CD 輸入盤

交響曲全集 アダム・フィッシャー&デンマーク室内管弦楽団(5CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8505251
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


新鮮なアイデアが満載!
アダム・フィッシャーのベートーヴェン:交響曲全集


アダム・フィッシャーと彼が首席指揮者を務めるデンマーク室内管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲録音が全集で登場。ピリオド解釈の軽快さと力強さ、伝統的解釈の重量感と抒情性を併せ持つほか、デュナーミクやテンポの処理、パート・バランスなどに独自のアイデアが満載で、個性的な解釈ながら決して奇抜ではなく、実に爽快な演奏に仕上がっています。極めつけは第九でのカウンターテナーの起用であり、独唱者の中ではあまり目立たないアルトのパートに独特の存在感を与えているのはたいへん面白いところです。
 デンマーク室内管弦楽団は、以前はデンマーク放送所属の団体(デンマーク放送シンフォニエッタからデンマーク国立室内管弦楽団に改称)でしたが、2015年より現在の名称で独立した団体として活動しています。1997年から共演を続けているアダム・フィッシャーとは、2013年にデンマーク国立室内管弦楽団としてリリースしたモーツァルトの交響曲全集が世界的に高い評価を得ました。彼らのベートーヴェンは、デンマーク放送時代から刺激的な内容で実演では大きな評判となっており、2013年から録音も始まっていたようですが、デンマーク放送はこのプロジェクトを中止してしまいました。そこで独立後の2016年から新たに録音されたものが今回の全集となったといういわく付きで、多くのファンが待ち望んだリリースといえます。彼らの以前の本拠地であり、今では王立デンマーク音楽アカデミーの所属となっているコペンハーゲンのコンサートホールで、満席の聴衆を前に劇的な公演が行われ、その直後にセッション録音されていったものです。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)


【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集


Disc1
● 交響曲第1番ハ長調 Op.21(録音時期:2016年2月29日〜3月1日)
● 交響曲第2番ニ長調 Op.36(録音時期:2016年11月28,29日)

Disc2
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』(録音時期:2017年10月23-26日)
● 交響曲第4番変ロ長調 Op.60(録音時期:2016年11月30日〜12月1日)

Disc3
● 交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(録音時期:2019年2月4-6日)
● 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(録音時期:2018年3月12-16日)

Disc4
● 交響曲第7番イ長調 Op.92(録音時期:2017年11月27-29日)
● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93(録音時期:2016年3月2,3日)

Disc5
● 交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』(録音時期:2018年11月26-29日)
【第9番のソリスト、コーラス】
 サラ・スヴィトリツキ(ソプラノ)
 モルテン・グローヴェ・フランゼン(カウンターテナー)
 イルケル・アルザユレク(テナー)
 ラルス・メラー(バリトン)
 デンマーク国立コンサート合唱団

 デンマーク室内管弦楽団
 アダム・フィッシャー(指揮)

 録音場所:王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール、デンマーク放送コンサート・ホール第2スタジオ(第5番)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


【アダム・フィッシャー】
1949年9月9日ブダペスト生まれ。バルトーク音楽院でピアノと作曲を学んだのち、ウィーンでハンス・スワロフスキーに指揮を師事。1973年、グイード・カンテッリ指揮者コンクールで最高位を獲得したのち、オペラの世界で高く評価され、バイロイト、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座などでも活躍する一方、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、ウィーン交響楽団、パリ管弦楽団、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィル、ドレスデン・フィル、バンベルク交響楽団などのオーケストラも指揮。オペラとコンサートの両方で高い評価を得ています。(HMV)

総合評価

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本当に凄い演奏!革命児ベートーベンイヤー...

投稿日:2020/01/12 (日)

本当に凄い演奏!革命児ベートーベンイヤーにふさわしくアイデアに満ち溢れており、是非生で聴きたい。アダム・フィッシャーは3年前にウイーン国立歌劇場の日本公演で実に堂々としたワルキューレを披露してくれたが、こういう演奏もありなんですね。来日を心待ちにします。

sban さん | 不明 | 不明

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このディスクは怖い。我々に音楽について問...

投稿日:2020/01/05 (日)

このディスクは怖い。我々に音楽について問いかけてくる。村井先生が絶賛されていたので聞いてみた。まずフィッシャーの仕事はスクロヴァチェフスキと通底する指揮者としての素晴らしい仕事に魅せられた。小生は特に田園が一番わかりやすいと思う。誰がここまでのフレージングをしたのか?一つとして同じフレーズを流すようなことはしない。また8番の冒頭も眼から鱗である。1番も瑞々しいし、7番も工夫の権化である。なるほど、指揮者というのはこういう仕事なんだな、と心から思わせる。実は小生もネルソンスとウィーンフィルの全集には不満があったが、その不満の正体について、自分でもよくわからなかった。ところがこのディスクを聞けば「曲に対する読みの深さ」という村井先生の指摘が、こういうことだったのかとよく理解できた。しかし、このネルソンスの全集に対して「最近流行のエキセントリックな演奏と一線を画すのが評価できる」という某雑誌の評を読み、心から怖くなった。クルレンツィスの演奏もこのフィッシャーも私からすれば「スコアを徹底的に読んだ上での表現」である。でも、もしかしたら彼らの演奏を「エキセントリック」と評する方もおられるのかもしれない。クラシックの世界であれ、何であれ、過去に囚われず、自分なりの何かを追い求める姿勢こそが尊いのではないかと私は信じている。無論この演奏がエキセントリックとは私は髪の毛一本程思わない。新しい視点を提供してくれた素晴らしい演奏である。常に新しい視点、感性を求める姿勢こそが、クラシック音楽の可能性を広げるのではないだろうか?実際にこのディスクのような新しい試みは、確実に広がっている。メジャーオケも無視できない。例えばシュターツカペレドレスデンは、ヘルヴェッヘとピリオドスタイルのモーツァルトを演奏し、HIPスタイルと彼ら特有のシルキーな音色を融合することに成功している。ベルリンフィル もクルレンツィスにヴェルディのレクイエムを任せており、新しい可能性を探っている。その意味ではやはりウィーンフィルはちょっと心配なんだけど。話をまとめると、このフィッシャーのディスクを聞いて、「よくやった」と思えるのか?それとも「やりすぎ」と思うのか。それこそ踏み絵である。もちろん芸術は主観であり、多様性を許容するものであるから、「よくやった」も「やりすぎ」も意味をなさないかもしれない。しかし、フィッシャーはここまでスコアから表現の可能性を読み取り、それを具現化した。ここまでやると、クルレンツィスの悲愴同様、他の演奏を陳腐化する可能性すらある恐怖の演奏である。それでも気がついたのは、フィッシャーの深い読みは、主としてフレージングと強弱に表れており、それが繰り返しの怠慢を拒絶する厳しいものであるが、まだベートーヴェンのリズムの革新性については捉え切れてない気がする。またここまでやるなら、不協和音やセブンスの和音ももっと強調して欲しかった。いずれも、いや、たぶん、おそらく物理的に無理なのかもしれないけれど。さて結論は、この演奏はベートーヴェンを通じて、我々に「表現の可能性は無限」ということを教えてくれる希有のディスクである。おそらくこれを聞いて、勇気付けられる音楽家の方も少なくないのではないだろうか。少なくても小生はクラシック音楽の未来はまだある、と信じるに至った。

てつ さん | 東京都 | 不明

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来年のベートーヴェン・イヤーにかけて発売...

投稿日:2019/10/26 (土)

来年のベートーヴェン・イヤーにかけて発売されるであろう、あまたの交響曲全集の中でも最右翼と言うべき鮮やかな出来ばえ。少なくとも、懸念された通りの「もっさり」型演奏で、それなりに柄(スケール)の大きさはあるし、ウィーン・フィルは気持ち良さげに弾いているが、スコアに対する追い込みが全く足りないネルソンス/ウィーン・フィルよりは断然上だ。素晴らしいモーツァルト交響曲全集を録音していたこのコンビ、ベートーヴェンに対するアプローチも基本的には同じ。第5番スケルツォ以外すべてのリピートを実施、快速テンポ、ティンパニや金管が雄弁な声部バランスなど。おいおい、そんなベートーヴェン全集は今や掃いて捨てるほどあるぞ、という声が聞こえそうだが、彼らはその先が一味違う。8型前後と思われる弦楽器もきわめて尖鋭で、機動性が高い。加えて、モーツァルト全集でもすこぶる魅力的だった指揮者の間のセンスの良さ。たとえば、第7番両端楽章など14:01/8:49(どちらも提示部反復あり)と物理的にはそんなに速いテンポではないのだが、裏拍がしっかり刻まれているためにオフビートの躍動感がめざましい。 曲ごとに言うと、最も素晴らしいのは第8番。第1楽章では勢い良く出る第1主題に対して、第2主題は心持ちテンポを緩めるのだが、こういう小技が随所で効いている。第2楽章トリルの騒音効果はかつてないほど強烈だし、メヌエットはもう少し遅いテンポが好みだが、終楽章はガーディナーほど飛ばしてはいないとしても、指揮者の間のセンスが冴えまくる。添付のリーフレットで指揮者は、8番は厄介な曲だと思っていたと述べているが、第1番と並んで全集中で最初に録音されたのは、彼にとっての課題が克服された証拠だろう。ついでは第1番。終楽章コーダ、ゲネラルパウゼ後の譜読みの冴えなど、快哉を叫びたくなるほどだ。この2曲に関する限り、この演奏が史上最高の名演と断言してはばからない。以下、第2、4、3、7番まではすべて良い(これが録音された順番通りなのは驚きだが)。最も不出来なのは残念ながら第9番。HIPや室内オケでは太刀打ちできない「怪作」であることを、改めて思い知らされる。指揮者もかなり意識していて、終楽章では故意に遅いテンポを採用し、第3楽章までと落差をつけているのだが、これは逆に失敗。快速テンポで押し通した方がまだ良かった。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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