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Symphony No.2 : Ivor Bolton / Salzburg Mozarteum Orchestra

Bruckner (1824-1896)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
OC447
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description



ブルックナー:交響曲第2番(キャラガン版)
ボルトン&モーツァルテウム管弦楽団


ブルックナーの交響曲第2番には、少なくとも4つのヴァージョンがあることが知られています。最後の改訂は1982年になされていますが、現在演奏される機会が多いのは1872年の第1稿(2005年、ウィリアム・キャラガンによる校訂版)であり、これは第2楽章にスケルツォが置かれ、第3楽章にアダージョが置かれるという順番となっています。アダージョ楽章はもともとベートーヴェンの第9の第3楽章の形式に由来するものであり、この順序で演奏することで更にベートーヴェンを想起させることになります。またこの楽章のコーダに登場する跳躍の多いホルン・ソロは当時の奏者たちの能力ではしばしば演奏が困難であったとも言われます。ボルトンは他の曲と同じく、素朴さを前面に出したアプローチで、この曲の魅力を引き出しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(1872年版)

 第1楽章: Allegro. Ziemlich schnell
 第2楽章: Scherzo. Schnell
 第3楽章: Adagio. Feierlich, etwas bewegt
 第4楽章: Finale. Mehr schnell

 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
 アイヴァー・ボルトン(指揮)

 録音時期:2015年10月2-4日
 録音場所:ザルツブルク、祝祭大劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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完結編はsempre rubatoの精神に貫かれてい...

投稿日:2017/04/10 (月)

完結編はsempre rubatoの精神に貫かれていた 11年の歳月をかけてブルックナー・シンフォニー全曲を録音したボルトン&MOSは室内交響楽団の殻をかなぐり捨てた 古楽器奏法を取り入れながらデュナーミクを繊細に表現し分け楽曲構造を解析するかのごとく表出していた彼らが最後に残していたのがこの第2番ハ短調だった 予想は覆された 大胆不敵にもこれまで彼らが成し遂げた演奏法は否定された ppとmfが同等に歌われ響き渡った しかも第2番だけ初稿スコアが使われている ボルトンがこの第2番をブルックナー交響曲史の中にどう位置付けているか明瞭だ これこそが”ブルックナー”である象徴 ここに”ブルックナー”は始まったのであり完成したのだと言っている 全く同感である フィナーレで竟に 以後の交響曲でブルックナーの代名詞となるアラ・ブレーヴェが登場する ブルックナー・ファンは小躍りしてその音楽の波に飛び乗るのだ(このアラ・ブレーヴェを解さない者が似非ブルックナー像を営営と築き上げてきた) ボルトン&MOSの仕事の終わりはブルックナーの新たな出発になった これからブルックナーを演奏するとき彼らの成した仕事を無視して未来へは進めない すでにはじめに録音した第5番は生産中止となった いかに多くのブルックナー・ファンを公言する人たちからこの仕事が無視されたかを示す証拠だ わたしとてはじめは触らぬようにしていた 愚かなことだ だが一度耳にしても無視できるか できるのならば”あなた”はブルックナーを愛する人ではない 真に音楽を糧として生き ブルックナーを友にと願う人は耳傾けられることを切に願う

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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