CD 輸入盤

交響曲第5番 フィリップ・ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMA1902011
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管による
オリジナル楽器初のブルックナー:第5交響曲


ヘレヴェッへ&シャンゼリゼ管によるブルックナー。発売当時、初の本格的なピリオド楽器による演奏としても大きな話題になりました。ブルックナーのシンフォニーのなかでもオルガン的とか宗教的といったイメージをもっとも想起させる第5交響曲。アーノンクールがウィーン・フィルを振った録音、同じく古楽演奏からキャリアを積んだボルトン&モーツァルテウム管などの録音があり、なかでもアーノンクール盤はモダン楽器のオケながら弦のノンヴィブラート奏法を導入したことで、第2楽章アダージョなどに一定の成果を上げて注目されました。
 ヘレヴェッヘのこの演奏では、まず、第1楽章では低弦のピッツィカートで開始される序奏、つづいてヴィオラ、第2ヴァイオリン、第1ヴァイオリンの順に対位法を形成してゆくあたり、ヴァイオリン両翼型の配置から生み出される立体的な音響がここでも効果的。過度に華美に陥らぬファンファーレもオリジナル楽器特有のあたたかみのある響きで好ましく感じられます。さらに、アダージョも試みとしてではなく、ヴィブラートフリーを徹底的に実践した結果、かつていかなる録音でも味わったことのないこのうえない透明感を獲得しています。そして、切れ味も鋭く美しく幻想的なスケルツォを経て、神聖にして壮麗というほかないフィナーレで閉じられるまで、まるで宗教曲の深い祈りの場面にも似た感触は耳の肥えたファンといえども片時も聴き逃せないものです。
 なお、テンポについて快速な傾向を指摘されることの多いピリオド・アプローチにあって、当盤の総演奏時間は、ヘレヴェッヘが理想とするヴァントによるNDR響との1度目のレコーディング(1989年)にほぼ近いものとなっているのも注目されるところです(73分29秒)。また、クオリティの高い音楽制作で知られるTORITONUSのチームが録音を担当しているのも大きな魅力といえるでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB.105


 シャンゼリゼ管弦楽団
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音時期:2008年2月
 録音場所:メス、アーセナル
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 プロデューサー:アンドレアス・ノイブロンナー(TORITONUS)
 エンジニア:マルクス・ハイラント(TORITONUS)

総合評価

★
★
★
★
☆

3.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
2
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ようやく聴けた 再販に感謝 ピリオド楽器...

投稿日:2017/08/26 (土)

ようやく聴けた 再販に感謝 ピリオド楽器演奏であることを忘れる豊麗なソノリティに聞き惚れる ブルックナーの響きを身内に獲得した人の演奏であることが分かる 総じてゆったりしたテンポを取ったことで音楽の表情が明瞭にそして実に魅力的に歌われた 多くの聴衆を惹きつけるブルックナーの美を体現できたと言える スケルツォ フィナーレが充実し得心のいく演奏だった 心素直にブルックナーの音楽構造物を鑑賞できた 残念なのは前半の二楽章が混乱しあるいは迷走していることだ 第1楽章はテンポの如何に関わらずアラ・ブレーヴェなのだが 練習記号Cで4/4にしてしまい260小節まで続いてしまう Kの6小節前のAllegroで2/2へ戻るのだが Pで再び4/4へ Uでやっと2/2に戻るのだが 音楽の形態を全く変えてしまった 第2楽章もアラ・ブレーヴェで始まるのだが ここも4/4或いは6/4で入ってしまう これではブルックナーが練習記号Hで指定している4/4への移行が意味をなさなくなる 自ずとテンポは最後に至ってAdagioの域を超えてしまう遅さとなる 重くドロドロした音楽はその響きがどんなに美しとてももはやブルックナーではない 残念だが聴く価値はある

風信子 さん | 茨城県 | 不明

1
★
★
★
★
★
たいへん個性的な演奏で面白かった。その響...

投稿日:2009/06/09 (火)

たいへん個性的な演奏で面白かった。その響きの作り方が他の指揮者とは違うので新たな楽しみがある。時間をおくと、ふと、もう一度聴きたくなる。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

5
★
★
☆
☆
☆
ブルックナーを古楽器でやって面白いですね...

投稿日:2009/05/31 (日)

ブルックナーを古楽器でやって面白いですね、という演奏。ブルックナーは演奏形式というより、その精神世界観に如何に共鳴・体現するか、ではないでしょうか。よく古楽のエキスパートと思われた人が、いつの間にかモダンオケを指揮してますが、古楽をメジャーへの踏台にしてほしくはありません。

shiodome さん | 東京都 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

プロフィール詳細へ

ブルックナー (1824-1896)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品