ストップ・プレス 世界探偵小説全集

マイケル・イネス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336044389
ISBN 10 : 4336044384
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,540p

内容詳細

人気作家エリオットの創造した犯罪者〈スパイダー〉が、本の中から抜け出したかのような怪事件が続発し…。全篇が壮大なプラクティカル・ジョークともいうべき、英国ファルス・ミステリの巨匠イネス畢生の大作。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紅はこべ さん

    英国田舎の大邸宅に集まる風変わりな人々。本格ミステリとしての道具立ては揃っているが、なかなか肝心要の事件が起きない。悪意あるイタズラみたいな小事件は続発するが、殺人事件はなかなか起きず。読者として、不謹慎ながら、早く誰か殺されないかと、心待ちにしてしまった。不思議な現象にも、きっちり論理的な解釈をつけている。登場人物に作家や学者が多いので、セリフに文学作品からの引用も多く、哲学論や文学論が頻りに交わされ、蘊蓄系ミステリが好きな人には向いている。

  • のざきち さん

    大衆の絶大な支持を得ている想像上の義賊兼探偵「スパイダー」。その生誕二十周年記念パーティーでまるで「スパイダー」が物語から抜け出してきたかのように次々と起こる悪質なイタズラ。やがて殺人予告まで届きパーティー参加者の不安は更に高まり…500ページ超の、ファルスミステリ感溢れるイネス節が大炸裂する本書ではありますが、作風が合わない方には面白さがサッパリ分からないと思うので読み手を選ぶ作品だと思います。自分も面白いようなそうでないような、微妙な読後感でした。

  • timeturner さん

    えーと、これは、ミステリーじゃなくて……悪ふざけ? 英国の歴史的な屋敷や庭や古物に興味がある人にはたまらなく面白いけど、ミステリーファンは怒るんじゃないかねえ。

  • カーゾン さん

    M:いやぁよく頑張った俺。無意味な会話。冗長な会話。しかもしょっちゅう邪魔が入って中断する。詩とか歴史とかの蘊蓄。ファルスなんだろうが日本人にはここ笑うとこなのかな?と思える場面多数、、、 森英俊さんよ、前代未聞のミステリはダブル・ミーニングとして受け入れるけど、”とてつもない傑作”の方はアウトだよ。アプルビイの謎解きはまぁ納得だったし犯人の1人は当て易いかとは思う。何れにせよ読み手を選ぶ著作。買わずに図書館で借りて時間をかけてどうぞ。 次は横溝の通俗的ミステリでも読んで、頭休ませることにします。

  • tomo6980 さん

    作中の作家が言ってますな「わたしの手掛けているような小説では、意味不明な会話がだらだら続くことほど退屈なものはない。これは礼儀の問題だと思います。読者の存在を無視して、登場人物に―たとえ口論の場面でさえ―むやみに謎めいた会話をさせるのは、極めて無粋な行為です」ってどの口が言っているんだか。全編、謎めいた会話だらけ。こんなに紳士淑女ばかり出ているのにまったく、礼儀がなっていない。韜晦に次ぐ倒壊(誤字だが間違いではない)を経るうちに「何やってるんだか」という読者にとっての理想郷が現れる(かも)。

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マイケル・イネス

スコットランド、エディンバラ生まれ(1906‐94)。本名ジョン・イネス・マッキントッシュ・スチュアート。アデレード大学、オックスフォード大学等で英文学を講ずる。1936年、アプルビイ警部初登場作『学長の死』を発表。以後アプルビイ物に代表される長短編探偵小説のほか、英文学の研究書、自伝など、多くの著

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