ピアノ協奏曲第２番はチャイコフスキイの協奏曲を参考にしているように感じた。 作曲家の名前を伏せて聴いていたらロシアの作曲家かと思うくらいロシアの匂いがする。 メランコリックなピアノ独奏曲『Second Modern Suite』もいい。これまたロシア的な要素に溢れているように感じた。

MacDowellのPiano Concerto　��2は素晴らしい曲なのに、最近発売が少なく残念です。　

マクダウェルにしか書けないうっとりする色彩感や身の引き締まる重厚さはこれらピアノ小品（組曲やエチュード集）でもたっぷり味わえます。ピアノ曲全曲が網羅されるまでこのシリーズを続けてほしいものです。

素敵な曲ではあるのですが、マクダウェルの真骨頂はやはりピアノ曲（含むピアノ協奏曲）なので、管弦楽曲はやや感動が少なめです。しかし和声の動きはマクダウェル色がところどころ見られます。

第一番は商品数が少ないので比較しにくいのですが、少なくとも標準以上の演奏と感じます。少なくとも第三楽章の雰囲気は良いと思います。

第2番はそれなりに知られているマクダウェルのコンチェルトであるが、第1番も含めてもっと人気が出てもいいようなロマンティックでわかりやすい曲だ。グリークやラフマニノフのコンチェルトが好きな人にお薦め。小品集も標題にふさわしい詩情が魅力。アマートのピアノも水準以上の出来栄えで楽しめる。

ピアノ発表会でマクダウェルの曲（ピアノソナタ��1の第1〜第2楽章）と吉松隆さんのプレアデス舞曲集のなかの1曲を弾くので、（このＣＤにはピアノソナタは入っていないのですが）関連曲としてあらためて”Virtuoso Studies”を聴いてみました。日常の気分を切り替えることができるとても素晴らしい音楽だと評価しています。今から100年以上も前の音楽とは思えない新しいセンスに満ちた曲だとあらためて感銘を覚えます。

ソナタ��1についてこのマンデル盤はクズミン盤には及ばないがまずまずの演奏と録音。常識的な演奏で、ドラマティックな要素にやや欠けるように思います。��2〜��4はクズミンが録音していないので比較できませんが、緊張感がやや不足。癒しのために聴くには適切なCDと感じます。

珍しいマクダウェルの歌曲。ところどころ素晴らしい曲が隠れています。期待以上でした。

グリークの影響を感じるＰＣ��1はあまり商品化されていないことが残念ですが、ここに収められた第1番は標準以上の出来栄えです。