プロコフィエフ(1891-1953)

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CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 交響曲集、協奏曲集 ラインスドルフ&ボストン交響楽団、ブラウニング、パールマン、フリードマン(6CD限定盤)

プロコフィエフ(1891-1953)

中古情報

新品ジャケット
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:
AB
特記事項
:
BOX仕様,6枚組み
コメント
:
BOXすれ
:
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基本情報

ジャンル
カタログNo
88697809452
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET
ラインスドルフ・コンダクツ・プロコフィエフ(6CD限定盤)
交響曲4曲、ピアノ協奏曲全曲、ロメジュリ、ほか


ラインスドルフ[1912-1993]は、オペラもコンサートも得意とし膨大なレパートリーを誇る指揮者でした。トスカニーニの信頼を得、目標を達成するために信念を貫くタイプの性格だったため、あちこちで舌禍を引き起こしたりもしていましたが、ボストン交響楽団の音楽監督時代[1962-1969]は、周囲の環境も良かったためか、安定した状態で仕事に取り組むことができ、かなりの量のレコーディングを残してもいます。
 バルトークやベルク、シェーンベルク、マーラー、ブルックナー、ワーグナーから、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンにいたるその多彩な曲目は、RCAレーベルが、ミュンシュの後任である彼を信頼し、カタログ構築をまかせていたことの証左ともいえ、一貫して高い水準で演奏されたそれらの録音からは、ラインスドルフの高度な実力を窺うことが十分に可能です。
 そんなラインスドルフがボストン響と残した録音の中でも、オーケストレーションが充実したプロコフィエフ作品は特に注目されるところで、2005年にはテスタメント・レーベルからCD化されてマニアの間では話題になっていました。
 今回はそのときに発売されなかったヴァイオリン協奏曲第2番も含めてのボックス化で、新たにおこなわれたリマスターと共に、往年のボストン響のサウンドが好きな人の関心を集めそうです。
 ピアニストのジョン・ブラウニング[1933-2003]は、当時最高レベルのテクニックを誇り、作曲家のバーバーから絶大な信頼を寄せられてピアノ協奏曲まで献呈されていたという人物。ここでも世界初となるピアノ協奏曲全曲録音の重責を担い、作品のフォルムを明瞭に示しながら詩情もこめたバランスの良い演奏を聴かせています。
 ラインスドルフの伴奏も非常に優れており、協奏曲とオペラといういわゆる「合わせもの」の棒さばきにも優秀な手腕を発揮していた実力の高さを改めて認識。
 ヴァイオリン協奏曲2曲は、エリック・フリードマン[1939-2004]が、ガラミアンとハイフェッツの弟子としてデビューし華麗な技巧を聴かせていた頃の録音。
 肝心のラインスドルフによる交響曲4曲と管弦楽曲は、当時のボストン響の魅力をフルに発揮できるレパートリーということもあり、どれも聴きごたえのある仕上がりとなっています。オペラを得意として音楽の劇的な表現に通じ、一方で精緻な管弦楽の扱いにも秀でていたラインスドルフならではの、作品そのものに語らせるような立派な演奏を楽しむことができます。(HMV)

【収録情報】
CD1
プロコフィエフ:
・交響曲第2番ニ短調Op.40
・交響曲第6番変ホ短調Op.111
CD2
・交響曲第3番ハ短調Op.44
・交響曲第5番変ロ長調Op.100
CD3
・ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10
・ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.16
・ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
CD4
・ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53
・ピアノ協奏曲第5番ハ長調Op.55
CD5
・ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
・ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
・バレエ音楽『ロメオとジュリエット』Op.64より抜粋
・組曲『キージェ中尉』Op.60

 ジョン・ブラウニング(ピアノ)
 エリック・フリードマン(ヴァイオリン:Op.19)
 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン:Op.63)

 ボストン交響楽団
 エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)

 録音時期:1963-1969年
 録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール
 録音方式:ステレオ(セッション)

【ソニー・クラシカルによるバジェット・シリーズ『MASTERS BOX SET』】
100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファンならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにてリリース。各アーティストの名盤に焦点をあてた、お買い得BOXセットです。
・初回生産限定盤
・白を基調としたアートワーク・デザイン。
・ベルリンのb-sharpスタジオにてリマスタリングを行ない、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。(SONY)

総合評価

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4.5

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 ラインスドルフの本来の実力の高さを知る...

