ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)(9SACD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA2000
組み枚数
:
9
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


フォルテピアノ界の巨匠ブラウティハムによる
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がボックスで登場!
時代楽器のレプリカを使用したこだわりの演奏


SACDハイブリッド盤。フォルテピアノ界の巨匠、ロナルド・ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ独奏曲全集シリーズから、ピアノ・ソナタ全集が早くもボックスで登場致します。当シリーズは2003年よりスウェーデンのエステローケル教会にて毎年8月に録音をしており、ソナタ全32曲に関しては2008年に全録音が完成に到りました。快活明瞭なアプローチが魅力のブラウティハムですが、当ベートーヴェンは作品年代に合った解釈で、当時の趣きを表現しております。
 楽器は作曲された時代のレプリカで、ポール・マクナルティ製作による3台のフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集決定盤登場と言えましょう。
 なお、当ボックスにはピアノ・ソナタ全32曲(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集第1〜8集)及び初期作品集(第9集)が収められており、その他の様々な作品集(ピアノ独奏曲全集第10〜15集、現時点で第13集までリリース)は含まれておりません。(輸入元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集


Disc1 (81:04)
● ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
● ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
● ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
● ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
● ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2

Disc2 (81:35)
● ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
● ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
● ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
● ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3

Disc3 (69:52)
● ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
● ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
● ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
● ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22

Disc4 (73:38)
● ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26
● ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
● ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
● ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28『田園』

Disc5 (67:49)
● ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1
● ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
● ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3

Disc6 (73:04)
● ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
● ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
● ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
● ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78
● ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79

Disc7 (69:17)
● ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
● ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
● ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』

Disc8 (77:09)
● ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
● ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
● ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111

Disc9 (60:54)
● 3つの選帝候ソナタ WoO.47
● ソナチネの2 楽章 WoO.50
● 2つのソナチネ Anh.5
● 2つの作品(オルフィカ)
● やさしいソナタ WoO.51

 ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)

 録音時期:2003年8月(Disc3)、2004年8月(Disc1,2)、2005年8月(Disc4,5)、2007年8月(Disc6,7)、2008年8月(Disc8,9)
 録音場所:スウェーデン、エステローケル教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

ユーザーレビュー

総合評価

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私はピアノフォルテという楽器に触れたこと...

投稿日:2021/08/26 (木)

私はピアノフォルテという楽器に触れたことがない。どれだけの音量なのか、べダルの効果はどれ程なのか。キータッチが軽いから指が早く動けるのか、全くわからない。でも、このブラウティハムの演奏を聞くと、ピアノフォルテならではの特質を活かした可能性がどれだけ広いのがを知ることが出来た。悲愴の第一楽章主部をを聞けばわかるのだが、バスがこれだけ立体感を持っている演奏を聞いたことがない。良い意味で前のめりのテンポに加えて、響きが明晰なので聞こえる音が多いこと多いこと。べダルで音が濁らないから早いパッセージが煌くこと。だから悲愴やハンマークラヴィーアのような2/2の曲がとても新鮮に聴こえる。これだけ骨格が明晰なのはこの楽器ならでは、だからではないのだろうか。ブラウティハムは、フォルテピアノで単に通常の演奏をするのではなく、「この楽器ならでは」の表現にものすごく拘ったのだろう。攻めている演奏なのだが、それがこの楽器の良さと本質を浮き彫りにする。フォルテピアノは音が貧弱だからちょっとなぁ、と正直思っていたが、この楽器ならではの表現がある!ということをブラウティハムに教えてもらった。感謝しています。心から。

てつ さん | 東京都 | 不明

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海外で賞をとっている演奏です。 というこ...

投稿日:2021/08/15 (日)

海外で賞をとっている演奏です。 ということで、とても期待したのですが、結果、HMVの中古に引き取ってもらうことになりました。 フォルテピアノとは思えないテクニックと表現の豊かさは随一であり、賞をとるのも納得の演奏でした。しかし楽譜の意図としない演奏家によるテンポの緩みが曲の良さを潰しているようで、どうしても気になりました。 これが例えばショパンだったりリストであれば、「あっそう」のレベルですが、ベートーヴェンの場合は話は別です。 昔読んだ本で名作オペラブックスのベートーヴェンのフィデリオがございますが、その演奏批評で興味深い文章がございました。ベートーヴェンも含むウィーンの古典派の音楽の場合、テンポの選択の仕方が音楽の良し悪しの基準になるとのことです。その為、演奏批評では、テンポ解釈に関して厳格に求める傾向にありました。たしかに裏付けのあるテンポを貫いた演奏は、とても聴きごたえのある演奏だったので、この理論はなるほどと思いました。だから、私はこの演奏に満足が出来ず手放すことになったのです。 私にとってベートーヴェンのピアノソナタの演奏で、興味深いのは、グリンベルグによる録音です。上記のような、過度なテンポの緩みや急ぎすぎもなく、演奏家の視点から聴いても、色々な発見ができる名演奏だと思います。

べっくべっく さん | 岐阜県 | 不明

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こんなに素晴らしいソナタ全集なのに、なぜ...

投稿日:2017/04/23 (日)

こんなに素晴らしいソナタ全集なのに、なぜかひとつもレヴューがないので投稿します。フォルテピアノによる全集ということでも貴重な存在ですが、全ての曲がムラなく徹底的に検証を重ねた上でのものという印象をあたえる密度の高い全集です。テンポはフォルテピアノの演奏でよくみられるような速めのものが多いですが、じっくり聴かせるところは透明感の高い叙情に包まれます。ベートーヴェンの全集としてスキがありません。三大ソナタ等の人気曲は勿論のこと全ての曲が高いレベルで、どこから聴いても死角がありません。HMVによるレヴューに使用している楽器についてマクナルティによるレプリカという記載しかないので、元の楽器の情報ですが、cd1から5がワルター1802年、cd6から8がグラーフ1819年、cd9がシュタイン1788年となっています。個人的には、ワルトシュタインはワルターでもよかったのではと思いましたが、ここから後の曲はグラーフになります。

こびと さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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