ロト&ギュルツェニヒによる世界初録音!
フランス現代を代表する作曲家フィリップ・マヌリが
音楽空間の可能性を突き詰めた『ケルン三部作』の結論!
現代フランスをを代表する作曲家の一人で、「武満徹作曲賞」2019年度の審査員を務めたことも記憶に新いフィリップ・マヌリによる重要作品『Lab.Oratorium』を世界初収録。演出家のニコラス・シュテマンと協力し、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のために書かれた作品で、俳優、合唱、管弦楽、エレクトロニクスを総動員した250人以上の演奏者を必要とする大規模な音楽空間探求です。独立したひとつの音楽世界にして、同じくロトとケルン・ギュルツェニヒ管によって演奏された『In Situ』(2013)、『Ring』(2016)から続く空間配置を突き詰めた『ケルン三部作』の頂点であり結論でもあります。現代における難民問題をテーマにした作品で、多くの死をもたらしている地中海での惨事に対する音楽的応答であり、胸が張り裂けるような内容でありながら決して感傷に流されることなく、力強い表現で新しい音響空間を創造しています。(輸入元情報)
【収録情報】
● マヌリ:ラボラトリウム〜2人の俳優、ソプラノ、メゾ・ソプラノ、室内合唱、合唱、ライブエレクトロニクスと管弦楽のための(2018/19)
1. Vorspiel
2. Ausfahrt und Reise
3. Geschichten und Cocktails
4. Grodek
5. Anlegen
6. Wanderland
7. Nachtmusik und Melodram
8. Mare Nostrum
9. Abfahrt (Nachspiel)
リナト・モリア(ソプラノ)
トーラ・アウゲスタ(メゾ・ソプラノ)
パトリツィア・ジウルコフスカ(ナレーション)
セバスティアン・ルドルフ(ナレーション)
ラボ合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・オストシガ)
SWRヴォーカルアンサンブル(合唱指揮:レオ・ワリンスキ)
トーマス・ゲプファー(IRCAM、エレクトロニック・リアリゼーション)
ジュリアン・アレオナール(IRCAM、サウンド・エンジニア)
パトリック・ハーン(ドラマトゥルギー)
ニコラス・シュテマン(演出)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
録音時期:2019年5月19-21日
録音場所:ケルン、フィルハーモニー
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
世界初演