謀略監獄

ヘレン ギルトロウ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903903
ISBN 10 : 4163903909
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
469p;20

内容詳細

犯罪のサポートと情報の売買。それがカーラの仕事だった。だが今回持ち込まれた依頼は危険きわまりない―“プログラム”への潜入の手配である。頻発する刑務所の暴動に手を焼いたイギリス政府が導入した矯正施設、“プログラム”。ゴーストタウンとなった住宅街を接収、二重の壁で囲み、そこで受刑者たちによる「自治」が行なわれている。依頼人は元狙撃兵の殺し屋ジョハンセン。カーラの手配でジョハンセンは施設に潜入するが…。依頼の背景を調べはじめたカーラは、次々に不可解で不穏な事実にぶちあたる。かつて彼女とジョハンセンが関わったギャングの抗争。元MI5の老スパイの死、謎の失踪を遂げた女性医師。警察、MI5、犯罪者たち…この一件の裏側で何か秘められた謀略が動いている。そして“プログラム”の中では、ジョハンセンに怨みを抱く大物ギャングが待ち受けていた…。ジョン・ル・カレばりの陰謀の迷宮。スタイリッシュなクライム・ノワールの語り口。最高にクールな女性ヒーローと巧妙なプロットでイギリス出版界を揺るがせた新人のデビュー作。

【著者紹介】
ヘレン ギルトロウ : イギリス、チェルトナム生まれ。オックスフォード大学出版局などに編集者として勤務。『謀略監獄』がデビュー作

田村義進 : 1950(昭和25)年、大阪市生まれ。金沢大学法文学部中退。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のぶ さん

    雑誌の書評を読んで購入したのだが、読み始めて数十ページで、自分に苦手なジャンルの作品だと気が付いた。二つの顔を持つ女が、囚人が自主管理する監獄に潜入して指令を達成するという話だが、こんなミッション・インポシブルのような登場人物の表裏がはっきりしないスパイ小説的な小説は個人的に駄目。そんな事で感想を語る資格はないが、全体の印象でプロットは複雑でスケールの大きな作品。この作家はこれがデビュー作で女性。とてもそんな感じは受けないし、欧米の新人作家の作品はこれに限らず、どれもレベルが高いと思った。

  • うたかたの日々 さん

    展開が早く読みやすくてまあまあ楽しめた。デビュー作とのことでしたので、今後に期待します。

  • chonta さん

    過去を捨てた殺し屋がとあるミッション遂行のために、闇社会の仕事を請け負うカーラの助けを借りて、囚人たちが自主運営する監獄の街に潜入する・・・という実にハードな舞台設定。なので、バイオレンスなクライムフィクションを予想していたのだけど、ちょっと違ったかも。なんていうか、器はものすごく男っぽいんだけど、中身は結構女子視点というか・・・といっても、情感が前面に押しだされることはなく、文体はあくまでもシンプルでスタイリッシュ。こういうテイストの組み合わせってあんまり読んだことがなかったのですごく新鮮で面白かった。

  • 一乗寺隼人 さん

    囚人たちで自主運営されてる特殊な監獄に収監されてるターゲット殺害を依頼された殺し屋ジョハンセンと彼を手引きするカーラの作戦のお話。著者は女性だが、男勝りな文章と展開、ジョハンセンの仕事はプロでも男としては不器用な雰囲気は男性作家では逆に描けないかもしれない。カーラもヒロインすぎず物語に馴染む。ただ、ストーリーの割には登場人物が多め(一人で二人分の名前を持つ者がいたり)なので、登場人物紹介をたびたび確認しながらの読み進めでした。カッコいいサスペンスでした。面白かったです。

  • よしひろ さん

    犯罪について考えるとき、精神医学や心理学の役割は重要だと感じた。

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ヘレン ギルトロウ

イギリス、チェルトナム生まれ。オックスフォード大学出版局などに編集者として勤務。『謀略監獄』がデビュー作

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