ロメオとジュリエット〜ピアノ作品集　ユリウス・アザル

ロメオとジュリエット〜プロコフィエフ：ピアノ作品集

ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリウス・アザルが弾くプロコフィエフ。アルバムの中心を成すのはバレエ音楽『ロメオとジュリエット』からの音楽で、通常のピアノ組曲だけではなく、アザル自身が管弦楽版からピアノ用に編曲した曲も含む全16曲が演奏されており、管弦楽版の各楽器のモティーフが効果的に用いられたアレンジからは、アザルの編曲の才能が存分に感じられます。他にはプロコフィエフ初期の『4つの小品』と中期の『思考』が選ばれており、アザルが心酔するプロコフィエフの多面的な魅力が味わえる1枚になっています。
　ユリウス・アザルは1997年、音楽一家に生まれ、幼い頃から独学でピアノの即興演奏をはじめ、2005年から本格的な音楽教育を受け才能を発揮。2017年からはエルダー・ネボルシンの元で研鑽を積むとともに、2021年からはアンドラーシュ・シフからも教えを受けています。パルマドーロ国際ピアノコンクール、ブラームス国際コンクールなどで入賞、2017年に開催されたブゾーニ国際ピアノコンクールではファイナリストになるなど優秀な成績を残しています。現在、ソリストとして活躍するだけでなく「アルコン・トリオ」を結成し、室内楽の分野にも力を入れています。（輸入元情報）

【収録情報】
プロコフィエフ：
● 4つの小品 Op.4
● バレエ音楽『ロメオとジュリエット』より
1. 民衆の踊り
2. 噴水の前のロメオ
3. 情景
4. 喧噪
5. 復讐 - 決闘
6. 少女ジュリエット
7. 仮面
8. メヌエット
9. 騎士たちの踊り
10. 僧ローレンス
11. マドリガル
12. タイボルトはロメオを見つける
13. マーキュシオ
14. 百合の花を手にした娘たちの踊り
15. 5組の踊り
16. ロメオとジュリエットの別れ
● 思考 Op.62
　編曲：ユリウス・アザル（2,4,5,11,12,15）

　ユリウス・アザル（ピアノ）

　録音時期：2021年5月24-26日
　録音場所：スペイン、Auditorio Manuel De Falla, Granada
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）