ベートーヴェン(1770-1827)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

交響曲第9番『合唱』 クレンペラー&ケルン放送響

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MM031
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

クレンペラー&ケルンの第九
第4楽章リハーサルつき!

まず興味深いのが第4楽章、歓喜の歌の部分のリハーサル。時間は2分弱と短いですが、なんとクレンペラーがバリトン・ソロと四重唱の主旋律を歌っているのです。大やけど前の体調の良いときだけあって、元気いっぱいな様子がとても楽しい聴きものとなっています。
 肝心の第九の演奏も凄いものです。2ヶ月前、3ヶ月前におこなわれたフィルハーモニアとのセッション録音ライヴ録音と同じ解釈ながら、オーケストラとコーラスの違いからか、こちらの方がよりソリッドな力強さに満ちているのがポイント。男声ソリスト2人はフィルハーモニアと共通ですが、こちらの方が音質が鮮明なこともあって、ホッターの歌唱などまるでヴォータンのような神々しい力強さで迫ってきます。
 合唱パートもやはり力強く克明で、神秘性よりも実在感を重視したクレンペラーならではのスタイルがより徹底されている印象です。
 クレンペラーは、モントリオール空港でタラップから転落して大怪我をしてからは、椅子に座って指揮をするようになり、結果として、1954年以降はかつてのような快速アプローチは影を潜め、その芸風は冷静なコントロールの効いたバランスの良いスタイルに変化しています。そのため、軽さがなくなったことから力強さや緊張感のいっそうの向上が認められ、造形的な打ち出しの強さも比類が無いという、まさに精神面・体力面でベストと思われる状態に達するのですが、1958年9月には、例の「寝タバコ全身大やけど重体事件」を起こしてしまい、しばらくは指揮棒も持てなくなるなどという非常に困難な状況に追い込まれてしまいます。
 つまり、1954年から1958年までの5年間は、クレンペラーにとって、たいへんバランスの取れた演奏をすることが可能だった時期にあたり、今回の演奏もそうした時期のクレンペラーにふさわしい見事というほかない仕上がりを示すものとなっています。もちろんそれには、お相手のケルン放送交響楽団が、この時代のクレンペラーが毎年客演していたお気に入りのオーケストラだったという事情もあるのでしょう。隅々までクレンペラーの意思の行き届いた堂々たる名演の数々は、すでにこのレーベルのブルックナーやブラームス、アンダンテ・レーベルのベートーヴェン、テスタメントのドン・ジョヴァンニなどでおなじみともなっています。
 音質はこのレーベルの常できわめて良好。半世紀以上前の大編成作品のライヴ録音でもオリジナル・マスターから起こすとこんなに状態が良いのかと驚きを禁じえません。名演揃いのクレンペラーの第九に、またひとつクオリティの高い注目盤が加わりました。

【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱付』
 マリア・シュターダー(S)
 グレース・ホフマン(Ms)
 ヴァルデマール・クメント(T)
 ハンス・ホッター(Br)
 ケルン放送合唱団
 ケルン放送交響楽団
 オットー・クレンペラー(指)

 録音時期:1958年1月6日(モノラル)
 録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール

関連情報

ヒストリカル検索

メディチ・レーベル検索

収録曲   

  • 01. ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 第1楽章
  • 02. 第2楽章
  • 03. 第3楽章
  • 04. 第4楽章
  • 05. 第4楽章
  • 06. 第4楽章リハーサル

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
全然話題に上ることのない1枚。 クレン...

投稿日:2014/11/30 (日)

全然話題に上ることのない1枚。 クレンペラーの第九は、スタジオ盤以外にライブ盤をコンセルトヘボウ、フィルハーモニア1957・1960・1961と当ケルン盤を所持しているが、どれも非常に素晴らしい。特に当盤を除けば1957年のライブは音質は勿論のこと、演奏もフルトヴェングラーの51年バイロイトライブと肩を並べる凄いものだった。 そして、この盤なのだが、最初聴いたときは、確かにこれもライブの熱気を孕んだ好演奏だと思ったが、ながら聴きをしていたために、57年の演奏を超えるほどのものという気はあまりしなかった。 しかし、最近になってちゃんと聴いてみると、この演奏のあまりのエネルギーの大きさに驚いてしまった。 演奏自体の気迫もこちらの方が断然上だし、独唱も非常に素晴らしい。合唱は57年盤のレビューで非常に素晴らしいとの内容を書いたが、こちらも素晴らしい、いや、57年盤を上回っている。最初に聴いたときは、声量が多く、マイクの位置か音量の問題かなと思ったが、聴き進めてみるとそれよりも特に男声合唱の堂々とした、エネルギッシュで芯が太く厚みのある声が原因だったようである。 音質については、私が持っているのはメンブランのもので、フラついたり少しゴーストが入っている部分があるが、録音自体は鮮明で鑑賞にそれほど支障はないと思われる。というか、Mediciは手に入りにくい(というか、全品廃盤になっている)ので、ちゃんとリマスターしたものが欲しいのだが、Mediciを引き継いだiCA Classicsも一向に出してくれる気配がなく、ほとほとっ困っている。 しかし、とにかく熱い滾るようなパッションを第九の形式の中に破裂寸前のギリギリに押し込めた、クレンペラーとは思えない燃えるような第九です。 クレンペラー・ファンでなくとも一度は聴いておきたい演奏、フルトヴェングラーのような行書的な演奏とは違った楷書的演奏の中でも気迫のこもった必聴の演奏だと思います。

ムラファン さん | 大阪府 | 不明

0
★
★
★
★
★
クレンペラーの第九を、DVDを含めて6種...

投稿日:2009/10/06 (火)

クレンペラーの第九を、DVDを含めて6種類もっていますがケルン版が最高でしょう。

Licca さん | 千葉県 | 不明

1
★
★
★
★
★
4楽章で腰砕けになる演奏の多い中、尻上が...

投稿日:2009/04/02 (木)

4楽章で腰砕けになる演奏の多い中、尻上がりに盛り上げるクレンペラーの手腕に拍手。特に合唱が入ってからが良い。声の扱いが非常に上手い。と思ったら、最後に合唱に稽古を付ける巨匠のダミ声とピアノ入りのリハーサルが入ってた。合唱指揮者に任せきりしない心意気に脱帽。

古物好き さん | 大阪 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

プロフィール詳細へ

ベートーヴェン(1770-1827)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド