ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

ヴァイオリン協奏曲 メニューイン(vn)クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE13212
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61

 ユーディ・メニューイン(vn)
 ニュー・フィルハ−モニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー指揮

内容詳細

ライヴを除けば、EMIでは3度目の録音となる1作。クレンペラーの悠然としたテンポと気宇壮大なスケールに、メニューインがガップリと取り組んだ、一期一会の記念すべき録音。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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これは徹頭徹尾、クレンペラーの至芸を味わ...

投稿日:2012/06/02 (土)

これは徹頭徹尾、クレンペラーの至芸を味わうべきCDであると言える。演奏は1966年であり、大器晩成型の巨匠クレンペラーがいよいよその本領を発揮し、持ち前のスケール雄大な超名演の数々を成し遂げていた時期のものである。本盤におさめられたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の演奏も素晴らしい超名演だ。冒頭から悠揚迫らぬゆったりとしたテンポで曲想を精緻に、そして格調の高さを失うことなく描き出して行く。クレンペラーは各楽器を力強く演奏させており、いささかも隙間風が吹かない重厚な音楽が紡ぎ出されている。木管楽器をやや強めに演奏させるのは、いかにもクレンペラーならではのものであるが無機的になることはなく、どこをとっても彫の深さが健在であると言える。全体の造型はきわめて堅固であると言えるが、スケールは極大であり、悠揚迫らぬ重量感溢れる音楽が構築されている。このような立派で仰ぎ見るような威容を誇る堂々たる音楽は、聴き手の居住まいを正さずにはいられないほどである。このような偉大な演奏を聴いていると、近年のベートーヴェンの演奏において主流となりつつある、古楽器奏法やピリオド楽器による小編成のオーケストラによる軽妙浮薄な演奏など、実に小賢しく感じてしまうところだ。それくらい、本盤の演奏は、巨木のような大芸術作品と言うことができるところだ。こうしたクレンペラーの指揮に対して、メニューインの演奏はいささか個性に乏しいとも言えるだろう。同曲を、メニューインはフルトヴェングラーとともに録音しているが(1947年及び1953年)、その頃がメニューインの全盛期であり、本盤の演奏の時には、既にかつて面影は殆ど消え失せていると言ってもいいのではないかとさえ思われるところだ。それでも、クレンペラーの偉大な芸術の奉仕者としては、それなりに立派な演奏を行っているとも言えるところであり、クレンペラーによる本名演の価値を損なうということにはなっていない点を強調しておきたい。いずれにしても、本盤の演奏は、巨匠クレンペラーの偉大な芸術を味わうことができる素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、1966年のスタジオ録音であり、従来CD盤では今一つ冴えない音質であったが、数年前に発売されたリマスタリング盤は、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったところである。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。とりわけ、メニューインのヴァイオリンの弓使いが鮮明に聴こえるのは殆ど驚異的ですらある。いずれにしても、クレンペラーによる素晴らしい名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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重厚にして優美。両巨匠とオーケストラが一...

投稿日:2012/05/29 (火)

重厚にして優美。両巨匠とオーケストラが一音たりとも疎かにすることなく創造した『ヴァイオリン協奏曲の王』の偉大なる風格に感服です。

ニッパー君 さん | 茨城県 | 不明

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為朝さんと同感です。メニューインも堅実か...

投稿日:2008/01/17 (木)

為朝さんと同感です。メニューインも堅実かつスタイリッシュな演奏でライヴとはまた違う魅力があります。淡白すぎとまでは感じませんが・・・ やはりクレンペラーはすばらしい!

どんねこ さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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