オルガン作品集　イェンス・E・クリステンセン、マハン・エスファハニ、マティアス・ロイモト、他

ボロプ=ヨアンセン:オルガン作品集

デンマークの作曲家、アクセル・ボロプ=ヨアンセンのオルガン作品集。彼の作品はとてもユニークであり、同時代の作曲家たちの影響を受けることなく、独自の作風を貫いていると言われていますが、このアルバムでも、様々な表情を持つ作品を聴くことができます。同郷の作曲家グズモンセン=ホルムグレーンは「彼は作曲家であり、詩人である」と表現、このアルバムの『冬の音楽』でも、決して叙情的ではない「厳しい冬の風景」がオルガンのうねる音色とパーカッションの激しい連打で表現されています。複数の『オルガンのために』は、内省的で神秘的な音楽。『シュトローフェン』では、彼が愛したリルケの詩「形象詩集」からの一編が用いられています。チェンバロとオルガンの二重奏では、マハン・エスファハニの共演も聴きものです。
　クリステンセンが演奏しているオルガンは、1698年から1700年にかけて建立、設置されたコペンハーゲンの「Frelsers(救世主)教会」の歴史的な楽器で、4000本以上のパイプを持つ装飾的な外装でも知られています。(輸入元情報)

【収録情報】
ボロプ=ヨアンセン:
1. ポータル Op.182 (2009)〜パーカッションとオルガンのために
2. オルガンのために IV Op.106 (1983-1984)
3. シュトローフェン Op.36〜アルトとオルガンのために (1961)
4. カリグラフィアー Op.116〜オルガンのために (1985-1986)
5. チェンバロとオルガンのために Op.133-1 (1989)
6. 2人のためのオルガン Op.133 (1989)〜2人のオルガニストのために
7. 三部作 Op.154-4 (1996)〜バスとオルガンのために
8. オルガンのために XI Op.141 (1991-1994)
9. 冬の音楽 Op.113-2 (1986-1987)〜パーカッションとオルガンのために

　イェンス・E・クリステンセン(オルガン)
　マティアス・ロイモト(パーカッション:1,9)
　ピア・ローズ・ハンセン(メゾ・ソプラノ:3)
　マハン・エスファハニ(チェンバロ:5)
　ラルス・ソモド(オルガン:6)
　ヤコブ・ブロッホ・イェスペルセン(バス・バリトン:7)

　録音時期:2015年10月19-22日、11月10,11日、2016年1月19日
　録音場所:コペンハーゲン、救世主教会
　録音方式:ステレオ(DXD/セッション)
　SACD Hybrid

　This album is Recorded in the DXD audio format(Digital eXtreme Definition), 352.8 kHz/32bitby Grammy nominated producer Preben Iwan.