ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

【中古:盤質S】 『フィデリオ』全曲 クナッパーツブッシュ&バイエルン国立管、ユリナッチ、ピアース、ナイトリンガー、他(1961 ステレオ)(2CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

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S
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未開封
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基本情報

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カタログNo
4806561
レーベル
Australia
フォーマット
CD
その他
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輸入盤

商品説明

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ベートーヴェン:『フィデリオ』全曲
ユリナッチ、ピアース、ナイトリンガー、他
クナッパーツブッシュ&バイエルン国立管


晩年のクナッパーツブッシュがウエストミンスター・レーベルにおこなった有名な録音。まるでワーグナーのような時間感覚の『フィデリオ』ですが、場面によっては意外に機敏なところもみせ、クナッパーツブッシュがこの時期に好んで取り上げていたと言うことを十分に窺わせる演奏内容でもあります。
 注目は主役のユリナッチ。ユリナッチはこの録音の9ヶ月前にロンドンでクレンペラーの指揮によって『フィデリオ』を歌って大成功を収めており、ここでも巨匠の要求に十分に応えた歌唱をおこなっています。

【ユリナッチ・プロフィール】
セーナ・ユリナッチは、1921年10月24日、ボスニアの小都市トラヴニクに誕生しています。本名はスレブレンカ・ユリナッチで、父はクロアチア人で、母はオーストリア人でした。
 ユリナッチはザグレブ音楽院で声楽を学び、1942年にザグレブの歌劇場で『ボエーム』のミミ役でデビュー。1944年、23歳の時にカール・ベームの招きでウィーン国立歌劇場と契約し、戦後、ケルビーノ役が当たって人気歌手の仲間入りを果たし、1950年代から1970年代まで、ミラノ・スカラ座やグラインドボーン音楽祭、コヴェントガーデン王立歌劇場、テアトロ・コロン、ザルツブルク音楽祭など世界各地で活躍、舞台からの引退は1982年の『ばらの騎士』でした。
 ユリナッチはソプラノ歌手でしたが、声域が広かったため、メゾ・ソプラノの役も得意としており、『ばらの騎士』のオクタヴィアン役と、『フィガロの結婚』のケルビーノ役では特に高い評価を受けていました。
 ユリナッチは幅広いレパートリーを持っていましたが、特に熱心に取り組んでいたのがモーツァルトとR.シュトラウスの作品の数々。これには大恩人である巨匠、カール・べームの影響も大きかったのかも知れません。
 ベームに招かれてウィーンに移ったユリナッチはロシア軍の砲撃や、兵士の横暴に晒され、脅されてケルビーノのアリアを歌ったりもしたということです(指揮はクリップス)。ちなみにスレブレンカという名前がオーストリア人には発音しにくいのではないかということでセーナという名前に変えたのもこの頃のことでした。
 その後、ユリナッチはカラヤンからイタリア・オペラも歌うよう薦められ、プッチーニの『蝶々夫人』や『トスカ』、ヴェルディの『オテロ』、『ドン・カルロ』、モンテヴェルディの『ポッペアの戴冠』などにも取り組むようになります。
 一方ではユリナッチは歌曲に対しても深い関心を持っており、ジェラルド・ムーアとのリサイタルのほか、オーケストラ伴奏での歌曲リサイタルやレコーディングなどもおこなっていました。(HMV)

【収録情報】
・ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』全曲

 セーナ・ユリナッチ(レオノーレ)
 ジャン・ピアース(フロレスタン)
 グスタフ・ナイトリンガー(ドン・ピツァロ)
 マリア・シュターダー(マルツェリーナ)
 マレイ・ディッキー(ヤキーノ)
 デジュ・エルンスター(ロッコ)
 フレデリク・ガスリー(ドン・フェルナンド)、他
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン国立管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音時期:1961年12月
 録音場所:ミュンヘン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 原盤:Westminster

