ベートーヴェン(1770-1827)

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【中古:盤質A】 ピアノ・ソナタ第30・31・32番 アファナシエフ

ベートーヴェン(1770-1827)

中古情報

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A
特記事項
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帯付
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2枚組
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基本情報

ジャンル
カタログNo
WAKA4102
レーベル
日本
フォーマット
CD

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

アファナシエフのベートーヴェン:後期三大ソナタ
感動のサントリーホール・ライヴ
「心より出で、心へ通わん」
作曲者と演奏者の心がひとつになった奇跡的瞬間。
現代屈指の鬼才による待望のベートーベン:ソナタ集

鬼才ヴァレリー・アファナシエフ(1947‐)が東京のサントリーホールで2003年10月27日に行なった、ベートーヴェンの最後の3大ピアノ・ソナタ演奏会のライヴ録音!
 3曲で8つの楽章が弾かれるわけですが、そのひとつひとつが深く彫琢されており、アファナシエフの思索の旅にあたかも同伴するかのような、圧倒的な聴きものとなっています。
 ことさらにゆったりと始まる第30番からして、その「異形の美」ともいえる美学が横溢し、終楽章のアンダンテでは、安息の中にも絶えざる希求を思わせる趣きさえ感じさせます。
 深淵での思索を開示するかのような第31番、最後の第32番はもはや、ひとふしひとくさりが、苦悩と浄化を果てしなく往還するきびしいドラマで満たされていて圧巻!
 アファナシエフ自身による興味深いエセーも収録しています。その中で引用されている「心より出て、心へ通わん」は、この3つのソナタと並行して書かれた《ミサ・ソレムニス》のエピグラフであり、このディスクを象徴することばともいえるでしょう。

■ベートーベン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品109
■ベートーベン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110
■ベートーベン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品111

録音:2003年10月27日
サントリーホール(ライヴ録音)

ヴァレリー・アファナシエフ
1947年、モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でヤーコブ・ザークとエミール・ギレリスに師事。1968年のバッハ国際音楽コンクール(ライプツィヒ)、1972年のエリザベート王妃国際コンクール(ブリュッセル)で優勝を飾っている。1973年にモスクワ音楽院を卒業、1974年にベルギーへ亡命した。以後、ヨーロッパ、アメリカ各地でリサイタルを行うほか、著名なオーケストラと共演を重ねてきた。日本へは、1983年にヴァイオリニストのギドン・クレーメルの共演者として初来日。1987年の《東京の夏音楽祭》のソロ・リサイタルで熱狂的な反応を呼び起こした。
 レコーディングは、DENONを中心に20枚以上のアルバムをリリースしており、1992年には「ブラームス:後期ピアノ作品集」がレコード・アカデミー賞器楽部門を受賞。来日のたび、新録音リリースのたびに、独自の音楽性が論議を呼び、音楽界に大きな刺激をもたらしている。
 ピアノ演奏にとどまらず、《失踪》、《バビロンの陥落》、《ルードヴィヒ二世》などの小説を発表する文学者の顔も持っている。フランス、ドイツ、ロシアでの出版に加えて、日本でも2001年にエッセイ集《音楽と文学の間》が出版され話題となった。また、ナボコフ、ボルヘス、ベケット、カフカ、ジョイスなどを愛読し、ヴィトゲンシュタイン、道教思想、インド哲学に傾倒していることでも知られる。
 現在はパリを拠点に活動。現代におけるカリスマ的ピアニスト、指揮者として注目を集め続けている。

総合評価

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 アファナシエフの呪縛にとらえられてしま...

投稿日:2013/05/20 (月)

 アファナシエフの呪縛にとらえられてしまったファンの一人です。遅い,重い,時にはおぞましいなどといった形容詞で表現される彼の演奏ですが,私にとってはとても良いテンポの美しい演奏です。このベートーベンも他に名演は多数あるでしょうが,私はこの演奏の一音,一音の美しい響きが好きです。アファナシエフ自身のコメントを見ると,単に美しいなどという事をねらっているのではないようですが,私の耳にはとても美しく心地よく響きます。

lightnin さん | 青森県 | 不明

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 ベートーヴェンのソナタの最後にふさわし...

投稿日:2013/02/19 (火)

 ベートーヴェンのソナタの最後にふさわしい力演だと思う。多少の化粧を施してはあるだろうがライヴでこれだけの内容なのだからそこに居合わせた方々がうらやましい限り。 他のピアニストに比べると重い音、重い足取りと思うがその根底には精神的な軽みがあり、歌がある。特に32番。この世の苦悩を一身に受けたような激しい第1楽章を経てあらわれた第2楽章、あの”小さな歌”が喜怒哀楽を通過しそして祈りまで昇華する過程の美しさに脱帽。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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感慨深い。アファナシエフの録音最初期のベ...

投稿日:2006/11/19 (日)

感慨深い。アファナシエフの録音最初期のベートーヴェンに辟易としていた私にとって、この後期ソナタ集は新鮮に映る。アファナシエフは、ほとんど例外なく、のろのろとしたテンポをとる。必然性を感じられない時もあった。それでも、自分を曲げずに、スタイルを深めていったのは、世評の高いブラームスなどの録音を聴けばわかるだろう。ここでも、アファナシエフは辛抱強い。31番2楽章など、我慢を超えてうっすらと味わいすら出てきている。強引な表現も、貫き続ければリアリティを獲得する。なんだか嬉しくなる。

火へんに華 さん | 千葉 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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