ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲全曲、ピアノ協奏曲第1番&第2番、『フィデリオ』全曲 ラトル(9CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
限定盤,9枚組み,BOX仕様,ブックレット付き
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
4575732
レーベル
Emi
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

SIMON RATTLE EDITION
ラトル/ベートーヴェン録音集(9CD)
交響曲全曲、ピアノ協奏曲、フィデリオ(期間限定盤)

ラトルがEMIにレコーディングしたベートーヴェン作品をまとめた9枚組のボックスセット。
 内訳は、2002年にウィーン・フィルとライヴ録音された交響曲全9曲と、2000年にライヴ録音された交響曲第5番、そしてラルス・フォークトと競演したピアノ協奏曲第1番(2種)と第2番、ベルリン・フィルとの『フィデリオ』全曲というものです。

【交響曲全集】
2002年4月29日から5月17日にかけて、ウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれた連続演奏会のライヴ録音。
 ベーレンライター版の楽譜を使用し、楽器編成は本来の二管編成、配置はヴァイオリン両翼型という時代様式的な条件を踏まえつつ、随所にラトルらしい仕掛けが施されているのが楽しい全集です。特に第9番では、伝統的な歌唱を避けるためか、かつての手兵で、さまざまな近現代作品でも共演したバーミンガム市交響楽団合唱団を招いて、自在でときに荒々しいまでの表現力を持った合唱を響かせることに成功しています。
 ウィーン・フィルもこうしたラトルの要求に巧みに応え、ソロはもちろん、トゥッティでも彼ららしさを失うことなく、先鋭さと豊かさを兼ね備えた見事な演奏を聴かせているのが印象的です。

【交響曲第5番の別録音】
全集録音の1年半ほど前、2000年12月にウィーンのムジークフェラインザールでおこなわれた演奏会のライヴ録音。時期も近く、同会場でのライヴ録音でありながら、マイク・ポジションや演奏の違いもあってか、印象がけっこう違うのが面白いところです。
 冒頭の第1主題から、激しい気迫を見せつつもシャープな造形が印象的ですが、舞台の左右に配されたヴァイオリン群を中心に詳細に施されたデュナーミクがもたらす波状的な効果、随所で音響造形の要となっているティンパニの大胆な活用、徹底的なバランス設定が掘り起こす耳なれない音型等々、時代考証派の台頭と新校訂楽譜の刊行で激動するベートーヴェン演奏史上、ひときわ個性的な輝きを放つ画期的な『運命』の出現と、世の音楽ファンに多大なインパクトを与えた演奏でもあります。

【ピアノ協奏曲集】
1995年10月のセッション録音。個性派ピアニスト、ラルス・フォークトと共演したピアノ協奏曲第1番と第2番を収録。第1番については、初回リリースの限定盤にのみ添付されていたボーナス・ディスクに収録されていたグレン・グールドのカデンツァによる演奏が収められているのもポイント。グールドのバッハを思わせる粒の揃った美しい音楽がとても魅力的なものです。演奏はどれもエネルギッシュで高水準。オーケストラは2管編成で、ヴァイオリン両翼型配置を採用し、千変万化する表情がひきだされ、フォークトの独奏を見事に彩っています。

【フィデリオ全曲】
2003年4月にベルリンのフィルハーモニーザールでおこなわれた演奏会を収録したライヴ録音。ザルツブルク復活祭音楽祭で上演されて評判となったプロダクションの演奏部分を引き継いで、ベルリン・フィルの本拠地で演奏会形式上演したものです。

【収録情報】
CD1
・交響曲第1番ハ長調 作品21
・交響曲第3番変ホ長調 作品55『英雄』

CD2
・交響曲第2番ニ長調 作品36
・交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』

CD3
・交響曲第4番変ロ長調 作品60
・交響曲第6番ヘ長調 作品68『田園』

CD4
・交響曲第7番イ長調 作品92
・交響曲第8番ヘ長調 作品93

CD5
・交響曲第9番ニ短調 作品125『合唱』
 バーバラ・ボニー(ソプラノ)
 ビルギット・レンメルト(コントラルト)
 カート・ストレイト(テナー)
 トーマス・ハンプソン(バリトン)、
 バーミンガム市交響合唱団

