ベルリオーズ(1803-1869)

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CD 輸入盤

幻想交響曲、ロメオとジュリエット(バレンボイム&パリ管)、イタリアのハロルド(マゼール&ベルリン・フィル)(3CD)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4800714
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バレンボイムの大胆ベルリオーズ
『幻想交響曲』&『ロメオとジュリエット』

三十代なかばのバレンボイムがパリ管弦楽団を指揮してドイツ・グラモフォンとソニーにレコーディングした一連のベルリオーズ作品は、優れた演奏内容と音質により、当時、一部で話題になりました。特にドイツ・グラモフォンのシリーズは、鮮やかで妖しく美しいジャケット・デザインが、収録内容とも合致して強い印象を与えたものです。
 今回の3枚組ボックスは、そのバレンボイム&パリ管による『幻想交響曲』と『ロメオとジュリエット』をCD2枚に収録し、残りの1枚に、マゼール&ベルリン・フィルによる『イタリアのハロルド』とオルフェウス室内管による『夢とカプリース』を収録しています。なぜこうした組み合わせになるのかよくわからないコンセプトではありますが、ともかくバレンボイム若き日の『幻想交響曲』と『ロメオとジュリエット』のCD化は大いに歓迎されるところですし、久々の復活となるマゼールの『イタリアのハロルド』の快演が楽しめるのも嬉しいところです。

幻想交響曲
バレンボイム35歳の時の録音。細部にいたるまで思い切った表情付けが作品のグロテスクな面やコミカルな面も十分に引き出した個性的な演奏で、わずか6年後に再録音したベルリン・フィルとのおとなしい演奏とはまるで別人。後半のオーヴァー・アクションと豊かな色彩が特に素晴らしい『幻想』です。

ロメオとジュリエット
この作品は、シェイクスピアの『ロメオとジュリエット』の物語が投影された交響詩的な性格、最後の曲がオラトリオのような音楽になっているという分裂的なスタイルが特徴のいかにもベルリオーズらしい作品です。
 バレンボイムが36歳の時に録音したここでの演奏は、『幻想交響曲』同様、克明な表情と濃い色彩が印象的なもので、第1楽章冒頭の喧嘩のシーンからベルリオーズ的なリズムとノリの良いパリ管の演奏が実に面白く、公爵の仲裁を表すトロンボーンとチューバによる部分も表情豊か。一方、ストロフ「忘れようがない はじめての熱狂よ」では、イヴォンヌ・ミントンの落ち着いた美声により、深く美しく憧れに満ちた詩情が示されて感動的。チェロのオブリガードも胸に迫る名演。
 随所にあらわれるベルリオーズ節とも言われるオスティナートの実在感もおみごと。長大な作品を飽かせず聴かせるメリハリの効いたドラマティックな演奏は、オラトリオ的になるといわれる作品終盤でも効果的で、第6楽章以降の雄弁な音楽づくりは、オーケストラの高度な表現力もあってさすがの仕上がりです。

イタリアのハロルド
濃厚で華麗な色彩のパリ管弦楽団のあとに聴くベルリン・フィルの『イタリアのハロルド』は、抑えめの色彩と機能的なサウンドが聴きもの。マゼールのかっちりしたダイナミックな統率もあって、たいへん立派な演奏内容となっています。

夢とカプリース
アルバム最後は、オルフェウス室内管による爽やかな『夢とカプリース』。重たい3作品のあとの締めくくりには最適な美しい作品です。

【収録情報】
ベルリオーズ:
・幻想交響曲Op.14 [52:53]
 第1楽章 夢と情熱 [14:31]
 第2楽章 舞踏会 [06:27]
 第3楽章 野の風景 [17:06]
 第4楽章 断頭台への行進 [04:54]
 第5楽章 ワルプルギスへの夜の夢 [09:55]
 パリ管弦楽団
 ダニエル・バレンボイム(指揮)
 録音:1978年6月

