プロコフィエフ(1891-1953)

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SACD

【中古:盤質AB】 『ロメオとジュリエット』より、『キージェ中尉』、『3つのオレンジへの恋』 フェドセーエフ&モスクワ放送響(1993)

プロコフィエフ(1891-1953)

中古情報

新品ジャケット
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:
AB
特記事項
:
帯付,SACD(ハイブリッド)
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
OVCL00469
レーベル
日本
フォーマット
SACD

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

名匠フェドセーエフ独自の工夫を凝らした壮麗絢爛なプロコフィエフ

かつてキャニオン・クラシックスからリリースされた、フェドセーエフ&モスクワ放送響によるプロコフィエフ管弦楽作品集。録音評で大きく評価された音源が、新たにSACDハイブリッド盤として再発売です。数多くの名演を生み出してきた両者が、太く、芯の通った力強い音で表現するプロコフィエフの音楽。息もつかせず駆け抜ける65分です。
 今回、新たにDSDリマスタリングを施し音質にも更に魅力が加っての再リリースです。(EXTON)

【収録情報】
プロコフィエフ:
・バレエ音楽『ロメオとジュリエット』 op.64(抜粋)
・組曲『3つのオレンジへの恋』 op.33bis(抜粋)
・組曲『キージェ中尉』 op.60

 モスクワ放送交響楽団
 ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

 録音時期:1993年8月29-31日
 録音場所:モスクワ放送局大ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 DSDリマスタリング
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

ユーザーレビュー

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本盤には、プロコフィエフのポピュラリティ...

投稿日:2012/08/26 (日)

本盤には、プロコフィエフのポピュラリティを獲得した管弦楽曲の名曲がおさめられているが、演奏の素晴らしさ、録音の素晴らしさも相まって、正に珠玉の名CDと高く評価したいと考える。フェドセーエフは、近年では、同じくロシア系の指揮者である後輩のマリス・ヤンソンスやゲルギエフなどの活躍の陰に隠れて、その活動にもあまり際立ったものがないと言えるが、1980年代の後半から本盤の演奏の1990年代にかけては、当時の手兵であるモスクワ放送交響楽団とともに、名演奏の数々を成し遂げていたところである。本盤におさめられた演奏も、そうした名演奏の列に連なるものであり、フェドセーエフ&モスクワ放送交響楽団による一連の録音は、現在ではほぼ撤退したキャニオンのクラシック音楽録音の旗手の一つとして、その存在感には非常に大きいものがあったとも言えるところだ。演奏自体は、意外にもオーソドックスなもの。旧ソヴィエト連邦時代のロシア人指揮者と旧ソヴィエト連邦下の各オーケストラによる演奏は、かの大巨匠ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる数々の名演を除いて、およそ洗練とは程遠いようなロシア色濃厚なアクの強いものが主流であった。これには、オーケストラ、とりわけそのブラスセクションのヴィブラートを駆使した独特のロシア式の奏法が大きく起因していると思われるが、指揮者にも、そうした演奏に歯止めを効かせることなく、重厚にしてパワフルな、正にロシアの広大な悠久の大地を思わせるような演奏を心がけるとの風潮があった。メロディアによる必ずしも優秀とは言い難い録音技術にも左右される面もあったとも言える。ところが、旧ソヴィエト連邦の崩壊によって、各オーケストラにも西欧風の洗練の波が押し寄せてきたのではないだろうか。本演奏におけるモスクワ放送交響楽団も、かつてのアクの強さが随分と緩和され、いい意味での洗練された美が演奏全体を支配しているとさえ言える。もちろん、ロシア色が完全に薄められたわけではなく、ここぞという時のド迫力には圧倒的な強靭さが漲っており、これぞロシア音楽とも言うべき魅力をも兼ね合わせていると言えるだろう。いずれにしても、本盤の演奏は、全盛期のフェドセーエフによる、いい意味での剛柔のバランスのとれた素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質については、キャニオン・クラシックスという録音でも定評のあるレーベルであるだけに、従来盤でも十分に良好なものであったが、今般、ついに待望のSACD化がなされることになった。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても超一級品の仕上がりであると言えるところであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、フェドセーエフによる素晴らしい名演を高音質SACDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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