ブルース・チャトウィン

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ウッツ男爵 ある蒐集家の物語

ブルース・チャトウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163142005
ISBN 10 : 4163142002
フォーマット
出版社
発行年月
1993年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
223p;20

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読書メーターレビュー

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  • YO))) さん

    マイセンの蒐集家ウッツ男爵を語る「私」は、実は信頼できない語り手で、物語の後半でこれまで述べてきたことについて「私が想像したようなものではなかった」みたようなことを言い放ってしまうのだけれど、それは小説的な企みというよりも、著者一流のサバサバした割り切り=ある種ポジティヴな諦念 のように思われて、寧ろ心地よい。 即ち、他人が後追いで捉えられる事実など常に曖昧かつ断片的なもので、当事者以外には解き得ない謎などいくらでもあるのだ、というような。

  • 三柴ゆよし さん

    マイセン磁器の蒐集にとりつかれた変わり者ウッツ男爵の謎めいた晩年を、語り手である「私」が探るというストーリーはミステリ仕立てになっていて、物語としてもまあ楽しめるのだが、本書最大の魅力はなんといってもウッツ男爵が暮らすプラハの街の憂愁に満ちた雰囲気と、軽妙な会話に乗せて開陳されるペダンティックな知識の数々。おそらくは作者の体験に基づく骨董談義から延長されたうんちくは、いつしかユダヤの秘儀ゴーレムや錬金術にまで及び、迷宮にも似た古都プラハの夜をあやしく彩る。小説家としてのチャトウィンもなかなかやりおる。

  • 多聞 さん

    チャトウィンはノンフィクションに限らず小説においても魅力的な語りの技術に長けていて、ますます彼にのめり込みそうだ。本作はマイセン磁器のコレクターであったウッツ男爵の謎に覆われた晩年を追う形式となっており、時折挿入されるウッツ男爵とコレクターたちによる会話がコレクションからゴーレム、錬金術にまで発展していく。できることなら、チャトウィンには長生きしてもっと執筆を続けてほしかった。

  • erierif さん

    人の名前と分かりにくいけど原題とおり『ウッツ』がいい。なぜならそこに『黒ヶ丘〜』とも共通するテーマがあるから。ウッツ男爵はマイセンの人形のコレクターで、物語は彼のさみしいお葬式から始まる。彼の印象もパッとしない。ただしコレクターとして非常に抜け目なく審美眼はかなり発達している。金持ちで蒐集のテクニックがあり、ペダントリーな知識の披露、駆け引き等、サザビーで活躍したチャトウィンならではのリアルな描写だった。コレクターとは?人生にとって尊いのは?と、最後に勝った者が鮮やかに示す。

  • あっちゃん さん

    【第25回 海外作品読書会 (10月10&11日)】たった10時間足らずの逢瀬で、綴られているのに驚く。更に著者が48歳と、若くして亡くなっていて残念。もっとギラギラかと思ったらアッサリしていて、彼の妻となったマルタと、彼の友人オルリークも興味深い。結局、蒐集品はどうなったんだろう。並べられた写真でも見たかったな。

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ブルース・チャトウィン

1940年イングランド生まれ。ロンドンで美術品鑑定や記者として働く。パタゴニア行きを経て、77年本書を発表し、20世紀後半の新たな旅行記の古典として高い評価を得る

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