CD 輸入盤

Fidelio: Klemperer / Po C.ludwig Vickers Frick Berry

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5673642
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD

商品説明

1962年ステレオ録音。この“フィデリオ”という作品が、オペラというにはあまりにも生真面目な性格を有するものであり、どこをとってもシリアスな雰囲気があふれかえっている点では、クレンペラーの演奏はまさに“フィデリオ的”です。
 その“荘厳ミサ”にも一脈通じる、深く立体的な音楽づくりは、この指揮者の独壇場と言って差し支えないものであり、ジングシュピール・イコール・素朴な田舎芝居などという価値観に依拠しない態度はとにかく立派。
 ルートヴィヒの歌唱も暗めの声質が演奏全体の雰囲気によく合致した素晴らしいもので、凛とした色合いは実に魅力的です。
 リマスターにより音質が大幅に改善されているのも大きなポイントで、当時のクレンペラーならではの力強いサウンドがきちんと捉えられているのが嬉しいところ。

総合評価

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オラトリオというか後期風の荘厳・深刻な箇...

投稿日:2016/02/18 (木)

オラトリオというか後期風の荘厳・深刻な箇所とジングシュピールの素朴な風とが混在しているオペラですが、クレンペラーみたいに情動的でなく構造的というかザッハリッヒな演奏だと、それがはっきりと出てきます。繕うつもりもないと言うか。この辺が評価の分かれ目になるのでは?私的には、ベートーヴェンがオペラに習熟していなかったというか、ミサソレになりそこねた(あの演奏があるわけですから)ちぐはぐ感が払拭出来ない想いは残りました。音質はとてもいい。同じ年のフィルハーモニアでもベームの「コシ」よりこっちの方がいい。歌手も素晴らしい。ルートヴィッヒは柔らかい声なのであんまり男っぽくはないのですが、傑出したレオノーラだし、ヴィッカースもいつもの老け声がこの役だと気にならないばかりか、二幕の最初のアリアの力強いこと。フリックの(名ハーゲンとは別人の)素朴なロッコもいい。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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1990年代初頭国内盤で出ていた頃(それには...

投稿日:2012/05/26 (土)

1990年代初頭国内盤で出ていた頃(それにはほれぼれするような解説書と対訳がついていました)よく聴き込みました。同時期に出たベームの日生劇場ライヴとの優劣を友人と熱く論じ合ったのも今は昔。その後クレンペラーのコヴェントガーデンでのライヴがテスタメントから出て、信頼しているある評論家が誌上でそちらを絶賛し、このEMI盤をおとしめていたのをきっかけにあまり聴かずにいました(残念ながら?評論家の影響は悔しいほど大きいときがあります。常々信頼しているならなおさら)。確かにそちらも素晴らしいのですが、ホッターが悪役ピツァロというのがどうもなじめなかったばかりか、全体に何かもの足りない思いが強まって、録音から50年ということもありあらためてこのEMI盤を聴き直し、やはりこれが自分にとっての「フィデリオ」だと感じました。ヘッドホンで聴かれることをおすすめします。両翼から鳴るヴァイオリン群、金管と同等に鳴るオーボエをはじめとする木管群、「旋律楽器だ」との自負を持っていたと伝えられる奏者によるティンパニというクレンペラー時代ならではのこのオーケストラの凄さ。「神様の指揮で演奏できてお給料まであるなんて」というある団員の言葉や、「あの、チャックが」「それとベートーヴェンとどんな関係があるのかね」などといった尊敬と緊張とユーモアに満ちたエピソードが思い出されます。独唱・合唱も含めてどこかが突出したりということがなく、逆にいえば誰も引き下がらない、それもこれもこの不滅の音楽の最高の再現を目指して、といった感がひしひし伝わってきます。気のない演奏ではまるで味気ないこの歌劇が、徹底的にすべてを鳴らした上でその先へいこうという全員の意志で熱く、深く響いてきます。しかも幕切れまで勢いで何かやったという感じがなく、すべては頂を目指す登頂のように計画的に危険と対決しているといった感があります。第1幕だけで76分。聴き手にも「荘厳ミサ」の時以上の覚悟が要ります。しかし聞き流すだけでは何も入ってこない音楽というのは確かにあります。「フィデリオ」がもし頂から何かを見るためには登りきらなければならない山岳だとしたら、この演奏は、上や下からあおりたてたりせず、一歩一歩その危険な登頂を共にしてくれる心強い導き手だと思っています。

Maya さん | 熊本県 | 不明

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30年来のクレンペラーのファンでありなが...

投稿日:2007/12/15 (土)

30年来のクレンペラーのファンでありながら、この演奏は今回初めて聴いた。1幕のピツァロ登場の行進曲。その冒頭のティンパニの打ち方、その雰囲気からしてさすが、の演奏。録音もすごくいい。「マタイ」やブラームス「レクイエム」よりもいいのではないか。特にフィナーレは合唱の各パートの声の方向性もわかり、「第九」のような感動がある。全曲にもう少し一貫した早めのテンポを望みたいが、それをクレンペラーに求めるのは無理。常に細部の立派さが光る。フィナーレのすばらしさは、「ミサ・ソレムニス」に次ぐもののように思われる。

さざんか さん | 神戸市 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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