ベネディクト・アンダーソン

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想像の共同体 ナショナリズムの起源と流行 ネットワークの社会科学 増補

ベネディクト・アンダーソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784871885164
ISBN 10 : 487188516X
フォーマット
出版社
発行年月
1997年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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19

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読書メーターレビュー

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  • またの名 さん

    空虚さゆえに知識人がそこには何もないと結論してしまうのを問題だとし、むしろナショナリズムの内実と歴史をしっかり捉えようとする書。それを捏造や欺瞞だと表現してそれよりも真実の共同体があるかのように仄めかすゲルナーを批判し、「原初的な村落より大きい全ての共同体は(そして本当はおそらく、そうした原初的村落ですら)想像されたもの」と指摘。こうした前提に立つからこそ、革命政府が悉く過去の伝統の亡霊に憑りつかれる現象に言及もする。博識を総動員する議論を支えるのは、人は誰とでも寝れるが少数の言葉しか読めないという現実。

  • りり さん

    むーづーかーしーいーよー(´Д` )有名な本らしいのですが‥。えーっとナショナリズムという概念は自然に発生するものではなく、言語から始まる。例えば同じものなのに違う呼び方になるのは、人によって(民族、宗教の違いによって)そのことの捉え方が違っているから、かな?商品としての出版物の普及が共同体を発展させていく、らしい。

  • 風太郎 さん

    今では国民国家という形は当たり前のような存在に感じられますが、近代に入る前は当たり前ではありませんでした。国民国家がどのようにできていったのかを言語、言語を用いた商業的出版業、民族的アイデンティティと官僚の出現とその変化を絡めて書かれています。現代では外部世界との繋がりが容易になったためか国民国家の価値観が揺さぶられているがために、反動的なナショナリズムの動きがみられるようにも思えます。自分の所属している共同体とは何なのか、それがどういうところからきているのか捉え直すためにも一読の価値はあると思います。

  • レコバ さん

    有名な本なので概要は頭に入っており、主張はネイションは原初から存在したものではなく創られたものという主張。読んでみての気づきは、ネイションやナショナリズムという構造のモジュール化に言及していた事。ごっそり輸入した日本としては、ネイション創世の物語を歴史として持つ国と比べて、もう一段階ややこしい理解・消化が必要なのか。

  • ゲニウスロキ皇子 さん

    必読本といえるだろう。我々の想像力が如何に物質的な条件に規定されているのかということを思い知らされる出版資本主義の登場と識字率の普及は、共同の読書行為を成立させた重要な物理的な条件である。ナショナリズムの入門書として語られることも多いが、我々が得ている認識がどのような条件の下に規定されているのかということを改めて考察する機会を提供してくれる本でもある。

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ベネディクト・アンダーソン

1936‐2015年。コーネル大学名誉教授

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