ベルリオーズ(1803-1869)

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CD 輸入盤

『ファウストの劫罰』 ベルナルド・ハイティンク&オランダ放送フィル、マルギオーノ、クヴァストホフ、コール(2CD)(オランダ語解説盤)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CC72514
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』
ハイティンク&オランダ放送フィル、初CD化音源登場!


1999年のライヴ・レコーディング。オペラなど劇場作品にも優れた手腕を発揮する巨匠ベルナルド・ハイティンクが、ベルリオーズの壮大な作品に取り組んだ注目の録音が登場します。

【円熟期のハイティンク】
1999年当時のハイティンクはコヴェントガーデン王立歌劇場の音楽監督を務めており、素晴らしい『ファルスタッフ』など数々のオペラを上演して話題を提供していた頃ですが、コンサート活動も熱心に展開しており、古巣のコンセルトヘボウ管弦楽団に客演して名誉指揮者に任命される一方、ベルリン・フィルにも客演、フィルハーモニーでのコンサートのほかに、教会での「ヨーロッパ・コンサート」にも出演するど、華々しい活躍をみせていました。

【オランダ放送フィル】
コンセルトヘボウ管に次ぐ実力を持ち、オランダを代表するオーケストラのひとつであるオランダ放送フィルは、当時、すでに首席指揮者10年目となっていたエド・デ・ワールトのもとで実力を高めていた時期にあたり、かつての首席でもあるハイティンクとの『ファウストの劫罰』での共演は非常に興味深いところです。

【ベルリオーズの大胆なアイデア】
この作品のテキストは、ゲーテの『ファウスト』に着想を得て、ヨーロッパに古くから伝わるさまざまなファウスト伝説などにも影響を受けながら、ベルリオーズ自身が書いたというもので、ハンガリーの場面が最初に導入されたり、ゲーテ作品では最後に救済されていたファウストがここでは地獄行きになってしまうなど、多くの相違点があるというベルリオーズ的に破天荒な内容となっています。

【ハイティンク期待の録音】
さまざまなオーケストレーションのスタイルを尊重するハイティンクは、若い頃からフランス音楽も得意としており、練り上げられた響きの魅力を楽しませてくれたものですし、一方で、着実に細部を積み上げて全体を構築する誠実な手法は、大作での揺るぎのないフォルム形成につながっており、雄大なスケールを持つ名演を数多く生み出してもきました。
 今回の『ファウストの劫罰』は、そうしたハイティンクの個性が、非常に良い方向に発揮される作品と思われるため、1999年という良い時期のライヴ録音ということもあって、その内容には大いに期待が持てるところです。
 また、オペラというよりも、オーケストラが大活躍する劇的なオラトリオといった雰囲気を持つ作品だけに、人数・機能共に条件の良い、オランダ放送フィルとオランダ放送合唱団の組み合わせもプラス要因と考えられます。(HMV)

【収録情報】
ベルリオーズ:劇的物語『ファウストの劫罰』 op.24

 シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)
 ヴィンソン・コール(テノール)
 トーマス・クヴァストホフ(バリトン)
 ヤコ・フイペン(バス)
 オランダ放送合唱団
 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)

 録音時期:1999年6月29,30日
 録音場所: ‘Grote Zaal’ of the Concertgebouw  録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 ライナーノート/オランダ語のみ
【ファウストの劫罰 作品24】
第1部 ハンガリーの平原
 第1場 導入部「過ぎいく冬は春に道をゆずり」 [ファウスト]
 第2場 農民たちの踊り 「羊飼いが羊の群れをおいてきた」 [合唱、ファウスト]
 第3場 「だがこの静かな田舎も、戦争の叫び声で満たされてしまう」 [ファウスト]
 第3場 ハンガリー行進曲

