マイケル・モーパーゴ

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ゾウと旅した戦争の冬

マイケル・モーパーゴ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198637279
ISBN 10 : 419863727X
Format
Books
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

空爆を受けたドレスデンの町から、子ゾウを守りながら逃げ出した親子の胸打つ物語。

戦時下のドイツ、母と弟と一緒に暮らす14歳のリジーは、ドレスデンが空襲にあった夜、母が勤務先の動物園からつれてきた子象のマレーネを守りながら、安全な場所を求めて歩き始める。
雪の降り積もる道、後ろからはソ連軍が迫り…。第二次世界大戦下、空爆に備え猛獣が次々と射殺されるなか、リジーの家族とともに生き延びた一頭のゾウ。
逃避行の思い出を、今は老人ホームで暮らすリジーが、看護師とその息子に語る感動の物語。


【著者紹介】
マイケル・モーパーゴ : 1943年イギリス、ハートフォードシャー生まれ。二十代のころ、小学校の教師をしていたときに、本を読んであげると子どもたちが夢中になって聞き入ることに励まされ自分でも物語を書き始める。その後、夫人とともに、都会にすむ子どもたちがいなかの暮らしと農業を体験できる農場を開き、今も多くの子どもたちを迎え入れている。動物が登場する作品や歴史を扱った作品を多く書き、ウィットブレッド賞、スマーティーズ賞、チルドレンズ・ブック賞など、数々の賞を受賞している

杉田七重 : 1963年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。小学校の教師をつとめたのち、英米の児童文学やヤングアダルト小説を中心に幅広い分野で翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 瑪瑙(サードニックス)

    介護施設に入所しているリジー。彼女はある日、看護師とその息子カールに若き日のゾウとの体験を話し始めるのだった。ドイツも日本も同じ。戦時中の動物園の悲劇は胸が痛い。でもこの物語ではリジーの母親が園長を説得した事により子ゾウのマレーネの命が救われた。空襲から命が助かった一家はマレーネを連れて命がけの旅に出る。戦争の残酷な所は善良な人でも疑心暗鬼になる点と、命を奪う事しか起きない点。もう二度と戦争は起きてほしくない。

  • Gummo

    児童書。原題は『An Elephant in the Garden』。まず、邦題が技あり。ゾウと戦争とがどう関係しているのか、なぜ戦争中にゾウと旅するのか、いろいろと興味をかき立てられる。舞台はドイツ・ドレスデン。1945年2月13日、町が連合国軍による無差別爆撃を受けた日に物語は動き出す。母と子供たち、そして1匹の子ゾウが、戦火を避けて町を出ることに。ハラハラさせられる逃避行と、その果てに待ち受ける感動の結末。これは、動物と人間との心温まる交流の物語であると同時に、希望の物語でもある。★★★★☆

  • Cinejazz

    1945年2月13日、ドレスデンの夜。ナチス第三帝国の息の根をとめようとする米英空軍による絨毯爆撃が始まった…。動物園の飼育係を務めるリジ−は、子象のマレ−ネを守るため、二人の子(姉弟)を連れ、迫り来るソ連軍から遠ざかり西へと向かった…$争末期の冬、ゾウを連れ、飢えと寒さ、撃墜されたカナダ兵との遭遇、ナチ憲兵隊の捜索、避難民と密告の恐怖、耐え忍ぶ家族の旅路を綴った<マイケル・モーパ-ゴ>の感動にむせび泣く児童文学作品。

  • 杏子

    昔うちの庭にはゾウがいた、介護施設に暮らす老婦人リジーが9歳のカール少年に話しかけた。これがはじまり。それから老婦人はカール少年とその母親の看護師に語り出す。第二次世界大戦下のドイツ、空襲にあったドレスデンの町を離れ、動物園から連れ出したゾウとともに逃げていく母と二人の子どもたちの物語を。戦争ものだが、心が温まった。ゾウのマレーネがいたから、家族は絶望せずにすんだ。敵兵だったペーターとの出会いも家族にとっては救いだった。だからこそ暗闇のなかに光が見えた。人と人とはわかりあえるのだと、物語は教えてくれる。

  • そら ふわりん

    動物園から連れてきた子象と、敵兵と一緒にアメリカ兵の所まで逃げる話。戦争の話ですが、ユーモアに明るく書かれていて、それでも戦争の辛さも伝わり、最後はホッとできました。これからどんな時代が来るのかわかりませんが、戦争の本はやはり今の時代の子供達にもぜひ読んでほしいな。ゾウのマレーネに癒されます♡敵兵も自分たちと同じ人間で家族がいるんですよね。本当、戦争は百害あって一利なし(>_<)

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