・劇的交響曲『ロメオとジュリエット』Op.17 全曲 [94:49]
 第1楽章 [18:52]
  I:序奏: 喧嘩-騒動-公爵の仲裁 [04:57]
  II:プロローグ (序詞) 「眠っていた古いにくしみが」 [04:42]
  III:ストロフ(詩節) 「忘れようがない はじめての熱狂よ」 [05:51]
  IV:レシタティーフとスケルツェット「まもなくロメオは物思いに沈みこんで」「マブよ、夢のお遣い」「やがて死が統べ括り」 [03:22]
 CD 2
 第2楽章 [16:45]
  V:ロメオひとり-哀しみ-離れてざわめく舞踏会と音楽演奏の響き [13:42]
  VI:キャピュレット家の饗宴 [03:03]
 第3楽章 [15:05]
  VII:愛の情景 静かに晴れた夜 [15:05]
 第4楽章 [08:05]
  VIII:マブ女王または夢の妖精 (スケルツォ) [08:05]
 第5楽章 [09:52]
  IX:ジュリエットの葬送「花を撒け みまかれる処女のために!」 [09:52]
 第6楽章 [08:58]
  X:キャピュレット家墓所のロメオ [01:24]
  XI:祈り-ジュリエットの目覚め-忘我の喜び、絶望-いまわの苦しみと愛しあう二人の死 [07:34]
 第7楽章 [17:12]
  XII:終曲:人びとは墓地にかけつける「なんだと! ロメオが戻った! ロメオが!」「わたしが不思議をといて進ぜよう」 [04:23]
  XIII:「かわいそうな御子たちを悼んでわたしは泣く」 [08:28]
  XIV:和解の誓い「ではお誓いなさい神聖な御印にかけて」 [04:21]
 イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
 フランシスコ・アライサ(テノール)
 ジュール・バスタン(バス)
 パリ管弦楽団&合唱団
 ダニエル・バレンボイム(指揮)
 録音:1979年7月

・交響曲『イタリアのハロルド』Op.16 [42:19]
 第1楽章 山におけるハロルド、憂愁、幸福と歓喜の場面 [15:53]
 第2楽章 夕べの祈祷を歌う巡礼の行列 [07:31]
 第3楽章 アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード [06:34]
 第4楽章 山賊の饗宴、前景の追想 [12:21]
 ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ロリン・マゼール(指揮)
 録音:1984年4月

・『夢とカプリース』 Op.8 [07:58]
 ギレルモ・フィゲロア(ヴァイオリン)
 オルフェウス室内管弦楽団
 録音:1990年3月

収録曲   

  • 01. Symphonie Fantastique, Op. 14
  • 02. Romeo et Juliette, Op. 17
  • 03. Harold en Italie (Harold in Italy), Op. 16
  • 04. Reverie et Caprice (Romance), Op. 8

総合評価

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パリ管にお家芸ともいえる豊潤さが感じられ...

投稿日:2013/01/13 (日)

パリ管にお家芸ともいえる豊潤さが感じられた最後期の演奏ではないだろうか。この後、次第に良い意味での「らしさ」を失っていったように思う。 バレンボイムの指揮については、若さと勢いが全面に押し出されていて、メータや小澤がアメリカの手兵と残した録音などと共通した青臭いにおいがする。 表層的には、想像に難くない、わかり易い演奏と感じた。

shinsaqu さん | 山口県 | 不明

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まずはバレンボイムさんの「幻想」と「ロメ...

投稿日:2011/12/10 (土)

まずはバレンボイムさんの「幻想」と「ロメオ」。いずれも元気いっぱい、勢いのある演奏で、いかにも登り坂にあった当時の調子が伝わってきます。その意味では「幻想」の方が出来はいいなあ。やはり一種の「熱」が欲しいこの曲にぴったりというところです。でも、仕上げはやや粗くて、楽器の鳴り具合のバランスはもっときちんと整えるべきでしょう。「ロメオ」はさすがに勢いだけでは物足りず、特にしっとりした部分での表現は明らかに物足りないな。ちょっと重心の高い、滑るような流れで、ドラマ性ももう一歩。まあ、若いバレンボイムの「快演」というくらいでいいかな。「ハロルド」は余裕のマゼール。ま、曲がなんだかまとまりのない変な曲なせいで、何ともつかみどころはないのでして、これはこれでいいんぢゃないでせうか…。録音はどれも良好。ただ、「ロメオ」は管弦楽・独唱・合唱のバラなすにちょっと難ありかな。やや広がりにも欠けます。でも音自体は鮮明です。基本的にはそれなりに楽しめたよいセット、満足はいたしております。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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かつてのLP発売時、ほとんど話題にならなか...

投稿日:2011/10/11 (火)

かつてのLP発売時、ほとんど話題にならなかった記憶のある「ロメオとジュリエット」がすばらしい。パリ管の艶かしい音色も実に魅力的。最後を締めくくるバスタンの声質がやや軽めなのが玉に傷だが、“巨匠”になりすぎたその後のバレンボイムにはない勢いと思い切りのよさが感じられる。

チタンシルバー さん | 千葉県 | 不明

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