第2部 ドイツの北部
 第4場 「なんの思い残すこともなく、微笑みをうかべている田舎を離れた」 [ファウスト]
 第4場 復活祭の歌 「キリストはよみがえりたまいぬ!」 [合唱、ファウスト]
 第5場 「おお、けがれなき心! 聖なる天の子!」 [メフィストフェレス、ファウスト]
 第6場 酔っぱらいたちの合唱 「さあ、もう一杯だ!」 [合唱、メフィストフェレス、ブランデル]
 第6場 ブランデルの歌(ねずみの歌) 「台所に一匹ねずみが住んでいた」 [ブランデル、合唱、メフィストフェレス]
 第6場 ブランデルの歌を主題にしたフーガ 「アーメン」 [ブランデル、合唱、メフィストフェレス]
 第6場 メフィストフェレスの歌(蚤の歌) 「むかしむかし王さまが」 [メフィストフェレス、合唱、ファウスト]
 第7場 メフィストフェレスのアリア 「こよい花ひらく」 [メフィストフェレス]
 第7場 精霊たちの合唱(ファウストの夢) 「すぐにおやすみ! 幸せなファウスト!」 [合唱、メフィストフェレス、ファウスト]
 第7場 精霊たちの踊り 「マルグリート!」 [ファウスト、メフィストフェレス]
 第8場 フィナーレ 兵士たちの合唱 「町なら」 [合唱] 学生たちの合唱 「今や星のきらめく夜がひろがり」 [合唱、ファウスト、メフィストフェレス

第3部 マルガリータの部屋
 第9場 太鼓とラッパによる帰営の合図
 第9場 ファウストのアリア 「ああこのほのかな夕ぐれの甘美さよ!」 [ファウスト]
 第10場 「マルグリートが来ますよ!」 [メフィストフェレス、ファウスト]
 第11場 「むし暑くて、息ぐるしいこと!」 [マルグリート]
 第11場 トゥーレの王(中世の歌) 「むかしトゥーレに王ありて」 [マルグリート]
 第12場 呪文 「ゆらゆらする火の精たちよ」 [メフィストフェレス]
 第12場 鬼火たちのメヌエット 「ではここで、道徳的な美しい歌を…」 [メフィストフェレス]
 第12場 メフィストフェレスのセレナーデと鬼火たちの合唱 「夜の明けかかる今時分」 [メフィストフェレス、合唱]
 第13場 二重唱 「ああ神様!」 [マルグリート、ファウスト]
 第14場 三重唱と合唱 「さあ、もうだいぶおそいですよ!」 [メフィストフェレス、マルグリート、ファウスト、合唱]

第4部
 第15場 ロマンス 「激しい炎のような愛は」 [マルグリート]
 第15場 「トランペットが響きわたれば」 [合唱、マルグリート]
 第16場 自然への祈願 「広大で奥知れぬ崇高な自然よ」 [ファウスト]
 第17場 レシタティーフと狩り 「あなたには、蒼穹にきらめく」 [メフィストフェレス、ファウスト]
 第18場 地獄への騎行 「私の耳にあの娘の」 [ファウスト、合唱、メフィストフェレス]
 第19場 悪魔たちの巣窟 「ハース!イリミルカラブラオ!ハース!」(呪文) [合唱、メフィストフェレス]
 第19場 地上のエピローグ 「そこで地獄は静まり」
 第20場 天国にて 「ラウス! ホザンナ!」 [合唱、何者かの声]
 第20場 マルグリートへの讃歌 「愛にまよいし」 [合唱、何者かの声]

ユーザーレビュー

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きっちりとした美しい演奏ですが、クヴァス...

投稿日:2013/04/15 (月)

きっちりとした美しい演奏ですが、クヴァストホフにもう少し悪魔っぽいアクの強さがあれば…と感じるのが残念なところ。

Wittelsbach さん | 東京都 | 不明

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何故12年前のコンセルトへボウでなく、若き...

投稿日:2011/05/29 (日)

何故12年前のコンセルトへボウでなく、若き日に音楽監督だったオランダ放送フィルとのライヴがこのレーベルから今、発売になるのか、理解に苦しみますが(オランダづくし)、演奏は、ハイティンクらしく、堅実確実に、ちょっとイカレタ大曲を例によってしっかりまとめ上げ、名演。会場ノイズは少ないけど、各幕後は、拍手入り、最後の拍手は、盛り上がってるのは、分かるけど、延々と5分以上。クライバーのライブじゃないのだから、ここまで要らないでしょう。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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