Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• どんぐり

  読了日：2017/12/28

  1946年に、3月のある1週間に生まれたすべての赤ちゃんの生涯を追跡する〈コホート研究〉がイギリスでスタートした。この出生コホートは12年ごとに新世代の調査も行われる。1946年生まれの赤ちゃんのコホートはいま70代、2000年生まれのコホートが17歳。調査では生まれたときの健康状態、親の社会階級、知能や学業成績、成人後の健康状態、職業や結婚など社会経済的地位が包括される。生誕から、就職、結婚、死まで人のライフコースが記録される。本書はこのコホート研究がどのように行われてきたのか、どのような研究が行われて

• CCC

  読了日：2022/10/31

  コホート研究に興味があったのだけれど、この本は研究内容というよりプロジェクトX方向に話が行ってしまっていた感があった。イギリスの歴史を特殊な角度から見ているようなところもあって、これはこれで面白いけれど、手法の妥当性など研究内容に踏み込んだ話が読みたければ他の本を読むべきなのかもしれない。

• GASHOW

  読了日：2018/05/23

  人が生まれてからの経過観察は、なかなか価値のある調査だと思う。本書はその内容よりも、調査の困難さとか重要性なので、期待とはおおきくかけ離れてしまった。

• ksk1975

  読了日：2018/09/30

  副題に『７万人の一生からわかったこと』とあるものの、殆どは７万人の一生を追跡するプロジェクトの苦労話だった。原題の『The Life Project』に羊頭狗肉な副題をくっつけた点はいただけないが、その苦労話は面白かった。こんな壮大な研究は『世界一の帝国』を自負する国家だったからこそ成しえたのではなかろうか、と思う。とはいえ、『分かったこと』への言及が少なすぎて、『苦労の割に…』という印象が残る。その成果にもっとスポットあててほしいなぁ。

• zuisei

  読了日：2019/01/31

  イギリスの同世代のたくさんの人々を生涯にわたって追跡するというプロジェクト。そのデータの解析は社会的な問題の解決の重大な指針となる。その誕生から現状までを描く。感動的であるが、少々記述が分かりにくい。そのデータからどのようなことが分かってきたのかを、まとめて書いてくれると良かった。評価４。

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