SACD

『蝶々夫人』全曲 ヘルベルト・フォン・カラヤン&スカラ座、マリア・カラス、ニコライ・ゲッダ、他(1955 モノラル)(2SACD)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS12961
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

カラス…それは愛のドラマ “乙女の純情” と “母の威厳” を見事に表現。

カラス / 名盤SACDシリーズ〜アビー・ロード・スタジオによる新リマスター使用
世紀の大カリスマ・オペラ・プリマ・ドンナ、マリア・カラスの最後のステージとなった1994年11月の日本公演から40年目に奇しくもあたる2014年。ワーナー・クラシックスとアビー・ロード・スタジオが1年以上をかけて、オリジナル・アナログ音源よりリマスターしたデジタル・マスターにより、日本単独でSACDハイブリッド盤で発売するカラスの代表的録音シリーズ。(メーカー資料より)

【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲


 蝶々夫人/マリア・カラス(ソプラノ)
 スズキ/ルチア・ダニエリ(メゾ・ソプラノ)
 ピンカートン/ニコライ・ゲッダ(テナー)
 ケイト・ピンカートン/ルイザ・ヴィラ(ソプラノ)
 領事シャープレス/マリオ・ボリエルロ(バリトン)
 ゴロー/レナート・エルコラーニ(テナー)
 ヤマドリ/マリオ・カルリン(テナー)
 伯父の僧侶ボンゾ/プリニオ・クラバッシ(バス)
 神官/エンリコ・カンピ(バス)
 ミラノ・スカラ座合唱団
 ノルベルト・モーラ(合唱指揮)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1955年8月1-6日
 録音場所:ミラノ、スカラ座
 録音方式:モノラル(セッション)
 Recorded in cooperation with E.A. Teatro alla Scala, Milan
 Producer: Walter Legge
 Balance engineer: Robert Beckett
 Newly remastered fromt the original tapes at Abbey Road Studios
 SACD Hybrid

収録曲   

ディスク   1

ディスク   2

ユーザーレビュー

総合評価

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モノラル録音なのが残念ですが、音質は悪く...

投稿日:2017/10/08 (日)

モノラル録音なのが残念ですが、音質は悪くありません。演奏はさすがカラヤン、素晴らしい蝶々夫人です。歌手ではとくにニコライ・ゲッダがいい。持っていても損ではありませんね。

johnbach さん | 東京都 | 不明

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「蝶々夫人」は日清戦争が始まる頃(1904年?...

投稿日:2011/04/03 (日)

「蝶々夫人」は日清戦争が始まる頃(1904年?)の時代設定で長崎を舞台とした没落士族の娘 蝶々さんとアメリカ海軍士官 ピンカートンとの悲恋物語で現地妻となった蝶々さんの純愛がピンカートンに踏みにじられ、ピンカートンの新妻に子供だけ引き取られたものの、当然蝶々さんは捨てられ父親の形見刀で自決してしまうという悲しい物語でマァ話しは単純ではあります。長崎のグラバー邸にはかつての蝶々夫人の名歌手 三浦環が子供を脇にした立像がありますね。その三浦環と同様少し先輩である芸能人 川上貞奴と1902年パリ万博で会ってのイメージから作曲したとも言われるプッチーニの当時の理解レベルでの日本女性を題材にしたオペラは一世紀の年月を経て彼の代表的作品の一つに成長して行ったわけです。三浦環は海外で「蝶々夫人」の公演を何度も行い彼女自身が有名アリア「ある晴れた日に」を1910年代後半に吹き込んだという盤(タイム4’28)もあるそうです。殊に日本では曲中に様々な日本旋律(越後獅子、君が代、さくらさくら、お江戸日本橋、ギッチョンチョン節、宮さん宮さん、かっぽれ節、推量節など)やアメリカ国歌が導入されてより親しく身近に聴かれていったものと思います(これら日本旋律はプッチーニが当時駐イタリア大使夫人から収集したものらしいです)。第1幕途中などの改宗場面では神仏混同も止むを得ないのでしょう。さて、従って本盤は本作品作曲からトスカニーニによる初演を経た概ね半世紀後1955年の演奏録音でありモノラルながら更に半世紀以上その地位を維持し現在でも代表盤として愛聴されているのはやはりM.カラス(S,当時32歳)の名唱がイタリア物を独墺系のカラヤン(同47歳)が乗り込んで?イタリア地元のOCTSMを振っての雄弁なサポートで聴けるからではないでしょうか。演奏タイムは第1幕51’21,第2幕第1場52’26,同第2場34’18で中でもあの有名アリア「ある晴れた日に」は4’38で結びに向かうにつれての迫力は凄いです・・・このアリアについてはこの録音の前年セラフィン/PHOとの共演分(4’34)も有名オペラアリア集盤などに入っております。私たち日本人の感覚ではカラスにとて日本の純情な十代女性を(勿論誰が歌っても)百パーセント満足の演技を期待するわけには行きませんが可憐な心情・心模様を抜群の安定した音程声色で前半十代女性をやや化け物的ではあってもコントロールしそして後半母親的強さを迫真にこなした処が聴きものであります(そのカラスも確か1975年頃の日本でのコンサートが最後だったと記憶しております)。ピンカートンを演ずるN.ゲッダ(T,当時30歳)も少しノーテンキな性格を上手く健闘しているかと思いました。他の独唱陣もそれぞれ頑張っております。第1幕終盤のカラヤン側は先にも触れた様にカラスの威力に相伴するかの如くドラマチックに時としてその高まりを緊張感で増長させ素直さ・爽やかさがねちっこさに挟まってまだカラヤンにはあった事の証しでもあります。各場での前奏と最終場後奏(日本旋律を葬送的に強調しています)でのオーケストラコントロールは勿論、第1幕SとTとの甘い会話やりとりからの感情の高ぶり場面や第2幕第2場でのピンカートン、シャープレス(M.ボリエルロ、B)、スズキ(L.ダニエリ、MS)等夫々の立場で悩む場面などオーケストラの上手いフォローが印象的であります。カラヤンは後年1974年VPOと組んでフレーニ、パヴァロッテイ他によるCD、同年同オーケストラでフレーニ、ドミンゴ他によるDVD盤を収録しておりますが息の長さでは本盤演奏・・・これにも他に様々な異盤があります・・・には届けないのでは。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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