ピアノ協奏曲全集（コヴァセヴィチ）、ヴァイオリン協奏曲（クレバース）、三重協奏曲（アラウ、シェリング、シュタルケル）、ロマンス（グリュミオー）（４ＣＤ）

コヴァセヴィチのピアノ協奏曲全集に、様々な名盤を追加カップリング

（１）：コヴァセヴィチのピアノ協奏曲全集。ピアノとオーケストラがしっかりと呼応し合って、古典的でふくよかな交響的世界を現出しています。
（２）：ベートーヴェンが14歳の時に作曲したといわれているピアノ協奏曲を収録。ピアノ独奏パートの写譜のみ現存。ベートーヴェン自身によるオーケストラ・パートのピアノ・スコアが書き込まれており、ここからフルート２本、ホルン２本、弦楽五部にスイスの音楽学者ウィリー・ヘスが1939年復元発表したものです。繊細で活き活きとした響きで聴かせてくれます。
（３）：コンセルトヘボウ管弦楽団の名コンサートマスターとして名高い、ヘルマン・クレバースによるヴァイオリン協奏曲。
（４）：グリュミオーの甘美で洗練された音楽性が光る珠玉。ここではハイティンク指揮による1960年の録音のもの。ハイティンクにとっての初のベートーヴェンの録音でした。
（５）には、３人の見事な息のあった名盤も収録。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
ベートーヴェン：
1.　ピアノ協奏曲全集
・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19
・ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
・ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』

　スティーヴン・コヴァセヴィチ（ピアノ）
　ロンドン交響楽団
　コリン・デイヴィス（指揮）
　録音時期：1969-74年
　録音場所：ロンドン
　録音方式：ステレオ（セッション）
　音源：PHILIPS

2.　ピアノ協奏曲変ホ長調 WoO.4（W.ヘスによる復元版）

　リディア・グリフトウーヴナ（ピアノ）
　フォルクヴァング室内管弦楽団
　ハインツ・ドレッセル（指揮）
　録音時期：1967年
　録音場所：ハンブルク、フォノグラム・スタジオ
　録音方式：ステレオ（セッション）
　音源：PHILIPS

3.　ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61

　ヘルマン・クレバース（ヴァイオリン）
　アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
　ベルナルド・ハイティンク（指揮）
　録音時期：1973年
　録音場所：アムステルダム、コンセルトヘボウ
　録音方式：ステレオ（セッション）
　音源：PHILIPS

4.　2つのロマンス
・ロマンス第1番ト長調 op.40
・ロマンス第2番ヘ長調 op.50

　アルテュール・グリュミオー（ヴァイオリン）
　アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
　ベルナルド・ハイティンク（指揮）
　録音時期：1960年
　録音場所：アムステルダム、コンセルトヘボウ
　録音方式：ステレオ（セッション）
　音源：PHILIPS

5.　ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調 op.56

　クラウディオ・アラウ（ピアノ）
　ヘンリク・シェリング（ヴァイオリン）
　ヤーノシュ・シュタルケル（チェロ）
　ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
　エリアフ・インバル（指揮）
　録音時期：1970年
　録音場所：ロンドン
　録音方式：ステレオ（セッション）
　音源：PHILIPS