ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ディアベリ変奏曲 内田光子

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4852731
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


円熟のピアニズムが解き明かすベートーヴェン晩年の妙なる変奏技法

内田光子が近年のコンサートでメインとして度々取り上げ、昨秋(2021年)の来日リサイタルでは熱狂的な喝采とスタンディング・オベーションを巻き起こしたベートーヴェン晩年の傑作『ディアベリ変奏曲』を遂に録音。前々回の来日時には彼女が「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と大事にしている同作品について演奏も交えたトーク・イベントを行い、作品に対するひたむきな愛情と深い洞察を日本の音楽ファンの前で披露していました。
 出版業者で作曲家でもあったアントン・ディアベリから自作のワルツの主題を用いた作品を作って欲しいとの依頼を受けたベートーヴェンは、当初その依頼を拒否したものの、最終的に独自で33もの変奏を作曲しました。ディアベリの主題が徹底的に活用された多彩な変奏は、まさにベートーヴェンの変奏技法が駆使された集大成といえましょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120


 内田光子(ピアノ)

 録音時期:2021年10月
 録音場所:サフォーク、スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


ユーザーレビュー

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このディスクに限らないが、内田光子を聞く...

投稿日:2022/04/22 (金)

このディスクに限らないが、内田光子を聞くと、ピアニストというのはどれほど厳しい仕事なのだろうと思う。ディアベリ変奏曲、難曲中の難曲である。あんな変哲な主題から始まり、途中でモーツァルトのアリアを借用してウサを晴らし、技巧をつくし、最後に穏やかなメヌエットで締めくくる、1時間もかかる大曲。私なら「暗譜すら無理」である。でも、内田光子はケタが違う。冒頭主題から「違う」のである。こう言うやり方があったのか、と納得する。第一変奏も「あーそう来たか」と嬉しくなる。こう言う発見と集中が、最後まで続く。なんでベートーヴェンが最後にメヌエット置いたのか、内田の演奏を聞くと心から納得できる。  この難曲、ハンマークラヴィーアと同じくピアニストにとってのエベレストだから、挑むピアニストは多い。しかしこの内田光子ほど、完全に登頂したディスクはない、と、私は思う。昨年の実演も聞いたが、こうやってディスクに残ることを喜びたい。掛け値なしに内田光子は世界最高のピアニストであることを実感できる。 彼女のインタビューを読むと、準備に物凄い時間を費やしているのがわかる。ピアニストと言うのは本当に精根尽くして名曲に対峙するのだと、心から感嘆する。 ジャケ写も良い「MITUKO UCHIDA」と大きくクレジットされているのが私にとっては心から嬉しい。ユニバーサルはもっとこの巨匠の録音を後世に残すべきである。

てつ さん | 東京都 | 不明

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国内盤CDを買いました。 内田光子のベー...

投稿日:2022/04/11 (月)

国内盤CDを買いました。 内田光子のベートーヴェンといえば、もうだいぶん前にソナタの28番&29「ハンマークラヴィーア」と、30〜32番の2枚を聴いたことがあり、技術的にも解釈面でも大変優れた演奏だと思った記憶があります。 内田さんは最近、「ディアベリ変奏曲」を集中的に取り上げているそうで、ここでも完全に堂に入った演奏ぶりです。 正直に申し上げて、この曲、最初に聴いたときからなかなか最後まで聴き通すのが難しいのです。難解というわけではありません。音楽自体は最初のテーマからとてもシンプルで、変奏もスイーっと入ってくる曲ばかりですが、とにかく長いという印象です。ベートーヴェン晩年の作品なので技法的に手が込んでいるのが分かるのですが、例えば後期のソナタに感じられるような崇高さが感じられず、はっきり言ってしまえば「冗長な」感じもします。 これまで何とか最初から最後まで聴き通せたのは、いろんな仕掛けが面白いアンデルジェフスキ盤と、多彩な音色が美しいバレンボイム盤くらい。 さて、この内田盤ですが、上記2盤と比べると「正統派の名演」といえるでしょう。内田さんのモーツァルトやシューベルトと同様に、音自体は透明なタッチなもののバレンボイムのような多彩さはなく単色です。フォルテの打鍵は強いものの、アラウのようなお腹に響くような重厚さはありません。単調な曲を面白く聴かせようとすることもしないので、いくつかの変奏曲では少し退屈したりもしました。 しかし、この曲は難しいですね。ライヴで時間をともにすればまた違った感興も起きるのでしょうが、内田さんをもってしても1時間近くを聴き通すのにやや難渋したというのが正直なところです。 ただ録音も良い正統的な名盤が誕生したことは素直に喜びたいところです。

kadoshin さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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