投稿日:2016/07/11 (月)

 ラインスドルフの本来の実力の高さを知るうえで、格好の名盤です。特に交響曲第2番と第6番は、最高の名演奏といってよいと思います。ラインスドルフの評価が低いのは、今日の音楽評論家、愛好家諸氏の嗜好が、爆演型の演奏に偏向しているからではないか、と思えます。ラインスドルフの録音と実演は、だいぶ異なるものであったそうですが、録音として残されるものは、聴衆へのアピールのための余分な強調を排した、作品本来の姿でなければならない、という思いがあったから、とも思えます。このプロコフィエフは、よく耳をすませば、正確なアンサンブルに裏付けられた、極めて品の良い音楽が聞こえるのです。プロコフィエフの音楽は、その性格上特に、はったりとこけおどし、あるいはアクロバット的なテクニックだけで聴かせる空疎な演奏のほうが、むしろ第一印象はよいだけに、この演奏のうけは正直よくないのかもしれません。しかしここにある演奏を耳にすれば、現在高い評価を受ける演奏の多くが、いかに「音楽」になっていないかがわかると思います。第2交響曲など、ぐちゃぐちゃしたうるさいだけの演奏が「名演」と評されていますが、そんな演奏を聴いてこの曲にうんざりされた、あるいは拒絶反応を起こした方が多いのではないのか、と思います。もちろん、そんな演奏ではこの名曲の魅力はわかりません。ラインスドルフの演奏は、実によく整理された、見通しの良い明晰な演奏で、この曲の本来の姿を見事なまでに提示しています。第6交響曲も、この曲に貼られた「晦渋」というイメージが、いかに的外れなものであり、どれだけ奥の深い音楽であるかがわかる、最高の名演奏です。いわゆる「爆演」による興奮をお求めの方にはお薦めできませんが、本物の演奏による、プロコフィエフの音楽の奥の深さ、素晴らしさをお求めの方には、絶対のお薦めです。

Papachan さん | 北海道 | 不明

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ラインズドルフとプロコフィエフとの接点は...

投稿日:2014/08/23 (土)

ラインズドルフとプロコフィエフとの接点はよく知らないが、マエストロはプロコフィエフを愛して止まなかったのではないか。厳格なイメージのラインズドルフにしては人なつっこく愛情たっぷりのチャーミングな名演がたくさん含まれている。交響曲第6番はその一例。ほかの指揮者誰もが成し得ないフレーズの歌い方で演奏によってはつまらないこの音楽を生気あふれるものにしている。バリトン独唱入りのキージェ中尉もロミオとジュリエットもコンチェルトも予想を超えてすばらしい。おそらくリハーサルを重ねて鍛えられあげたであろうアンサンブルの緻密さも細かい動きが多いプロコフィエフの音楽には大きな武器になっている。RCAの録音の明快さもそれに寄与しているようだ。これは思わぬ掘り出し物だ。ピーターと狼や古典交響曲のような軽い音楽もこのコンビで聴いてみたかった。

シロブタ さん | 奈良県 | 不明

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1番と5番(これらのみ所持)の感想です。ラ...

投稿日:2012/07/12 (木)

1番と5番(これらのみ所持)の感想です。ラインスドルフは、評価が低すぎるんじゃないでしょうか? カチッとした音作りで、リズムや余情にも不足がない。練習が厳しすぎたせいなのか、性格が地味だったせいなのかわかりませんが、もっともっと評価されていいと思います。

Human@TheEarth さん | 静岡県 | 不明

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