CD 輸入盤

交響曲第9番(マルテ版) P.J.マルテ&ヨーロピアン・フィル(2CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PRCD90728
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

2006年8月18日、聖フローリアン大聖堂ライヴ!
ブルックナー交響曲第9番補筆完成版!
ペーター=ヤン・マルテ

マニアの間ではひそかに注目されていたオーストリアの指揮者ペーター・ヤン・マルテは、チェリビダッケの薫陶を受けた人物でもあり、ブルックナーについて独自の視点から取り組んできた実績を持っています。マルテは指揮・作曲・オルガンを修めていますが、かつてはフリードリヒ・チェルハの現代音楽アンサンブル“die reihe”でも活躍し、さらにインド音楽にも傾倒してジャイプールでモハマド・カーン師に師事するなど、そのユニークな経歴も注目されるところです。

 音楽学者たちによってつくられた交響曲第9番の第4楽章に満足できなかったマルテは、自ら第4楽章を完成して演奏し、2006年のブルックナー・フェスティバルで賛否両論の嵐を巻き起こしました。前作の交響曲第3番もマルテ自身による新しいヴァージョンということで、版の問題が錯綜する第3番について自分なりの答えを示そうという姿勢が窺われたものですが、今回の第9番では、問題の第4楽章についてかなり大胆で面白いアプローチを示しています。
 その手法は、ブルックナーがこの楽章のために用意した素材に、サマーレ/マッツーカ版なども参照した上に、ブルックナーの過去の作品の引用を絡めて再構成したというもので、一種接続曲風な趣があってブルックナー・ファンにはけっこう楽しめるものとなっています。
 特に目立つのは第3番・第7番・第8番からの引用で、これに第9番完成楽章からの引用を含めて約30分の音楽としているのですが、コーダでは変容された第8番終楽章コーダの弦楽パッセージの上に、第7番アダージョ楽章のコラールが乗せられて荘厳な雰囲気を醸し出すなど聴きごたえもあります。
 なお、第3番と同じくジャケットに記された英単語“Reloaded”は、こうした大胆なアプローチを象徴する言葉として書き加えられたものと思われます。マニアにはたいへん興味深いヴァージョンの登場と言えるのではないでしょうか。
 ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団は、1994年に“ユンゲ・エステルライヒシェ・フィルハーモニー(ユンゲ・オーストリア・フィル)”という名で、かのメニューイン卿によって創設されたオーケストラ。ヘルベルト・フォン・カラヤン財団のサポートを受け、一流の演奏技術をもった120人の若手楽員から成るこのオーケストラに、マルテはチェリビダッケから教わった音楽的なものや精神的なものを日々注ぎ込んでいるということです。

 演奏はゆったりしたテンポで、隅々まで表現しようという気持ちのこめられた立派なものであり、その重厚な感触と雄大なスケール、確信に満ちた音楽づくりには実に感銘深いものがあります。

・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 (マルテ版)[100:31]
 第1楽章 Feierlich, Misterioso [29:03]
 第2楽章 Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell [13:21]
 第3楽章 Adagio. Langsam, feierlich [27:56]
 第4楽章 Finale. Bewegt, kraftvoll [30:14]
 ヨーロピアン・フィルハーモニー管弦楽団
 ペーター・ヤン・マルテ(指揮)
 収録時期:2006年8月18日(ライヴ)
 収録場所:リンツ、聖フローリアン大聖堂


【ブルックナー交響曲第9番第4楽章について】
未完に終わった第4楽章にはスケッチしか残されていないため、演奏にあたっては
1.フラグメントとして演奏
2.補筆完成して演奏
というふたつの選択肢があり、改訂も含めるとこれまでに録音の存在するものは、フラグメントが2ヴァージョンに、補筆完成版が今回で6ヴァージョン。以下はその代表的なものです。

・フラグメント
  タルミ指揮オスロ・フィル(1985年録音)
・キャラガン版[1981-83]
  タルミ指揮オスロ・フィル(1985年録音)
・サマーレ/マッツーカ版[1987]
  インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(1986年録音)
 ロジェストヴェンスキー指揮ソ連文化省交響楽団(1988年録音)
・サマーレ/マッツーカ/フィリップス/コールス版[1992]
  アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団(1993年録音)
・サマーレ/マッツーカ/フィリップス/コールス改訂版[1996]
  ヴィルトナー指揮ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン(1998年録音)
・フラグメント(フィリップス版)[1999]
 アーノンクール指揮ウィーン・フィル(2002年録音)
・キャラガン改訂版[2002-03]
 クライン指揮サラトガ交響楽団(2003年録音)

収録曲   

クラシック曲目

  • Anton Bruckner (1824 - 1896)
    Symphony no 9 in D minor, WAB 109
    演奏者 :

    指揮者 :
    Marthe, Peter Jan
    楽団  :
    European Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1891-1896, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 100:31
    • 録音場所 : 08/18/2006, St. Florian Cathedral, Austria [Live]

総合評価

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かなりゲテモノ好きな私ですが、この4楽章...

投稿日:2011/06/25 (土)

かなりゲテモノ好きな私ですが、この4楽章はブルックナーに対する冒涜としか思えません。星は0にしたいのですが,つけないと評価なしと思われるので1つだけつけます。買って後悔したCDの代表です。

美晴児 さん | 山形県 | 不明

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この第四楽章はおもしろい。「これは本当に...

投稿日:2010/04/29 (木)

この第四楽章はおもしろい。「これは本当にブルックナー自身が書いたのでは? 」と思わせるほどよくできた補作部分もあるが、こんなの絶対にありえないという、トンデモもののところもありと、とにかくじつに大胆名出来となっている。ただこれとコールズの版をうまくつなぎ合わせると、けっこうなものが出来るのではないかという気もするので、これらをさらにつなぎあわせたような面白い版が将来登場することを期待したい。ただコーダはあまりにもあまりにもで、その出来にただただ…でした。ブルックナーの交響曲は好きだけど、まだ9番は一度も聴いたことがないという人が聴いたら、いったいどういう感想を持つのだろうか。とても興味があります。

ぼん さん | 神奈川県 | 不明

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この終楽章は、ブルックナー全ての交響曲の...

投稿日:2008/07/24 (木)

この終楽章は、ブルックナー全ての交響曲のつまみ食いみたいな曲だ。しかもマーラーなどを体験した後の,20世紀の音も随所に聞かれる。 敢えて「9番の終楽章」とするより,単独で「交響詩ブルックナー」みたいに売り出した方がよかったのでは?  最初の3つの楽章は 耳当りはよいが,とりたてて魅力は感じない。

ケン・ソゴル さん | クラシッキ | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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