ベン=ハイム、パウル(1897-1984)

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CD 輸入盤

オラトリオ『ヨラム』 ハイコ・ジーメンス&イスラエル・フィル、ミュンヘン・モテット合唱団(2CD)

ベン=ハイム、パウル(1897-1984)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HEL029659
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Israel
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベン=ハイムの「幻」のオラトリオ『ヨラム』
入魂のイスラエル・フィルを率いる
世界初演者ジーメンスによる世界初録音


「イスラエル音楽の父」のひとりと称されるパウル・ベン=ハイムは、イスラエルに移住してその名を名乗る以前の1897年、パウル・フランケンブルガーとしてミュンヘンで誕生しました。生地でフリードリヒ・クローゼに作曲を師事、1920年から24年にかけてブルーノ・ワルターとハンス・クナッパーツブッシュのアシスタント・コンダクターを務めたのち、1924年から31年までアウグスブルク歌劇場のカペルマイスターを務めていましたが、31年、ユダヤ人の同僚皆と共に解雇されてしまいます。
 その年に故郷ミュンヘンの家族のもとに戻ると、ベン=ハイムは若いころから作曲を夢見ていた作品、『ヨラム』の仕事に取り掛かります。けれども、完成したときには、すでにナチが権力を掌握しており、このオラトリオは作曲後、自筆譜のまま遺され、45年間一度も演奏される機会の無かった、いわば「幻の作品」となっていたものです(1979年にテルアビブでヘブライ語訳版により一部が演奏されています)。
 1933年2月にナチの政権奪取後、ミュンヘンからベン=ハイムが逃れる直前に完成したオラトリオ『ヨラム』ですが、東プロイセン生まれのユダヤ系詩人ルードルフ・ボルヒャルト[1877-1945]の叙事詩「ヨーラムの書」(1907)に基づく内容は、聖書のヨブ記を題材としたもので、J. S.バッハの受難曲からメンデルスゾーンの『エリヤ』に至る、ドイツ・ロマン派のオラトリオの偉大な伝統に連なることを念頭に書き上げられた記念碑的作品です。
 ハイコ・ジーメンスは、1954年にシュレスヴィヒ・ホルシュタインに生まれたドイツの教会音楽家であり、2008年11月8日にミュンヘンで、オリジナルの独語テキストによる『ヨラム』世界初演を成功に導いた指揮者です。このアルバムは、ジーメンスがイスラエル・フィルを指揮して、2012年4月3日にエルサレムで行った、オリジナルの独語版『ヨラム』の記念すべきイスラエル初演時の模様をライヴ収録したもので、この大作の世界初録音となります。
 ジーメンス以下、魂の響きそのもののイスラエル・フィルの気合いの入ったアンサンブルに加えて、世界初演時と同じくミュンヘン・モテット合唱団を迎えた万全の布陣によって、およそ2時間に亘り、熱のこもった演奏内容が繰り広げられています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ベン=ハイム:オラトリオ『ヨラム』

 カタリナ・ペルシケ(ソプラノ)
 カルステン・ズュース(テノール)
 ベルント・ヴァレンティン(バリトン)
 ミクローシュ・シェベシュチェーン(バス)
 ミュンヘン・モテット合唱団
 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 ハイコ・ジーメンス(指揮)

 録音時期:2012年4月3日
 録音場所:テルアビブ大学、スモラルツ・オーディトリアム
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

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