 録音時期:2002年4月29日〜5月17日
 録音場所:ムジークフェラインザール、ウィーン
 録音方式:デジタル(ライヴ)

CD6
・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15(カデンツァ:ベートーヴェン)
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19(カデンツァ:ベートーヴェン)
 ラルス・フォークト(ピアノ)
 バーミンガム市交響楽団

 録音時期:1995年10月3日、5日(第2番)
 録音場所:バターワース・ホール、ウォーウィック・アーツ・センター
 録音方式:デジタル(セッション)

CD7
・交響曲第5番ハ短調 作品67
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音時期:2000年12月1-3日
 録音場所:ムジークフェラインザール、ウィーン
 録音方式:デジタル(ライヴ)

・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15(カデンツァ:グレン・グールド、1954)
 ラース・フォークト(ピアノ)
 バーミンガム市交響楽団

 録音時期:1995年10月3日
 録音場所:バターワース・ホール、ウォーウィック・アーツ・センター
 録音方式:デジタル(セッション)

CD8&9
・歌劇『フィデリオ』全曲 作品72
 レオノーラ:アンゲラ・デノケ
 フロレスタン:ジョン・ヴィラーズ
 ドン・ピツァロ:アラン・ヘルド
 ロッコ:ラースロ・ポルガール
 マルツェリーネ:ユリアーネ・バンゼ
 ヤキーノ:ライナー・トロスト
 ドン・フェルナンド:トーマス・クヴァストホフ
 第1の囚人:トーマス・エーベンシュタイン
 第2の囚人:イオン・ティブラ
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音時期:2003年4月25〜28日
 録音場所:フィルハーモニー、ベルリン
 録音方式:デジタル(ライヴ)

 以上、サイモン・ラトル指揮

総合評価

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一番新しいベートーヴェン像で、なるほどと...

投稿日:2014/02/11 (火)

一番新しいベートーヴェン像で、なるほどと思える部分と、究極何を目指したのかが解らないという結論と、はかりに書ければ、なるほどの方に軍配が上がるかな。一番古いスタイルを維持し続けているウィーンフィルでなければ、ただ実験だけに終わったかもしれない。双方崖っぷちという雰囲気も滲み出ていて、楽しめました。

蓮華人 さん | 千葉県 | 不明

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10年前の演奏とはいえ、今をときめくラト...

投稿日:2012/09/30 (日)

10年前の演奏とはいえ、今をときめくラトルのベト集が『フィデリオ』等もあってCD1枚の程度のこの価格とは。演奏は、ベーレンライター版の楽譜を使用したスタイリッシュなベト集で、難しく考えないで、サラッと聴けます。ラトルはそんなに好きではないのですが、この価格ならと購入しました。そう言えば、BPOとのベト集って、まだ、なかったですよね。不思議です。

TKOクラシック さん | 神奈川県 | 不明

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大変面白いベートーヴェン。才気に溺れすぎ...

投稿日:2011/09/17 (土)

大変面白いベートーヴェン。才気に溺れすぎず、アーノンクールの全集ほど先鋭的でもなくしゃくれすぎず、ウィーン・フィルの美質を活かしながら、熱気も孕んでいる。カラヤン以降、評価の高いベト全で私が聴いたのは、クレンペラー、マズア、ブロムシュテット、C・デイヴィス、バーンスタイン、アバド、アーノンクールなどだが、特に3番・5番・9番などでは、成功も失敗もしていない、うまくまとめて突き抜けた魅力に乏しいと感じることが多く、無いものねだりのようなことを私はしてしまう。個人的にカラヤン(とクリュイタンス)以外でこうした不満が少ないのはクレンペラーとバーンスタインだが、このラトルの全集は、それらよりも面白く刺激的で、且つ美しいと私は感じた。おまけのピアノ協奏曲はピアノの存在感が非常に薄く、これは本当に要らなかった。

おたふくかぜ さん | 熊本県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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