏曲集 (1931)(世界初録音)
 前置き
 フルート協奏曲
 オーボエ協奏曲
 クラリネット協奏曲
 バスーン協奏曲
 トランペット協奏曲
 ドラム協奏曲
 コントラバス協奏曲
 結び

 ローマ交響楽団
 フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)

 録音時期:2013年7月9-13,15-18日
 録音場所:ローマ、OSRスタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

イタリア近代の作曲家マリピエロ。なじみは薄いが、古典的な枠組の上で通例にとらわれない自由でイマジネーション豊かな音を書いた。7つの楽器のための短い協奏曲が連鎖する。あるいは心象を響きに預けながら内面に淀まずさらり幻想する。その音楽いわく異形。なれどふと心惹く。これら3作に特質が凝縮。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
天才は百年早く生まれると言う マリピエロ...

投稿日:2018/09/17 (月)

天才は百年早く生まれると言う マリピエロは未来の人である その融通無碍なる音楽は人々の内なるものへ届いていない 世界の共感と賞賛を得るのは早くて今世紀後半か 極めて多忙な生涯であったが 長命で多作家であったから その作風は多岐に広がって掴み所がない 少々乱暴だがあえて総括すれば 協奏的書法を用いたラプソディックな幻想曲様式とでも言ったらどうだろう 丁度このDiscに登場する”毎日の幻想曲”に代表される 交響曲も協奏曲もこれと差異はない ソナタ形式も三部形式も用いられない つまり繰り返しや反復を聞くことがない音楽 流れ去る水や大気のように音楽は登場して消えていく このサーフィンかクライミングをするような音楽の聴き方をするには 現代の人も社会もその感性はあまりに鈍重だ 人間の進化を待たなくてはマリピエロの音楽は梵語の経に等しい また器用に運動神経だけで波に乗れたり崖を駆け上がれたりしただけでは芸術鑑賞にはならない 水や岩の向こうに何を感じ取るか そんなしち面倒臭いこというなら止しとくなんて言わず あなたは如何       

風信子 さん | 茨城県 | 不明

1

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品