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Overture
  • 02. "Jetzt, Schatzchen, jetzt sind wir allein"
  • 03. Jacquino, Jacquino
  • 04. "O war ich schon mit dir vereint"
  • 05. Guten Tag, Marzelline. Ist Fidelio noch nicht zuruck
  • 06. "Mir ist so wunderbar"
  • 07. Fidelio, wenn ich auch nicht weiss
  • 08. "Hat man nicht auch Gold beineben"
  • 09. "Ihr konnt das leicht sagen, Meister Rocco"
  • 10. "Gut Sohnchen, gut"
  • 11. Marsch
  • 12. Ist etwas Neues vorgefallen?
  • 13. "Ha! Welch ein Augenblick!"
  • 14. Ich darf keinen Augenblick saumen
  • 15. "Jetzt, Alter, jetzt hat es Eile!"
  • 16. "Abscheulicher! Wo eilst du hin?"
  • 17. Meister Rocco, ich ersuchte euch schon einige Male
  • 18. "O welche Lust, in freier Luft den Atem leicht zu heben!"
  • 19. "Nun sprecht, wie ging's?"
  • 20. Ach! Vater, Vater, eilt!

ディスク   2

  • 01. "Leb wohl, du warmes Sonnenlicht"
  • 02. Introduktion - "Gott, welch' Dunkel" - In des Lebens Fruhlingstagen
  • 03. "Wie kalt ist es in diesem unterirdischen Gewolbe" - "Nur hurtig fort, nur frisch gegraben"
  • 04. "Er erwacht"
  • 05. "Euch werde Lohn in bessern Welten"
  • 06. "Alles ist bereit"
  • 07. Er sterbe! Doch er soll erst wissen (Pizarro, Florestan, Leonore, Rocco)
  • 08. "Vater Rocco!" - Es schlagt der Rache Stunde
  • 09. "Meine Leonore, was hast du" - O namenlose Freude!
  • 10. Ouverture "Leonore III" op. 72a
  • 11. "Heil sei dem Tag"
  • 12. "Des besten Konigs Wink und Wille"
  • 13. "Wer ein holdes Weib errungen"

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ケース裏の156分7秒を見れば、誰でも演奏時...

投稿日:2013/05/04 (土)

ケース裏の156分7秒を見れば、誰でも演奏時間が長いと感じる。第一幕の会話シーンではテンポに違和感を感じるかもしれない。真骨頂はレオノーレ序曲からエンディングにかけて。楽聖が紡ぎ出した至高の楽曲を、一音一音噛み締めるように進行する様が圧巻。魂が揺さぶられる感動を味わえる。お薦めの逸品です。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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以前から聴いてみたいと思いながら、なかな...

投稿日:2013/02/24 (日)

以前から聴いてみたいと思いながら、なかなか入手できなかった、私にとっては”幻の”CD。期待に違わず個性的な快演、怪演ですね。第1幕が80分以上かかってCD1枚に収まらず、囚人の合唱の後半部分が2枚目に分断されています。こんな面割りになったフィデリオ、初めて。第2幕の「いざ殺害」という緊迫の場面もテンポは遅く、歌手たちが合わせるのに四苦八苦している様子が目に見えるよう。大臣の到着が告げられ、解放を喜ぶ夫婦の二重唱もテンポは上がらず、盛り上がらないことこの上なし。でも、快速調の劇的演奏からは聴こえてこない、ベートーヴェンがこのオペラに込めた夫婦愛に対するちょっと過剰な想いが、ずっしりと重く感じられる。そんな演奏かと思います。ユリナッチのレオノ―レが女性らしくて好ましい。レオノ―レはブリュンヒルデのような猛女、勇女じゃないんですからね。このオペラを初めて聴くという方には、やっぱりマゼールやカラヤンをお勧めしますが、2組目、3組目として手元に置いておきたいCDだと思います。

あおば さん | 神奈川県 | 不明

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ウェストミンスター/ビクターのLPを愛聴し...

投稿日:2013/01/27 (日)

ウェストミンスター/ビクターのLPを愛聴していました。最近の韓国版ウェストミンスターセットにクナの録音が含まれていないのを気にしていましたが、オーストラリア/グラモフォンから発売されるとのこと、喜ばしい限りです。ワーグナーのような、という評価がありますが、確かに「囚人の合唱」など、パルシファルの雰囲気を漂わせるものがありますが、ワーグナーというよりむしろ宗教曲のような感があると言えるでしょう。しかし、思いのほか音の立ち上がりやテンポなどは明快で、ベートーヴェン観やフィデリオ観に対する違和感は全く感じられず、クナの音楽観に関して認識を新たにするものと思います。私としては、フィデリオの最優秀演奏として自信をもって推したいと思います。

gasteig さん | 愛知県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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