「武漢日記」が消された日 中国から始まったある言論弾圧

マイケル・ベリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208749
ISBN 10 : 4309208746
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;20

内容詳細

コロナ禍、たった一人の作家が綴った「日記」をなぜ中国当局は「危険」とみなし、弾圧したのか―2020年1月、新型コロナウイルス蔓延により封鎖された中国の大都市・武漢。その渦中で著名な女性作家・方方がブログで発表した『武漢日記』はコロナ禍の希望として、中国国内で称賛され、毎夜更新が待ち望まれた。しかし、国際出版のニュースを機に一転、苛烈な批判とネット攻撃にさらされ、ここ数十年でもっとも長期的なヘイトキャンペーンへと変貌した。『武漢日記』とその著者、さらには英語版訳者も標的とされた生々しい記録の一部始終、知られざる実態を詳細に綴った衝撃のノンフィクション。

目次 : プロローグ 発端/ 評判になった日記/ 翻訳とウイルス/ 書名への攻撃/ 放たれたネット荒らし/ 魔女狩り/ 方方がポップカルチャーに?/ さまざまな武漢日記/ 不思議な感覚/ 理由/ 教訓/ エピローグ 光明

【著者紹介】
マイケル・ベリー : カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)現代中国文化研究科教授および中国研究センター長。中国現代作家の作品の翻訳を多数手がける。台北金馬映画祭など多数の映画祭で審査員も務めている

竹田純子 : 同志社大学文学部英文学科卒業。ノンフィクションのほか、ウェブサイトやマーケティング資料などの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    方方は皆に日記を書くよう勧める。多くの武漢日記があって良い。そうすれば、もっと様々な改善点に気づけるからだ。しかし中国政府のやり方は真逆だった。天安門事件の時も、香港民主化運動弾圧の時も、常に中国為政者側の態度は変わらなかった。当時アメリカの大統領も褒められたものではなかった。マスクを外して集会に出席し、自身や家族が感染した。ウィルスの事をチャイナウイルスと呼び、無駄に中国との間に緊張感を生んだ。自国の失策から目を逸らすために、他者に矛先を向けたわけで、結局自身が攻撃していた中国と同じことをやっている。

  • ののまる さん

    行きすぎた中国の愛国教育は、いつか何かで大爆発すると思うが、それが自分たち(共産党政府)に返ってきたときにどうするのかな。悪意とヘイトとナショナリズムが渦巻くSNSと、自由に意見を表明できない現在の中国において、それでも声をあげる人々の存在が示される最後のエピローグに救われる。

  • takao さん

    ふむ

  • Nomsan さん

    2020年初頭の武漢ロックダウンの様子を記録した方方『武漢日記』(もとはウェブ日記)の英語版訳者が記録した、同書と著者と自分自身をめぐって生じた出来事が詳細に記され、分析されている。当局による情報統制の様子や進め方、一部の者による著者や訳者への圧力、日記への誹謗の様子などを知ることができる。 一流研究者の情報記録と分析の力に圧倒された。

  • たま さん

    確かに。しからば根本、どこから。

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マイケル・ベリー

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)現代中国文化研究科教授および中国研究センター長。中国現代作家の作品の翻訳を多数手がける。台北金馬映画祭など多数の映画祭で審査員も務めている

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