Blu-ray Disc 輸入盤

交響曲第9番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン(2010)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACC102179BD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ブルックナー:交響曲第9番
バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン
ライヴ映像によるブルックナー・シリーズ!


バレンボイムのブルックナー第9番といえば、若き日にシカゴ響と録音した粗く迫力のある演奏が印象的でしたが、今回の映像作品は、その演奏を彷彿とさせながらも35年間という長い期間に蓄積された豊かな経験を感じさせる素晴らしい演奏内容となっています。

【バレンボイムのブルックナー】
ブルックナーを得意とするバレンボイムは、ヨーロッパでは高い評価を得ていることもあってか演奏回数が多く、録音でもすでにシカゴ響とベルリン・フィルとの交響曲全集2つに加えて声楽作品があり、さらに交響曲第4番と第7番には別録音も存在するなどその力の入れ方にはかなりのものがあります。
 また、映像作品も、ウィーン・フィルとの「テ・デウム」に、シュターツカペレ・ベルリンとの交響曲シリーズがリリースされています。

【得意の交響曲第9番】
交響曲第9番は、第5番と並んでバレンボイムが得意とするレパートリーで、かつてのシカゴ響盤、ベルリン・フィル盤共に、聴きごたえある演奏だったので、1992年の音楽総監督就任以来、長期に渡って良好な関係を築いているシュターツカペレ・ベルリンとの演奏の登場が待ち望まれていたところでもあります。
 シュターツカペレ・ベルリンはもともとオペラハウスのオーケストラであり、そのため通常のオーケストラ・コンサートの回数はあまり多くないのですが、2010年6月の演奏会では、ブルックナーの交響曲第4番から第9番までの6曲に、ベートーヴェンのピアノ協奏曲5曲を組み合わせる形でプログラムが組まれ、バレンボイムが強靱な体力で全演奏会の指揮とピアノをこなして現地では評判になったものということです。

【バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリン】
ワーグナーやブルックナーにおけるドラマティックで重厚な演奏がドイツで高く評価されるバレンボイム。フルトヴェングラーに私淑しながらもブーレーズとはきわめて親しい関係にあり、パレスチナの思想家、故エドワード・サイードとの交流からは「ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ」を創設するなど、多彩な活動を展開するバレンボイム。
 現在、ドイツでは、当たったときのコンサートの感銘深さでは最高の指揮者の一人と目されているバレンボイムですが、中でもブルックナーやベートーヴェン、マーラーでの劇的な音楽の素晴らしさには定評があり、この映像ソフトに収録されたブルックナー第5番でのティンパニの皮が破れるほどの力演も現地では大きな話題となったものです。
 11歳でマルケヴィッチのマスタークラスに出席し、12歳でフルトヴェングラーからピアノの天才と称えられ、ブーランジェには作曲と和声を師事するなど早くから多方面に才能を示したバレンボイムの指揮のキャリアはすでに40年以上。
 演奏のシュターツカペレ・ベルリンは、ベルリン国立歌劇場のオーケストラで、同劇場の音楽監督を1992年以来務めているバレンボイムとの関係はオペラとコンサートの両面に渡り、幅広く深いものがあることはすでに数々の録音でも証明済み。
 ドラマティックでありながらもたっぷりとうねる雄大なスケールの音楽を聴かせる近年のバレンボイムの手腕は素晴らしいものですが、それも長年の手兵であるシュターツカペレ・ベルリンの実力があればこそでしょう。(HMV)

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
 第1楽章:24分42秒/第2楽章:10分42秒/第3楽章:27分35秒

 シュターツカペレ・ベルリン
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 収録時期:2010年6月27日
 収録場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

 映像監督:エンリケ・サンチェス=ランチ
 収録時間:65分59秒
 画面:カラー、16:9、Full HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

収録曲   

  • 01. Anton Bruckner: Symphony No. 9 in D minor (Original Version)

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2010年6月のブルックナー・ツィクルス最終...

投稿日:2015/04/12 (日)

2010年6月のブルックナー・ツィクルス最終日の録画。このコンビの近年におけるベスト・フォームを記録した演奏に挙げていいだろう。第1楽章冒頭からトゥッティ(かつての言い方だと第1主題提示)に至るまでのテンポの動かし方(徐々に加速+最後に急減速)はフルトヴェングラーそっくり。かつてのバレンボイムの場合、こういう所がどうも「とってつけたように」不自然に聴こえたのだが、今やフルトヴェングラー様式−−と呼んでいいのでしょうね。今やわれわれはフルトヴェングラーしか聴かないが、20世紀前半の演奏ではこういうテンポ操作はかなり普遍的であったはず−−は完全に消化され、彼の身についたものになっている。たとえば、前日に演奏された第8番最後のアッチェレランドも、確かに加速はしているのだが、今やごく自然に納得できるものになっている。ただし、8番の場合は手抜きのない誠実な演奏ではあるが、表現が穏当なものになった代わりに、かつてのようなスリリングさが失われたとも言える。それに比べるとこの9番は最後まできわめてテンションが高く、表現意欲がみなぎっている。第1楽章再現部冒頭やコーダの圧倒的な気迫、スケルツォ主部の荒々しさも出色。第3楽章のいわゆる「生への訣別」部の壮絶な響き、コーダ直前の不協和音の強烈さも凄まじいかぎりだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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