マイクル・コナリー

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汚名 下 講談社文庫

マイクル・コナリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065206294
ISBN 10 : 4065206294
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

薬局の父親は永年麻薬犯罪の片棒を担がされていたが、息子が不正に気づき処刑された。犯罪者集団のアジトを突き止め、親玉を逮捕する証拠を手に入れるため、ボッシュは前代未聞の潜入捜査に赴く。潜入先で生命の危険にさらされながら超人的な活躍を見せつける。一方、ボーダーズ事件の舞台は再審問法廷へ。

【著者紹介】
マイクル・コナリー : 1956年、アメリカ・フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学を卒業し、フロリダやフィラデルフィアの新聞社でジャーナリストとして働く。彼の手がけた記事が、ピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンジェルス・タイムズ紙に引き抜かれる。「当代最高のハードボイルド」といわれるハリー・ボッシュ・シリーズは二転三転する巧緻なプロットで人気を博している

古沢嘉通 : 1958年、北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    齢65歳にして八面六臂の大活躍を見せるボッシュ。彼に定年退職はあっても引退はなく、一生刑事であり、そして昼夜を問わず寝食も頓着しない全身刑事であり続けるだろう。彼は今回向き合った事件で数々の世の中の不条理に直面する。人生は皮肉に満ちている。これまで刑事として数多の割り切れなさ、遣り切れなさを経験しながらも改めて人間というものの恐ろしさ、そしてそれぞれの欲望が招いた業の深さを思い知る。本書はコナリー31作目の作品でありながらもこのハイクオリティ。ボッシュが一生刑事なら私も一生コナリーファンであり続けよう。

  • ケイ さん

    今回のボッシュはダブルにピンチだったのが、うまく乗り切り、さらにほかの問題も解決しそうじゃないかと思ったら、まさかまさかシリーズの次に持ち越し。この後の『素晴らしき世界』(原題 Dark Sacred Night)が手元にある時に読んで良かった。次の表紙はサンタモニカかしら。。。

  • KAZOO さん

    今回は久しぶりにハリー・ボッシュに戻りました。三十年ほど前に逮捕した死刑囚に対しての再審が開かれることになり危機に陥ったり、麻薬捜査にたずさわったりで、前回の新シリーズの主人公バラードと同じように二つの仕事を掛け持ちしています。とくに麻薬捜査では潜入捜査ということでかなり危ない橋を渡ったりします。もう一つの再審の方は、弟のハラーや調査員シスコの助けなどで乗り切ります。

  • のぶ さん

    下巻に入ってもボッシュに関わるふたつの事件を平行して描く。麻薬に関わる事件を仲間と力を合わせて捜査していく。犯罪者集団のアジトを突きとめ、親玉を捕まえる証拠を手に入れるために、潜入捜査を行う。この活躍が超人的で、話を盛り上げている。この物語のボッシュの年齢を考えると、展開にやや無理がある気がするが、そこはコナリーのサービス精神でご愛敬です。終盤の裁判シーンではミッキー・ハラーも活躍を見せ法廷ドラマの要素も加わって、読みどころいっぱいの本でした。これから先もコナリーの作品には目が離せない。

  • パトラッシュ さん

    ハードボイルドに登場した刑事や探偵で、ボッシュほど傷だらけの男はいない。今回も潜入捜査で薬物中毒の残酷な現実を見せられ、正体がバレて殺されかけた。法を守るべき弁護士の欲望から冤罪を着せられかけたのを異母弟ハラーの見事な法廷戦術で窮地を脱したが、その手段は彼の思いにそぐわなかった。それでも自分の信じる正義のため戦うボッシュは、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』の主人公キリコと重なる。キリコは信じてくれる女フィアナがいたため誠意を持って生き、ボッシュも娘マディのためまっすぐ進む。その姿こそ、尊敬できる男の肖像なのだ。

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マイクル・コナリー

1956年、フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学を卒業し、新聞社でジャーナリストとして働く。共同執筆した記事がピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンジェルス・タイムズ紙に引き抜かれる。1992年に作家デビューを果たし、現在は小説の他にテレビ脚本なども手がける。2023年、アメリカ探偵作家クラブ(

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