SACD 輸入盤

交響曲第4番『ロマンティック』(初稿) シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル(ハイブリッドSACD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC629
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2006年度の年間最優秀指揮者賞を受賞したシモーネ・ヤングは、ウィーン・フィルを指揮した初の女性指揮者でもあります。
 彼女の待望のブルックナー第3弾は、ブルックナー交響曲第4番第1稿。先の第2番、第3番に引き続き、亡きギュンター・ヴァントのお膝元でもあるハンブルクのムジークハレ(現在の名称はライスハレ)で大きな話題を呼んだ演奏のライヴ録音、しかも、高音質なマルチチャンネル対応ハイブリッドSACD仕様でリリースされるというのですから、ブルックナー・ファンならずとも注目度の高いリリースといえるのではないでしょうか。
 通常親しまれている第2稿と比較すると、第1稿は、第3楽章スケルツォが全く別の音楽であり、また第4楽章に演奏至難な5連符が執拗に用いられているのが大きな特徴。インバルによるテルデック盤でようやく広く知られるようになりましたが、録音量が増える傾向にある第3番第1稿に比べると、まだまだCDの数は少ないので、シモーネ・ヤングのフレッシュなアプローチには大きな期待が持てます。
 今後エームス・クラシックスはシモーネ・ヤングの新録音を続々発売予定で、ブルックナー・チクルスは、いよいよ交響曲第8番(第1稿)が2008年12月に録音予定であるほか、今後ブラームスの交響曲全集、2008年から新演出上演が開始された『ニーベルングの指環』全曲も、エームス・クラシックの発売予定ラインナップに上がっています。

 指揮者のシモーネ・ヤングは、ハンブルク州立歌劇場のインテンダントとフィルハーモニーの音楽監督を務める人物で、オペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、ワーグナーからメシアンまで、重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげることではすでに定評があります。
 そのヤングが、実力・真価をブルックナーのシンフォニーでもフルに発揮、1828年創立という長い歴史を持ち、ブルックナー演奏に関してもヨッフムやカイルベルトとの伝統を誇るハンブルク・フィルを指揮、前作第2番では、71分以上をかけて雄大に濃厚にうねるような見事な演奏を聴かせてくれていました。
 ちなみに今回の録音がおこなわれたコンサート当日は、前半にヴェーベルンの「パッサカリア」と、元ベルリン・フィルのヴィオラ奏者で現在は作曲家として活動するブレット・ディーンの「アリエルズ・ミュージック」が演奏されています(ディーンの名はラトルの『惑星』に組み合わされた『コマロフの失墜』で一躍有名に)。

 シモーネ・ヤングのエームス・クラシックスへの録音としては、ハンブルク州立歌劇場の音楽総監督に就任した最初の新演出の上演で取り上げ、大きな話題と高い評価を得たヒンデミットのオペラ『画家マティス』全曲のライヴ・レコーディングも発売予定です。

ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1874年第1稿)[70:00]
 第1楽章 Allegro [19:54]
 第2楽章 Andante quasi allegretto [18:28]
 第3楽章 Sehr schnell. Trio. Im gleichen Tempo [12:45]
 第4楽章 Finale : Allegro moderato [18:53]
 ハンブルク・フィルハーモニー
 シモーネ・ヤング(指揮)

 録音時期:2007年12月1-3日
 録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)でのライヴ
 SACD Hybrid
 CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch.  プロデューサー:ディーター・エームス
 レコーディング・プロデューサー:イェンス・シューネマン
 5.0サラウンド・ミックス:イェンス・シューネマン
 サウンド・エンジニア:クリスティアン・フェルトゲン
 SACD Hybrid
 Stereo(2.0)/Multichannel(5.0)

【プロフィール】
シモーネ(シモーン)・ヤングは、1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこでピアノと作曲を学びました。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウス)でアシスタントを務めていた1985年、急病の指揮者に変わり、わずか数時間という予告で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たしました。
 その後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でコレペティ、アシスタント、専属指揮者を務め、パリではダニエル・バレンボイムのアシスタントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク『ヴォツェック』の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』のアシスタントなどもこなしてその実力を蓄えていきます。
 1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して短期間のうちに名声を築き上げました。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での『ラ・ボエーム』公演で、女性として初めて歌劇場管弦楽団を指揮したこと、パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィレンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれます。
 また、コンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、ハンブルク・フィル、ニューヨーク・フィルなどの指揮台に招かれていますが、1997年には、ウィーン・フィルを2005年11月、ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振ったことでも世界的な話題になりました。1999年から2002年までベルゲン・フィルの首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的な活動を繰り広げています。
 わが国でも1997年と2003年にNHK交響楽団に客演指揮して、好評を博しています。また2006年にはハンブルク高等音楽演劇院の教授に就任し、後進の指導にもあたっています。

収録曲   

  • 01. ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1874年第1稿)

総合評価

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まるで違う曲ではないですか?ブルックナー...

投稿日:2011/11/16 (水)

まるで違う曲ではないですか?ブルックナーはいったい自分の曲についてどのような判断をしていたのでしょうか?彼は実に不思議な、そして、ユニークな人物だったのでしょうね。2楽章がとくに美しい。しかし、3楽章はいけませんね。普及版の方が美しいです。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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交響曲第4番の初稿は初めて聴きました。 ...

投稿日:2011/07/03 (日)

交響曲第4番の初稿は初めて聴きました。    これまで通常の版を聴いて「どこがロマンティック?」と感じていましたが、この版を聴くと「これぞロマンティック!!」。ブルックナーが、感情の(感傷の?)趣くままに書いたような音楽で、特に第1楽章は整理整頓が行き届いてない感じがするものの、何か甘ーいオーラが全編をおおっているようで、とても気に入りました。    オーケストラも初めて聴く団体でしたが、やわらかくなめらかな音色でたっぷりと歌い、録音の良さ(私が最近聴いたCDの中ではベストの音質!)も相俟って、聴き終わった後にさわやかな気分にさせてくれました。    ということで、買ってよかった!!

たけっちゃん さん | 兵庫県 | 不明

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美しく、瑞々しい演奏だ。これは理屈抜きに...

投稿日:2011/05/01 (日)

美しく、瑞々しい演奏だ。これは理屈抜きに楽しめた。録音も良い。他の曲でもそうだが、なぜブルックナーは改訂後もオリジナルの楽譜を破棄しなかったのだろうか?第5のように、作曲者がオリジナルを残さなかった場合は、他者の評価とは関係なく、全く「自発的に」改訂したのだろうが。作曲家としての評価と名誉を確立したかったブルックナーが、改訂を行ったことは理解できるが、なぜオリジナルを破棄せず、複雑な版問題を引き起こしたのか?後世がオリジナルを評価してくれることを期待したのではないだろうか。ヤングのようにオリジナル版を積極的に取り上げる指揮者が増え、ブルックナー作品本来の姿が評価される時代がようやく訪れたのだと思う。

m326 さん | 新潟県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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