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ISBN 10 : 4434160559
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終戦後、日本の傀儡国であった満州にはおよそ170万の日本人が暮らしていた。敗戦とそれに続く満州国解体により、彼らは故国・日本へ帰還することも出来ず、ソ連の侵略による恐怖のなか満州に取り残され、棄民同様の悲惨な生活を強いられる。そうした人々を日本に引き揚げさせるべく奔走したのが丸山邦雄、新甫八朗、武蔵正道の3人である。彼らは危険を冒して満州を脱出した後、日本各地で世論喚起の演説を行なう一方、マッカーサーGHQ最高司令官や吉田茂外相(のち首相)をはじめとする日米の要人に働きかけ、ついに敗戦から8ヶ月後の1946年4月、在満日本人の引き揚げを実現させた。使命に燃える3人の献身的な活躍を、当時の歴史的背景および満州における日本人の暮らしぶりとあわせてヴィヴィッドに描いた感動のノンフィクション。
目次 : 排日移民法との闘い/ 立ち込める暗雲/ ソ連の満州侵攻/ ソ連侵攻後の悲劇/ 苦難の時/ 誰が猫の首に鈴をつけるか/ 脱出ルートの模索/ 脱出計画/ 家族を大連へ/ 脱出〔ほか〕
【著者紹介】
ポール・邦昭・マルヤマ : 1941年、丸山邦雄と丸山・メアリー・万里子の三男として東京都久我山に生まれる。満州からの引き揚げを体験した後、サンノゼ州立大学を卒業しアメリカ合衆国空軍に入隊。1964年東京オリンピックの際、柔道選手としてアメリカを代表。その後2度全米オリンピック主任柔道コーチを務める。空軍退役後コロラド・カレッジで教鞭を執るかたわら、現在は南コロラド日米協会会長の要職にある
高作自子 : 翻訳家。早稲田大学法学部卒。同大学院修士課程修了後、法律事務所勤務を経て渡米。ユタ大学ロースクールにて環境法修士号取得。留学中に「言葉」の面白さ、奥深さに魅了され、翻訳家を志す。帰国後、環境関連の実務翻訳に従事した後、翻訳コンテスト入賞をきっかけに出版翻訳の道へ。現在は、雑誌や単行本を中心に、主にノンフィクションの翻訳に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ひろさん
読了日:2018/03/22
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読了日:2018/04/16
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