ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

『フィデリオ』全曲 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー&ウィーン・フィル、キルステン・フラグスタート、ユリウス・パツァーク、他(1950 モノラル)(2CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK7004
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD

商品説明

すばらしい音で蘇るフルトヴェングラーの『フィデリオ』
1950年ザルツブルク・ライヴが生々しく甦る!


フルトヴェングラーにとってベートーヴェン唯一のオペラ、《フィデリオ》は特別な意味を持った作品のひとつです。1953年スタジオ録音盤と共にEMIから出されていた1950年ザルツブルク音楽祭ライヴが、今回状態のよい米BJR盤LPから復刻され、巨匠の没後50年に際して新たに甦ることになりました。
 MI盤とは異なるテイストを持った臨場感のある音に仕上がっており、とりわけ重剛な低域は特徴的といえます(なお、カットされていた序曲前の拍手も収録)。冒頭のシュヴァルツコップとデルモータのやりとりからして実に薫り高く、シュヴァルツコップの名唱が特筆されますし、第9曲「悪漢よ、どこへ急ぐ」(CD1I)などに聴くフラグスタートの堂々たる存在感はさすがのひとこと。前曲の二重唱への拍手が出だしにかぶるものの、ライヴならではの高揚が爆発する《レオノーレ》序曲第3番は、巨匠自らが論文に記しているように、マーラーがウィーンで慣習づけた流儀に従ってフィナーレの前に置かれ、このオペラの本質に輝かしい光を当てています。
 ロート・ヴァイス・ロートによって収録されたマスター・テープは残念ながら消去された来歴を持つこの音源が、丹精を込めた復刻によってあらためて生々しくよみがえる、意義ある一組といえるでしょう。

・ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』(全曲)
 キルステン・フラグスタート(S;レオノーレ)
 ユリウス・パツァーク(T;フロレスタン) 
 パウル・シェフラー(Br;ドン・ピツァロ)
 ハンス・ブラウン(Br;ドン・フェルナンド) 
 ヨゼフ・グラインドル(Bs;ロッコ)
 エリザベート・シュワルツコプフ(S;マルツェリーネ)
 アントン・デルモータ(T;ヤキーノ)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:1950年8月5日、ザルツブルク

CDは国内プレスとなります。

総合評価

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私は数多くフィデリオの録音を聴いたわけで...

投稿日:2011/09/04 (日)

私は数多くフィデリオの録音を聴いたわけではないが、この録音を聴き、感動のあまりレビューを書くことにした。この録音がこのような感動をわれわれに与えるのには3つほどの理由がありそうだと感じた。1つはフルトヴェングラーの「神がかり」といえるような棒さばき。1950年のザルツブルク音楽祭復活の公演という環境が、フルトヴェングラーを狂気に駆り立てる。レオノーレ第3番の凄まじい気迫はいやでも興奮させられる。特にフィナーレまでの畳み込みは他の歌手を巻き込んで阿修羅のごとくと言ってもよい。2つ目はフラグスタートのレオノーレ。とくにピツァロとの対決の場面から終幕までは感動的。フラグスタートの声の圧倒的迫力にピツァロなど吹き飛んでしまいそうだ。これだけの圧倒感があるのは、彼女の声に強烈な「母性」があるからだと感じる(声の温かさなどとよく表現されているのを目にする)。フロレスタンを思う妻としての母性が、レオノーレを火事場の馬鹿力ともいうべき女傑へと変貌させていると思うとフラグスタートのレオノーレの解釈は納得できる。時代がかっているのかもしれないが、これ以上の圧倒感のあるレオノーレは他で聴けるものではない。3つ目は録音とその復刻だ。厚みのある音と充実したフルトヴェングラーらしい重々しい低音。わざとらしく感じる方もおられようが、私のような素人はこのようなあからさまなわかりやすい音に共感してしまう。フルトヴェングラーのザルツブルク復帰公演という歴史的意義、不世出のソプラノのフラグスタート、古き良きウィーンフィルの演奏を考えると、私はこの録音は不滅の録音であると断言したい。

Maxim さん | 大阪府 | 不明

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フィデリオは、結局最後の数十分間ばかしを...

投稿日:2007/04/03 (火)

フィデリオは、結局最後の数十分間ばかしを聞くことになってしまう。このCDでは、その箇所がじつに感動的で、自分の心をさらわれてしまう感じ。フラグスタートはいうのおよばず、パツァークがなんとも軽やかに舞うように歌うのが印象的。フルトヴェングラーの全録音のなかでもとくにすきです

たけかわ さん | 豊中 | 不明

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やっぱりオーパス蔵は期待を裏切らない名復...

投稿日:2004/10/13 (水)

やっぱりオーパス蔵は期待を裏切らない名復刻をやってくれました!! 実に臨場感あふれ、まるで50年のザルツブルクにタイム・スリップしたか如く一気にこの「フィデリオ」を堪能しました。まさに最高の名演、不滅の名盤です。

川崎次郎 さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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